• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成29年9月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:相坂 摂治 議員
質疑・質問日:10/03/2017
会派名:自民改革会議


○相坂委員
 よろしくお願いします。分割質問方式で大きく4つ質問させていただきます。
 まず、東静岡駅の文化力の拠点について伺いたいと思います。
 私は、最善の結論を出していただけたと思っています。その上で今後のことを聞いていきたいんですけれども、基本計画そのものもこれまで御提示いただいたものがかなり変更になるのではないかと思うのです。審議会への説明あるいは同意、それから今回新しく副知事を中心としたPTが立ち上がるということですが、PTのあり方など基本計画の変更等を含めた今後の手順とスケジュールをお示しください。

○松浦政策監
 5番委員にお答えいたします。
 今後のスケジュールでございますけれども、図書館を中心とした公的施設の先行整備を想定してございます。今年度、先行施設に図書館以外にどのような機能を盛り込んでいくのか、公的機能とか民間の参画を求める機能を含めて整理してまいりたいと思っております。
 その中で、立ち上げの準備をしております副知事をプロジェクトリーダーとするプロジェクトチームでございますけれども、導入を予定している機能について場合によっては各部をまたがっていろいろ検討を要する案件なんかもございます。あるいはほかの部からいろいろお知恵を拝借しながら進めていかなくてはいけない点もございますので、全庁的に一層体制を強化する意味で立ち上げるものであり、プロジェクトチームでの検討結果を導入機能の検討に反映させていきたいと考えております。
 それから、審議会についてお話をいただきました。専門家会議のようなものをどう考えているかということかと受けとめましたけれども、今後に向けて有識者会議の設置なども含めて、どういった形での体制がよろしいのか検討していきたいと考えております。
 それから、現在の基本計画についてですけれども、いろんな機能が一体的に整備されることを前提にしておりますので、例えば段階的な整備の検討を追及していく必要性もあるかと思っておりますけれども、今後の具体的な検討条件を見ながら、専門家会議の委員の意見も伺いながら対応を検討していきたいと考えております。

○相坂委員
 概略はわかりました。スケジュールをもうちょっと細かく説明できますか。

○松浦政策監
 スケジュールも含めまして、現在検討中でございますけれども、先ほども申し上げましたように、今年度、先行整備にどんな機能を導入していくのかについては官も民の機能も含めてでございますけれども、あわせて事業手法も検討していく必要があると思っております。
 今年度の作業を踏まえまして、次年度以降の作業に円滑につなげていきたいと考えておりますけれども、今年度想定どおりに作業が進めば、次年度は新しく整備する施設を具体的にどんなものにしていくのかをさらに整理して進めていくことになろうかと考えております。

○相坂委員
 わかりましたというか、これはわかったって余り言いたくないんです。というのは基本計画構想を練って計画をつくる間に、審議会も含めての東静岡エリアを大きく捉えることから始めて、かなりの時間を要してきましたよね。図書館機能の全面移転という大きな方針が決まったところまでせっかくきて、ここでまた来年度に施設規模だとか入れ込むものだとか具体化していくとなると、今年度も残り半年、来年度1年間というところまでは図書館が今工事をやっていてとまっていることを含めていくと、ひび割れの工事が終わればまた使うことになるのかもしれませんけれども、のんびりしていてもしようがないんじゃないかという気がするのです。もう一度伺いますけれども、今年度はどこまでをゴールにもっていけそうですか。

○松浦政策監
 5番委員にお答えいたします。
 これまで、構想策定から基本計画の取りまとめに大分時間がかかっているため、スピーディーな対応が求められていることはよく承知しております。このたび大方針といいますか、おおよその方向性をある程度固めることができましたので、その方針に基づいて早期実現が図られるように努めてまいりたいと考えております。
 プロジェクトチームも今立ち上げ準備をしてございますけれども、これを立ち上げまして全庁的に推進体制を整備しながら今年度の作業を進め、来年度には新しい先行整備施設の整備計画策定が当面の目標になろうかと思いますので、全力を挙げて取り組んでまいりたいと考えております。

○相坂委員
 ありがとうございます。
 頑張って早く実現しましょうと言う以外、言いようがないんですけれども、もう1つは東静岡の関係で伺います。所管は教育委員会になっていらっしゃると思いますが、県立中央図書館の跡地利用について何か議論が行われているかどうか教えてください。

○松浦政策監
 跡地につきましては、中央図書館の全館移転の検討とあわせて教育委員会と一緒に検討を始めているところでございます。跡地そのものの所管が教育委員会になってございますので、教育委員会との協議を進めながら、いろんな活用の可能性があるかと考えておりますので、いろんな観点から検討を進めてまいりたいと考えております。

○相坂委員
 ここからは要望で結構です。ぜひ御検討いただきたいと思います。
 まず、今回図書館機能の移転の話が出てきて、文化力の拠点と言われていた建物の計画で何階に何を入れようというもともとの絵の中に図書館がドカンと入ってくることになりますね。もちろん建物の規模も変わるかもしれませんけれども、文化・観光部が当初計画していた建物プランについて教育委員会にある程度はっきりと母屋をあげるわけですよね。ですから今まで挙がっている宿泊機能だとか、留学生機能の寮だとかレストランだとかいろんなものがあったと思いますけれども、このうちの幾らかは入れきれないじゃないか。あるいは図書館がここにくるなら、図書館とセットではやらないほうがいいのではないかという仕分けがなされていくと思うんですよ。なので要望事項としては、これは私が言うのだから勝手なことだろうからいいと思いますけど、文化・観光部がある程度跡地についても案を出す姿勢で取り組んでいただきたいなと思っています。というのはそこには県立美術館もあり、かつ大学もあり、文化・観光部がここでやろうと思っていたもともとの計画は大学コンソーシアムだったはずなんですよ。大学コンソーシアムが図書館と併用できるのかどうかも考えていくと、ひょっとしたら大学が集積している向こうに移って留学生の寮やら何やらを向こうにつくって大学拠点にしたほうがいいのではないかという構想も描けるかもしれないんですね。なので図書館がこっちへ出てくるのだったら、もう一度今までは東静岡だけで考えていたものを東静岡と跡地も含めた全体的な文化力――文化力という言い方は知事っぽいですけれど――を視野に入れたいろんなプランの入れ込み方を考えてもいいのではないかと思いますので要望しておきたいと思います。

 2つ目の質問に行きます。
 2週間ほど前かこの10日ぐらいのことだと思いますが、文部科学省が東京都にある大学定員を減らす方針を打ち出したという新聞記事を拝見しました。そこでお伺いしたいんですが、大学、私学も含めてお預かりされている皆さんとしては、東京都の大学定員を減らす方針について、どんな受けとめ方をなさったかを教えてください。

○室伏大学課長
 大学設置基準の見直しに関してお答えいたします。
 文部科学省は、9月29日に東京都特別区に所在する大学にかかわる告示といたしまして、平成30年4月の大学、短期大学の収容定員の増は認めない、平成31年の大学、短期大学の設置は認めないといった告示を発出いたしました。これが東京23区内の大学の定員抑制と言われているものでございまして、私ども大学課の受けとめとしましては、まだ平成30年と平成31年の取り扱いを決めただけで、また私学の動きもはっきりわかっていない状況の中ではありますが、本県への影響は少ないかと考えております。

○相坂委員
 これについて、東京都がどんな反応を示したか御承知ですか。

○室伏大学課長
 新聞記事で知った限りでございますが、東京都の小池知事におかれましては、この状況に関しては反対を申されているという認識を持っております。

○相坂委員
 人口転出、人口の東京への一極集中の根本的な原因は大学定員にあると思っています。静岡県の場合は3万5000人ぐらいの18歳が高校を卒業してという話は何度もしましたが、そのうち大学定員、短大定員を足しても静岡県内には1万しかないわけですね。専修学校等を入れても1万6000人ぐらいの定員しかなくて、大体大学進学率から考えると7000人ぐらいの18歳の方が静岡県を必然的に離れているわけです。そういうことも含めて東京都は反対しているということは、もう既にこの時点で東京都と地方の若者の取り合いが始まったなと思っています。
 そこで、現在静岡県内の大学定員がどのような状況になっているかわかりませんが、県大、私大を含めて今の大学定員の充足状況とか課題についてお答えいただきたいと思います。

○室伏大学課長
 現在の大学定員の充足率でございます。
 平成29年5月1日現在、県下にある国公立、私立の全てを加えた数字で充足率としては99.7%となっておりまして、おおむね100%の状況でございます。

○相坂委員
 前々から言い続けているんですけれども、大学を誘致すべきだと思いますよ。あるいは大学の定員をふやす。何度も申し上げますが、地方創生は東京にあって地方にないものを東京からもってくる行為だと思いますよ。東京にあって地方に独自のものを何か生み出して本当に人を集めることができるかというと集まらないと思うんですよ。先ほど申し上げたように大学定員そのものは数字上当たり前のように出て行っているわけですから、その数字をもってくるための施策を打つしかないわけで、定員をふやすか大学を誘致するしかないと思うんですね。ですから文部科学省が特別区は若者が集まり過ぎているから今後は歯どめをかけますとした以上、ぜひ先行して他県に先駆けてこの動きを捉えて、静岡県でどうやって18歳人口を静岡県にとどめるか、あるいは入れ込んでいくかという施策についてはふやしていく方針も示して打ち出していただきたいと思っておりますので要望しておきたいと思います。

 3つ目の質問です。
 日本平山頂シンボル施設についてです。
 基本的なことからもう1回聞きたいんですけれども、1年間の利用目標者数はどのぐらいだと考えていらっしゃるのか。

 ここの施設が間もなく1年後に完成する状況の中で、ここにいらっしゃる方々はどんな交通を使って来られるのかが2つ目の質問です。

 それから、展望フロアというか展望施設そのものにどういうものが入れ込まれていくのか概略を教えてください。

○永井観光政策課長
 まず、日本平山頂シンボル施設の入館者数をお答えいたします。
 現在、静岡市の調査によりますと日本平の山頂部には150万人の方が訪れているというデータがございます。ただし平成25年当時には富士山の世界遺産の登録効果もありまして約200万人の方が訪れていました。本事業につきましては県と市が連携して進めておりますが、現在のところ大ざっぱな目標で当時の200万人にいかに近づけるかということで県市連携していこうという考え方は持っております。ただし具体的に例えば平日に何人ぐらいとか、土日祝日は何人ぐらいといった目標数を出していきたいと考えております。

 次に、交通アクセスでございます。
 現在、やはり日本平山頂にお越しいただく方はマイカーが中心であると理解しております。公共交通機関につきましては静岡鉄道が1時間に1バスぐらいを出している現状がございます。完成後に多くの方が訪れていただくために、バスにつきましては現在、日本平の施設運営協議会――市と県、あるいは静岡鉄道、日本平ホテル、周辺の土産物を扱っている方が入っている協議会で提案していきたいと考えてございます。

 それから、展望施設に関して申し上げますと、最大の売りは富士山を初め360度見渡すことができることでございます。3階につきましては本当にぐるっと回って360度、日本平からすばらしい眺望を見ることができます。1階下がって2階にはお茶とかお菓子を提供して休んでいただく機能を持ったレストルームがございます。そこの富士山側は特にガラス越しになっていますので富士山を見ながら楽しんでちょっと御休憩いただく機能でございます。

○相坂委員
 ありがとうございました。
 次に伺いたいのは、運営主体は恐らく指定管理になるんだろうと思いますけれども、今後指定管理者の決め方だとか条件についてどう考えていらっしゃいますか。

○永井観光政策課長
 日本平シンボル施設の管理運営手法につきましては、検討中でございます。基本的な考え方としましては静岡市とよく調整を図って連携しながら管理する方法が一番いいと思っております。
 管理方法としまして、直営か指定管理方式かにつきましてはそれぞれメリット、デメリットを含めてさまざまな角度から検討を進めてまいりたいと思っております。
 また、ロープウエーを使って久能山東照宮に行かれる方、あるいは日本平ホテル、お土産屋とか周囲のいろんな民間事業者も含めてウイン・ウインの関係になるよう管理運営ができればと考えております。

○相坂委員
 ありがとうございます。
 日本平山頂に公園をつくろうという話は静岡市と県がずっと長いことやってきて、ようやく知事が決断してくださって市としても県に引っ張っていただく形でようやくここまできたわけですね。これからの山頂についてはいろんな土産物屋とかを統合しようとか、あるいはロープウエーの駅が老朽化しているから何とかしようだとか、附属施設もこれからかなり変わっていく様子もありますので、先ほども言ってくださいましたけれども、管理者選定も含めて、ぜひそういったさまざまな施設と連携がとれるようなところで引き続きリーダーシップを発揮していただける進め方をしていただきたいと思います。以上です。ありがとうございます。

 最後に、4番目になりますが総合計画後期アクションプラン評価書案の件で3つ伺います。
 まず1つ目は、観光客は大河ドラマ等もあって去年は過去最高だったということでありましたが、宿泊客がちょっと減少したと記載があります。評価では観光地の魅力や特徴に大変満足した人の割合だとか、静岡県の旅行に大変満足した旅行者の割合がC評価になっていて、それほど高くない状況になっている。宿泊者が減って魅力を感じた方が少なかったことを考えると、本県の観光は魅力的かつ長期滞在してもらう動機づけが乏しいんじゃないかと言えるんだろうと思います。
 なので、総合計画のこうした結果をどのように受けとめて今後の取り組みにつなげていかれるのか伺います。

 それから、2つ目は留学生の支援についてです。 留学生は人数そのものが総合計画の基準値を満たしていない結果です。平成29年の数値は出ていないですが、留学生の寮をつくろうかとかいろんな話が出ている中で今後留学生をどうやってふやしていくのか。

 それから、3つ目が富士山です。
 我々が県政を検証させていただいたときにも出てきましたが、富士山に関心のある人の割合があんまり高くないというか、世界遺産になったのに減っている状況です。富士山の日の学校休業も見直しが行われたり、ちょっと変化もあるわけですけれども、富士山に関心のある人の割合を総合計画の目標値として定めることがふさわしいかどうかもあるんですが、年々減少している要因だとか、今後総合計画の中の位置づけとか方針等があれば教えていただきたいと思います。

○横地観光振興課長
 宿泊者減の対応についてお答えいたします。
 本県の宿泊者数は、平成28年度は1943万人と総合計画の目標値1900万人を達成しておりますが、平成27年度の1966万人より減少しております。減少要因につきましては、昨年度県内や関東圏及び中部圏など近隣からの来訪者の割合がふえていることで宿泊者が減少する方向に働いたものと考えております。
 また、平成27年度は本県の外国人延べ宿泊者数が過去最多であったものですから、それと比較して減少しているものと考えられます。滞在時間を長くするための取り組みといたしましては、主に現在、JR東海やNEXCO中日本など交通事業者と連携して県内各地を宿泊して周遊する切符とか県内一定エリアが定額で2日間乗り放題となるドライブプランの造成を行い、県内全域を周遊し宿泊増につながる取り組みを行っております。
 また、空港の就航先からの誘客に取り組むとともに、旅行会社に対して宿泊のインセンティブが働く支援も行っております。加えまして来年度から3年間にわたりまして静岡デスティネーションキャンペーンが始まります。全国の旅行会社に対しまして、魅力的な旅行商品を提案し宿泊や滞在時間の増加につなげていく取り組みをしてまいりたいと考えております。このためにも従来の観光事業者に加えまして、商工業者、農林水産業者など多様な主体がDMOを核として連携し、観光中心に地域みずからが観光の魅力を高めていくよう取り組んでまいります。

○室伏大学課長
 総合計画の評価のうち、留学生に関する指標についてお答えいたします。
 まず、日本から海外に出て行く日本人留学生でございますが、指標にありますとおり平成27年度は585人で目標値を大きく下回っているところでございます。平成26年度に一度200人規模で大きく減少いたしまして、この要因といたしまして円安の影響や当時の国際情勢の不安で200人以上が大きく減少したところでございます。平成27年度以降につきましては若干持ち直して、まだ平成28年度の数字は現在調査中でございますけれども、恐らく平成27年度以上の数字にはなってくると思っております。
 県といたしましては、高校生、大学生を対象とした県内での留学フェアの開催、あるいは今年度から県内大学生を対象に、留学するための奨学金――渡航費や生活費を一部給付する事業を開始してございます。こういった事業で今年度は5名の学生を海外留学させることができております。こういった事業を引き続き実施いたしまして、日本から海外に行く学生をふやしてまいりたいと思っております。
 一方、海外から日本に来る留学生につきましては目標にはまだ達していないところではありますが、平成28年5月時点では2,300人余で目標の3,000人に至るかどうかというところでございます。この数字には高等教育機関、専修学校、日本語学校の3つの数字が入っておりまして、このうち大学等の高等教育機関につきましては平成29年度の数字が961人、平成28年度が864人で平成29年度は97名増加しております。これは各大学の留学生に対する取り組みが評価されてふえたのかなと思っております。
 県といたしましては、引き続き各大学での留学生支援に対する取り組みを支援あるいは県と市も海外において留学フェアを開催し、海外からの学生を呼び込むためにも静岡県を知ってもらうための情報発信に努めてまいりたいと考えております。

○内野富士山世界遺産課長
 総合計画の指標のうち、富士山に関心のある人の割合についてでございます。
 5番委員の御指摘のとおり、世界遺産の登録前につきましてはおおむね80%を維持しておりましたけれども、平成26年度を過ぎたころから減少傾向にありまして平成28年度は7割台を維持したものの3年連続で前年度を下回っている状況でございます。
 この要因は、世界遺産登録が平成25年6月にされ、盛り上がりの機運が全般的に落ちついてきた結果ではないかと考えております。
 調査結果を詳細に分析しますと、60代以上の方の関心度が高い一方で、若年層の関心の低さが目立ちまして、地域別にしましても西部地域の低さが目立つため若年層及び西部地域への重点的なPR等を現在まで行ってきたところでございます。富士山の日の記念行事の開催、親子で富士山を楽しく知るためのイベントを初め県民の方々の関心を高める工夫をしてまいりました。
 特に、若年層につきましては子供のころから富士山に関心を持っていただくことで長期的に富士山に関心のある方がふえるよう小学校6年生を対象にしました社会科教材を通じて富士山の文化的価値を学ぶふじのくにづくりキッズスタディプログラムを展開し、今年度は教材のデジタル化なども行い活用の幅を広げていく予定でございます。また富士山万葉集を編さんしてまいりましたけれども、小学生に富士山を詠んだ短歌の創作体験をしてもらうなど出張授業などを行ってまいりました。
 今後は、12月に開館する静岡県富士山世界遺産センターを拠点として世界遺産の富士山の価値をより広く県民の皆様にお伝えして理解を深めていただくよう努めてまいりたいと思います。
 また、指標の設定につきまして次期総合計画において見直しを検討しておりまして、世界文化遺産に登録された富士山が持つ顕著な普遍的価値が確実に後世に継承していくために信仰の対象であるとか芸術の源泉といった価値を認知、理解している方を増加させる必要があり、指標の見直しを現在調整しているところでございます。

○相坂委員
 ありがとうございました。
 2つ要望して終わりにしたいと思います。
 まず、観光宿泊客の件は静岡市の場合なのでほかは当てはまらないところもあろうかと思いますが、ホテルのベッド数は変えられないじゃないですか。いつもいっぱいの日は決まっていて、曜日によってどうしても1年通して入らない、このシーズンは入らないというのがある。だからほっておいても宿泊客が来てくれるところで何かを仕掛けたって余り意味がなくて、年間でこのシーズン、あるいは宿泊客が少ない日曜日に何かの観光の仕掛けや行事の仕掛け、あるいは夜に何かイベントを組むとかする。ホテルの1年間連続した入れ込みデータは余り出てこないんだけれども、何とか傾向をつかんでピンポイントのきめ細かい対応をしていただいたら、ふえる地域もあるのかなと思いますので、ぜひ調査していただけたらと思います。
 それから、富士山について総合計画の目標指標があるでしょう。関心のある人とか、なんか漠然と住民とか県民がどう感じたかということを余り指標に盛り込まないほうがいいのではないかなと思います。これは提案ですが具体的にどんなことをやったか、どういう行事にどういう参加があったかというような、ある程度客観的な指標に目標値は重点的に軸足を置いて目標設定をされたほうがいいんじゃないかなと思います。ちょっと総花的になりますけれども、御参考までにしていただけたらと思います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp