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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成19年12月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:落合 愼悟 議員
質疑・質問日:12/14/2007
会派名:平成21


○落合委員
 おはようございます。大きく4点を伺いたいと思います。
 174号議案、175号議案、そして死亡事故の件と静浜基地の北側移転の関係、その4点を伺いたいと思います。
174号議案の件でございます。
まず、11月末で90%強の進捗率ということですが、用地造成についてはこれで終わりなのかどうか確認をします。
そして、平成19年度第3工区で発注しているんですが、平成18年度第4工区、これは西松、角丸建設ですか、3月に発注されて工事が行われている。これについて、第4工区は延長して何月までが工期だったのか、まずそれを伺いたいと思います。そして、第3工区は何月までの工期になるのか伺います。

それで、私はもともと建設業者でございますので、ある程度入札、随意契約については感じるところがあるんですが、なぜ、第4工区の部分の不良土の関係を第3工区につけてしまったのか。これはさきの本会議の一般質問でもある議員が発言していますが、それについて伺いたいと思います。

そして、随意契約は30%以内ならできるということをさっきおっしゃっていましたが、第4工区のときの受注額、設計額に対する受注額、50%以下ですよね。第3工区についてもそういう形だったと思うんですが、その単価で計算したもので今回随意契約されているのか。第3工区の単価でやったのか、第4工区の単価でやったのか、その辺の確認をしたいと思います。

そして、この土が悪かったということですが、それについて一部だけ土が悪いということでいいのか、今までやってきたところは良かったのか。滑走路ができてから地盤沈下が起きないのかどうか非常に心配になるわけですが、その辺の予測というか観測状況について伺いたいと思います。

 次に、175号議案の件を伺います。
 23年9月末という工期なんですが、23年の早いうちに完成するというお話が前回あったと思うんですが、9月まで延びてしまったということに対して伺いたいと思います。これはJRの関係ですから、随意契約でないとできないということはわかりますので、これについてはいいです。

 次に、死亡事故の件でございます。
11月16日に事故を起こして、22日再開ということでございます。6日間とまって、実際、大きなダンプ、私も何回か見に行って感じるんですが、ワゴン車でしたか、つぶされちゃったのが。非常に気の毒なことになりました。
 それによって、走行速度なんかが通常と変わらないのか。それとも安全運転のためにスピードを緩めているのか。そうしますと、今度は工期のおくれというのが関係してきますが、それについて、8月末完成予定でございますが、本当に8月末に完成できるのか。本当に安全管理しながらできるのか。ある程度余裕があったのかなということ。
 9月の議会の時に、私が大分延びるんじゃないかという質問をしましたけれども、その辺をもう一度、安全管理しながら8月末に完成できるのか伺いたいと思います。
 
 そして、今、静浜基地の南側を練習機が回っているわけですが、これが北側に移転するということで、来年の9月から静岡空港の試験飛行が始まりますので、それに合わせた形の中で北転になるということで、空域がほとんど藤枝市、焼津市に変わるわけです。それについて、11月18日に私どもの地元で、一部の自治会だけですが県から説明がありました。
 藤枝市においては、議会の方に8月の全協で説明されたと思うんですが、藤枝市としては全然地元に対する説明をしていないんですよ。その辺の不満がやはり地元にはあります。それについて県の方は、藤枝市は議会で、全協で説明しただけでいいのかなという気がします。やはり、藤枝市に対する指導というか、その辺が必要じゃないのかなと思います。
 今回の18日の説明会においても、藤枝市に問い合わせたところ、そのまま県の方にということで、藤枝市は何もしないという形で、県の方に空域説明についてはさせたということでございます。やはり藤枝市にとってのことですので、ある程度その辺も藤枝市の方に一緒になってやるように指導できないかなと思います。
 その中で、大分苦情がありました。大東町、大新島になりますけれども、今まで練習機に対する騒音が非常に大きかった。しかし、それに対する補償も当然ない。説明も今までなかったということで、今回初めての説明なんですよ。やはり安全面とか騒音の関係でありますので、その辺の地元の協力が得られるようにお願いしたいと思いますが、その辺について県の考え方を伺いたいと思います。以上、とりあえず伺います。

○勝山整備室長
 建設工事についてのお尋ねがございましたので、私の方からお答え申し上げたいと思います。
 その前に、委員長から御依頼のありましたイメージ図、断面図ですが、用意できましたので、できましたら委員の方々にごらんいただいて、御説明さしあげた方がいいかと思いますがよろしいでしょうか。

○須藤委員長
 結構です。
(資料配付)
○勝山整備室長
ただ今お配りしました断面図をごらんいただきながら、私の方で御説明させていただきます。
もちろんイメージ図ですので、非常に抽象化して、パターン化してございます。もちろん、現場の方はいろいろな状況で地形が込み入っていますけれど、断面としてのイメージ図はこのようになります。
左側が18年度の第4工区、3月から着手しましたが、黄色に着色した部分が当初契約をした部分になります。左の下に吹き出しがありまして「当初、想定外」と書いてありますが、実際着手したところ、もともと不良土と書いてある黄色の部分を当初1万立方メートル強と見込んでいたんですが、実際に現場に入って試掘をしたところ、その破線でかいてある白の部分、その部分に不良土がまだかなり深くあるということがわかりまして、真ん中の図面ですが、18年度の第4工区を請負契約の金額は変更せずに内容の変更をさせていただいたということでございます。当然のことながら、不良土は撤去して、盛り土に適する材料に置きかえることが必要ですので、そのように黄色の部分が下の方に下がっているということになります。
その結果、第4工区はもともと赤の破線でかいてあります高さまで盛り土をする予定でいたわけですが、そこまでの盛り土ができなくなったということでございます。で、その部分の盛り土の量が合わせて50万立方メートルあったということでございます。したがって、右側の図面のように、今回お諮りしている19年度の第3工区については、当初は青で着色した部分を契約しておったのですが、その赤の部分も含めて、最終的な完成断面は着陸帯――一番上までになることは変わりませんので、工事の目的が変わらないということで今回契約の変更をお願いしていると、簡単な図にしますとこのようになります。

まずはそれを御説明いたしまして、ただ今御質問のあった点について御説明いたします。
まずは、今回お諮りしている第3工区が用地造成工事の最終の工区か、工事ですかというお尋ねかと思います。19年度についても第1工区から順番に工事を発注しておりまして、これが第3工区になるわけですが、11月に第4工区という用地造成の工事を契約いたしました。これは4億円未満の請負工事ですので議会にはお諮りをしていませんが、これを契約いたしまして、これで本体の用地造成はすべて完了する見込みとなっております。これは再三御紹介しているとおり、今年度の末――来年の3月までに第4工区も含めて工事が終わることとしております。
それから、契約の工期ですが、18年度の第4工区については、当初は今年の8月31日までの工期でございました。それがこのような、左側の図にありますように不良土がかなり多くて処理にかなり時間を多く要したために、1カ月延長をさせていただいておりまして、9月28日まで工期を延長して、既に工事は完了しております。検査も終わっております。それから、19年度の第3工区ですが今回お諮りしている工区については、当初の契約時点では12月28日までの契約工期でございます。今回御承認いただければ、この工期を1月31日まで延期をさせていただきたいと、このように考えております。

それから、次の御質問の中で、18年度の第4工区の中で不良土が出土した、発見されたということなので、昨年度の第4工区を変更して、その中で処理をすべきだったのではないのかというお尋ねですが、18年度の第4工区につきましては、繰越工事でございまして、19年度の繰り越しの予算が19年度になってからでは既に確定しておりまして、繰越予算はそれぞれ繰り越した工事に割り付けられていまして、もう既に増額するだけの繰り越しの予算の余裕がございませんので、この18年度の第4工区を増額するということが不可能であったということでございます。

それから、第3工区の請負工事の単価でいわゆる随意契約するのかというお尋ねだったかと思いますが。当然のことながら、契約変更というのはイコール議員のおっしゃるとおり、いわゆる単独随意契約でございますが、これについては変更契約でございますので、当然19年度の第3工区のいわゆる契約比率とまったく同じ、土工についても単価もまったく同じもので契約をさせていただくという手続になります。

それから、これまでも不良土の発生などが他の現場であったのではないかということで、盛り土の沈下とかの懸念があるのではという御質問でございますが。当然のことながら、他の工区についても一番最初に盛り土の基礎をやるときには、それぞれ盛り土に適さない表土というものが存在しますので、それらはきれいに撤去して、新しい盛り土に適する土に置きかえて施工しておりますが、当然他の工区でもその基礎の部分については、多かれ少なかれありました。それは適切に処理をしてきたと考えております。
ただ、今回の場合、これまでと違っていたのは、土地収用のために現場に入って土質の調査を具体的にできなかった箇所であったことです。ほかの箇所については、工事をする前に地質調査をやったりしてその結果をもとに工事の設計をやっていましたので、多少不良土の量についての変更はありましたけれども、これほど大きく変更のあったものは承知をしておりません。たまたまここは、そのような手続のもとで現場に入れなかったということで当初契約をせざるを得なかったために、量の見込みに差が出たものと思っております。
それから、沈下に対する懸念ですが、先ほど8番委員のお尋ねの中でも答えさせていただきましたが、現場の盛り土の土については非常に良い土であり、施工もしっかりできているということでございますので、ここについても施工上の沈下等の心配というのはほとんどないものと考えております。ただ、他の場所と若干違うのは、やはりどうしても短期間の間に着陸帯までの盛り土をせざるを得ないという状況ですので、他の工区に比べれば若干心配はあろうかと思いますけれども、先ほど申し上げたとおり、圧縮率としては少ないものですから大きな影響はない、このように考えております。

 それから2番目の、175号議案についてのお尋ねでございます。
9月の議会で債務負担行為の変更をお願いした時に、私がお答えした覚えがございますが、確かに供用といいますか、工事の完成は23年度の早期にということをお話ししておりましたが、今回、契約については23年の9月までということでお諮りをしております。これは、工事については、JRの方から23年の5月ごろまでに工事は終わる計画というような工程表が提出されておりますので、23年の早期に工事ができると考えております。
 ただ、その後、いろいろ書類上の処理ですとか、そういうもろもろの後片づけといいますか、そういう処理に若干時間がかかりますので、それらを含めてJRと県との協定ということにしておりますので、その工期が23年9月までと、このようになっております。
 
それから3番目、死亡事故につきましてですが、現場内の運行速度については時速30キロということで、これまでも規定をつくってやってきたつもりでおります。ただ、今回、それをさらに確認するため、注意を喚起するために看板をつけたということでございまして、特にダンプの運行速度が事故以来遅くなって工程上に問題が生じるとか、そのようなことはないものと考えております。
 来年の8月末ぐらいを目途に、工事のすべてを完成させるよう仕事を進めておりますが、それについて大丈夫かというお尋ねだと思います。工事の工程上は非常にタイトと言いますか、厳しい工程であることは変わりないと思っておりますが、そこまでに工事を完成させて供用を迎えられると考えております。以上でございます。

○石田地域共生室長
 静浜飛行場の場周経路の北側移設のお尋ねでございますけれども、まず、基本的には県の立場といたしましては、平成5年の合意によりまして、県が責任を持って地元に説明を行い、かつ周辺対策も行うということになっております。
 藤枝市につきましては、ことし8月に市議会の全員協議会へまず御説明、お諮りいたしました。その時に、焼津市それから大井川町も同様でございますが、自治会連合会の方にまず説明をしていただくということで、手順が地元の市町との協議で決まりまして、10月に藤枝市の自治会連合会の方に御説明を申し上げまして、その時に関係する地元で説明会を要望するところについては県の方で説明いたしますということで、11月に地元藤枝市の大東町の自治会に御説明を申し上げているところでございます。
 その際、地元の方からは、離着陸の訓練が北側に移設するものですから、飛行の安全それから騒音についての質問がございました。
 騒音につきましては、既に静浜基地の方は平成18年度に訓練機をすべて入れかえをいたしまして、非常に騒音の方が軽減化されているということで、県の方でもそれについては一応確認をしている部分がございまして、その説明をいたしました。
 それから、飛行の安全につきましても、これまで基地が始まってから住民の生命、財産の方に影響を与えた事故は1件も起きておりませんものですから、それについては御説明申し上げ、それから今後とも説明の際、県としてもそういう安全飛行については要望していくということで御説明申し上げました。
 それからあと、説明会につきましては、また今後とも藤枝市あるいは焼津市、大井川町と十分協議をして、説明会の要望があれば、関係するところにつきましてはいつでも出かけていって説明するということで考えております。以上でございます。

○落合委員
 ありがとうございます。
 174号議案の件については、今のお話で、多分入札にしたら随意契約の金額よりも多分高くなったんじゃないかなと思います。半値以下でやった単価で発注を、多分されるという形になると思いますので。
 しかし、建設業者には非常に厳しい内容でございますので、その辺だけは酌んであげていただきたいと思います。

 第4工区は繰り越し関係ですから変更できないということもわかりました。しかし、随意契約にして入札した方がよかったんじゃないかなという気はちょっと残っていますけれどもね。その辺はいいと思います。

 そして、死亡事故の件はわかりました。

175号議案の件もわかりました。
 
静浜基地の件でございますが、県の方でこれから扱うということで、市の方はタッチしないということで説明がありました。これから要望があればするということですよね。それに対してどうなのかな。飛行機の音が小さくなったから補償も何もないよというようなお話だったんですが、やはり飛行機が自分の上を毎日、平均しても30回、多い時は100回ぐらい飛ぶよという話でございました。
 そうすると、やはり不安になりますよね。そういうことで、地元対策というのが私は必要じゃないかなという気がしますけれどもね。その辺また、これは答えなくて結構でございますけれども、私としても自分の地元であるし、私の上を飛ぶような、うちの上を飛ぶような形になりますので不安になります。以上、それだけお話しさせてもらって終わりにします。ありがとうございました。

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