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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成19年9月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:早川 育子 議員
質疑・質問日:10/03/2007
会派名:公明党静岡県議団


○早川委員
 2点ほど質問をいたします。
 初めに、今議会に出ております第127号議案の件です。先ほど8番委員からも質問がございましたが、実際のところ、この新幹線の橋梁工事に非常に時間がかかるということで、開港と同時に供用開始ができないというお話でしたが。
実際に6月議会でいただいた資料の中でも、このルートの発表も出ておりますし、新幹線をまたぐということになれば、当然出てくる課題というのは事前にわかっていたはずだと思うんですが。
 空港開港にこれだけ時間がかかって、いざ開港しましたというときに非常に大事な道路のルートが供用できないというのは、特に地元の方にとってもそうですし、私たち県民にとっても一体どうなっているんだということになろうかと思いますが、このあたりのおくれた原因についてもう一度御説明願いたいと思います。

 2点目は、6月議会で、また本会議でも私質問しましたエコ空港ということに関して質問をいたします。エコ空港として環境に非常に配慮した空港ということで取り組みを6月議会で御説明いただきまして、これはターミナルビルに対しても運営会社の方に要望して、環境への配慮ということでお願いをしていくという話がございました。
今議会でも、電力エネルギーの件も御答弁がありましたが、そのお話を伺うにつけて、私は取り組みとして環境に配慮する。これが1つの静岡空港の特性でもあり、ある意味、空港自体を観光スポットの1つとして売り出していく価値があるんではないかなと思っております。
 今年、地球温暖化防止対策特別委員会の視察で真庭市というところに行きましたが、ここは、市全体が環境に取り組む姿勢を観光のスポットとして打ち出し、県外から多くの視察の人たちが――ほんとに山合いの小さな市なんですが――訪れているというお話を伺いました。
 本県でも空港を利活用していただくためにいろんなエアポートセールスを展開していただいておりますが、環境にこれだけ注目が集まっている時代ですので、もっと空港そのものを見ていただきたいというPRも必要かと思います。その辺の取り組みがあれば御紹介いただきたいと思います。以上です。
 
○勝山整備室長
 ただいまの7番委員からのお尋ねの件について、御説明申し上げます。
 第127号議案について、先般の6月の議会までで、今回のように新幹線をオーバーする工事がおくれるということが、もっと早い時点で課題がつかめていたのではないかという御質問だったかと思いますけれど。実は、今回の債務負担工事のもととなる議案は、今回の説明にも書いてございますように、今年の2月の議会のときに、19年度から20年度にかけて実施したいということでお諮りをして承認をいただいております。
 今年の初めまでは、実は19年度の6月の議会で工事の承認をいただいて、19年度丸々1年と20年度丸々1年、つまり2年間かけて工事を実施できるものということで、我々も想定しておりました。
 ただその時点では、まだJR東海と細かな設計――調査の結果に基づく設計協議を進めている段階でした。特に地すべりの傾向があるということで細かな詰めをやっておりまして、申し訳ありませんが、この2月の議会で債務負担行為の承認をいただいたときには、そこまで長くなるということは実は我々もわかっていなかったと。
 新幹線の上に橋を架けることは非常に難しい工事だという認識はございましたが、期間がこれまで長くなるということは我々もそこまでは承知していなかったものですから、丸々2年の工期があればなんとか進めることができるだろうということで考えておりました。
 今回は、19年度から23年度という債務負担行為をお願いをしているわけでございますが、実際に今回この債務負担行為が御承認いただけましたとしても、実際にJR東海と工事の委託の契約ができるのは、今年の12月議会――次の議会のときに御承認をいただいて、実際に年が明けてから着手ということになりますので、19年度の工事期間というのはほんのわずかしか取れません。そして、20年、21年、22年とやってですね、23年度までとなっておりますけど、実際には23年度は当初に工事期間が若干残るといいますか、出るだけというような工程となっております。できるだけ23年度も早期の時点で工事が終わるということでございますので、正味丸3年ちょっと時間がかかるというような内容のものでございます。
 確かに繰り返しになりますけど、新幹線の上の工事で慎重にやらなければならない。したがって、課題としては大きなものだという認識はございましたが、詳細なものが詰めあがったのは今年の早い時期だったということで御理解を賜りたいとこのように思います。

 それから、エコ空港についての御質問でございますが、富士山静岡空港については、委員からも御指摘のありましたとおり、緑に包まれた空港ということをキャッチフレーズにしていろいろPRしております。
 御案内のとおり、空港の本体だけでなくて周辺部も含めて自然環境豊かな場所を保全するということで、いろいろな取り組みを今までも行ってきました。開港後もその豊かな緑に包まれたという、その環境を1つの売り物にしたいというふうに考えておりますので、これからも今やっておりますものと同様に自然環境の保全などの取り組みをさらに進め、今まで培ったものを管理の上でも活かしていくような方策をとっていきたいというふうに考えております。
 議会の本会議等でも環境部局から答弁、説明がされておりますが、今環境局と我々の方で、空港の本体、それからターミナルビルについても、太陽光発電みたいなものを使ったもの、それから風力発電みたいなものは使えないかとか、それから屋上緑化などはどうかとか、そのようなさまざまな環境に配慮した取り組みですね、エコ空港としてのいくつかの項目があろうかと思いますが、そういうものについて、環境局と空港部、さらには富士山静岡空港株式会社も交えて、取り組むことができるものとしてどんなものがあるかということを具体的に協議をしておるところであります。
 まだ、これとこれというような、具体的にこれは実施しますとか、これはちょっと検討したができなかったとかいうところまで、細かくつぶさに御説明できるところまでは至っておりませんが、現在協議中でございます。以上です。

○早川委員
 ありがとうございました。
 第127号議案の件は説明はわかりましたが、やはり細かい詰めをしてみたら、2年では工事が完了できないというのがわかったというのは、あまりにも検討していただく内容としては、タイムスケジュールの管理が甘かったのではないかと言わせていただきます。
 やはり、空港の開港そのものに時間を要したということは、地元のいろんな協議で空港部が御努力いただいてるというのは承知しておりますが、それ以外の部分ではきちんとスケジュールどおりに進むようにしていただかないと、開港を楽しみにしている県民の皆さんの期待をそぐことにもなりますし、また道路というのは非常に大事なものでありますので、特に駐車場も拡充して利便性よくということをうたいにしているという点では、非常に残念な結果だと思います。これは意見です。

 あとエコ空港に関しましては、これもこれから細かい点は、一つ一つ売りにして検討していきたいということですが、実際に開港をもう1年8カ月を目前にしてターミナルの検討にも入っているということで、その管理運営会社との細かい打ち合わせというか、要望を出していく検討会というのをこれからどんな形でもっていかれるのか再質問をいたします。

○勝山整備室長
 空港部と富士山静岡空港株式会社との間では、先ほど来御質問の中に出ていますように、ビルだけでなくて空港本体、それからその付帯設備についても管理をお願いすることとなりますので、その管理の方法、例えばメンテナンスにかかる費用とか、そういうものを含めてやはり協議をしなくてはいけないというふうに思っております。
 富士山静岡空港株式会社とも密接に協議をしながらですね、どんなものが取り入れられるかということをコストの面も含めて十分に協議をしていきたいというふうに思います。
 それから当然、そのエコということに関しては環境局の方が主管部局となっておりますし、環境局との間でも、空港の方にこういうものが取り入れられるんではないかというような話もありますので、その部分をまた空港部内で具体的に研究してまいりたいと、そんなように考えています。以上です。

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