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委員会会議録

質問文書

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平成24年6月定例会くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大石 哲司(牧之原市・榛原郡南部) 議員
質疑・質問日:07/05/2012
会派名:自民改革会議


○大石委員
 それでは、質問させていただきます。質問は1項目だけで、廃棄物の処理について2点伺います。
 その前に意見を申し上げたいんですが、夏季クールビズ対策ということでサムライ・シャツ。これは昨日も伊熊部長さん初め、皆さん着てらっしゃったし、本会議場でも部長の方々全員、知事、それから議員の方でも賛同されて着てらっしゃいます。
 これは経済産業部の管轄ですので、ここで質問するというより私は意見を言います。というのはクールビズ対策は暮らしと環境、それから省エネ、いろんな面でこのくらし環境委員会にもくらし・環境部にも関係してくるわけですね。ですからそういう意味で意見を言わせていただきますが、それに対する意見がなければ答弁は要りませんし、部長さんに感想を聞かせていただきたいというふうに思います。
 サムライ・シャツは本会議場でも小楠議長が必ず着用されております。ただし、小楠議長もおうちから出てきて議長室へ入るまでは着てきません。あそこで着がえられて議長席へ着られております。ということは、御本人も家からずっと新幹線に乗ってここまで来られるのにちょっとちゅうちょされてるんじゃないかなと。言っていませんけど、似合わないという自覚を持ってらっしゃる。
 小楠議長は御出身も遠州南部ですし、遠州織物の地場産業の振興という趣旨については、当然のことながら賛同されております。私もその趣旨に賛同して実は3着買ってございます。買ってあるから言えると思うんです。議場では自分は着用しません。ということは、どこかで着なくちゃいけないかなと思いましたけど、あれだけ説明者席、ひな壇のほうで全員暗っぽいシャツと類似性の高いものを着てらっしゃると、何となく私はコピーとか右に倣えということが嫌いな人間なものですから、年をとるごとにそうなってきましたので、そういう性格が邪魔をしたのか、それから服装というのは着る人の人格と自己主張だというふうに私は思っていますので、そういう面で議長が着られても私は着ませんでした。
 それからもう一つ、サムライ・シャツはデザインからいろいろ考えて、老人に似合わないんですよね。白井さんには似合うけど。首元がはだけたデザインなので、老人だとこの辺の首元の汚れが目立つ。せめてもう少しハイネックというのか、襟を少し現代風に立てて、そういうデザインになってもいいかなというふうに思います。
 ただ私は批判するだけじゃいけないと思ってますから、皆さんが着てないところで逆に着てみようかなと思って、地元へ帰りまして女性のバレー大会、選手が200人ぐらいいるところへ来賓で呼ばれましたから着ていきました。それから地元の海水浴場の海開きが2回ありましたので、その場所へも着ていきました。おおむね評判が悪い。というのは、今言ったように襟元が非常に古臭い。それからすそがだらしがない。ちょっと座ったり行動するとしわがついてだらしがない。特にぽっこりおなかと短足の日本人中年以降には似合うデザインじゃない。これはワダエミさんに申しわけないんですが。それから色が暗い、もっと明るい輝くような白、あるいはピンクとまでは言いませんけど、もう少し色彩豊かであっていいじゃないか。あの色にするんだったらいっそスーツにしちゃったら。私があえてここへスーツを着てきてるのはそういう意味ですが、やっぱりすそが男の服装としては非常にけじめがつく。ところが、シャツだと大体皆さんバンドの下へ入れてますけど、外へ出すというのは非常に勇気が要るしスタイル的にも問題が多いと。
 そしてサムライ・シャツは値段が高い。海水浴場でそういう話をしてたら地元の洋品店を経営されている方がいて、うちのは中国製だけどそのかわり値段はそのお金だったら3着買えるよと。そういうことを聞かされると私も幾ら地元産業の振興といったってどきっとするわけですよね。その人らにしたってなりわいは立ってるわけですから。それに有名デザイナーには幾らデザイン料を払ってるかわかりませんが、多分10万円や20万円じゃないと思います。もう1つゼロがついてると思います。だからそういうデザイン料を払って、なおかつ1万円以上のシャツという感覚が若干私はぴんとこない。だからそういう面でもう少し庶民的視野に立って、私はこういう運動も悪いことじゃありません。地場産業、食の都みんなそうですけど、そういう意味で値段がせめて5,000円以下になるならおらも買ってもいいやという声も聞こえてきました。
 ですからいっそのこと、私がさっき言ったようにスーツにするか。これは今まで私どもがこれを言っても、知事さんは議場は神聖なところだからと言ってスーツ、ネクタイを欠かさなかったんです。それがこのサムライ・シャツになった途端に極めてオープンな服装になった。ということは、君子豹変したのか。それともこれも一種のフォーマルというふうに説得しようとしているのか。その辺が私にはちょっとわからないんですが、フォーマルの議場でも着れるシャツだと言うならもう少しけじめのついたシャツのデザインと色とかそういうものにしていただきたい。ですから、ぜひ部長会議等でできれば知事に――そこまでは要求しませんが――届くような形で意見集約をしていただきたい。このことについて、就任されたばかりですが、伊熊部長の感想があったら言ってください。

 質問ですが、1つは震災瓦れきの受け入れについてであります。
 島田市が率先して瓦れきの受け入れをされております。続いて、静岡市、裾野市も御決断をされたということで、それにかかわるいろんなことが報道されておりますし、私どもも報告をいただいております。そういう面で十分納得しておるし、我が会派としても議員の皆さんも皆そうだと思いますが、それぞれの地域に課題はあるにしてもこれを広げて震災地支援を早くやるというのは、これは絶対的な使命だと思っておりますので、このことについてはそのコロンブスの卵ではありませんけれど、先鞭を切った島田市さんの英断に、私ども近くですから思いますが、本当に敬意を表したいと思います。
 数日前の新聞に、島田市の処分場の所有者の方が――放射性の木材チップなどの焼却灰の最終処分場と私は理解しておりますが――そういうところにそういったものを持ってくることについてはおれたち反対だからと言って、地権者が賃貸で貸してたのを返還請求訴訟をやったというふうに聞いております。これは直接県政に関係ないこと、関係ないというか直接県との問題でありませんけど、ああいうのを見ると非常に私ども不愉快に感じるわけですよね。
 だから話が飛びますが、静岡空港の場合でも絶対反対と言って最後の最後まで体張って反対法廷闘争もやった人が、無駄な公共事業だと言ってた飛行機に乗って上海に飛んでいます。そういうような事実を考えると、だめにする反対っていうことが今何でも自由ですからはびこってますので、そういう面でもし担当のほうでこういった経過と事実について把握していたら、どっちが正しいとか悪いとかじゃなくて、今こんな状態ですということについて報告いただければありがたいなと。というのは、私ども近隣の地域に住む者としていろんなところで意見を聞かれますので、そういう面でぜひ御説明いただきたい。

 それから第2点ですが、これは私が2年連続でこの委員会に所属させていただいてるものですからまたかということになろうかと思いますが、榛原ふるさとの森という牧之原市、旧榛原町勝俣にある土地が東海大地震の際の津波で発生した瓦れきの最終処分場の候補地として去年挙げられた、県のほうで中部地区3カ所のうちの1カ所に入れた件についてでございます。
 繰り返しになりますが、あそこは空港建設に反対するオオタカを守る会という全県下を網羅した自然保護団体の皆さん、あるいは地元の地権者の皆さんがだんだんお話を詰めていってオオタカの生息状況を調査した結果、周辺の森やふるさとを、里山を確保するならやむを得ないなというところまで妥協していただいて、あの30ヘクタールを民有地から県有地に取得したところでございます。その周辺には3カ所約160ヘクタールにわたる近代的な農地造成が行われておりまして、見渡す限りの茶畑が今地場産業の拠点としてなっております。その後、榛原ふるさとの森はまさにこのくらし・環境部で担当する仕事として環境教育の場、チラシもパンフレットも立派なものが出てます。夏休みとか休日、連休等は子供たちがいっぱい来て、説明員あるいは先生方がしっかり里山と生物、動植物のかかわり、失われたふるさとをそこで説明をされて非常に評価の高いところでございます。
 そこをくらし・環境部としても力を入れてたんだと思うんですが、なぜ瓦れきの処理場の3カ所のうちの1カ所、あとは山場のほうの県有林ですよね。ここにも林がありますけれど、ほとんど県有林ですが、その中にそういう施設を県が多大なお金をかけて整備して、力入れてるわけですよね。ですから、やめられた副知事の岩瀬さんも旧榛原町の今で言う副市長、当時の助役を3年半もやられた方でその地域のことを熟知しております。ですから、やめられた方の名前を出して申しわけありませんが、なぜこうなっちゃったのかなと、オーケーしちゃったのかなと。
 それから、本会議で当時我が会派の安間議員の質問で敏速に対応しろということでしたので、東・中・西3カ所ずつ指定したということも――私は知事の方針であるとにかく現場主義で前倒しで敏速に対応するっていうことはよくわかるわけですが――こうした経過を考えてみれば、ここだけは間違いだった。仮に民有地を将来利用するにしても近在にはいっぱいそれに適したような谷や山があるわけです。たまたま県有地であるからといってぽんと入れちゃったんじゃないかなというふうに私は思って、ずっと去年も委員会ごとに当局に申し上げました。当時は松浦部長で、鈴木担当課長は2年続けて私のお相手をしていただけるわけで、鈴木さんも空港問題にずっとかかわってきましたので、そういう面では経過もよくおわかりだと思います。ただしですね、ここを指定するかしないかについては、くらし・環境部の問題じゃないと思って危機管理部あるいは知事初めトップの判断ということもかかわってきますので、ここで私が幾ら申し上げたってそう簡単にひっくり返るものではないというのは答弁で私はよくわかりました。
 ですけど、ことしの2月議会のとき、私はそういう答えしか返ってこないんだったら私は地元でいろいろ聞かれたら、もう万一そういうことになっても私がいる限り絶対やらせないから、ですからそれでもいいかって聞いたらいいですよって県の担当の方も言ったから、そういうことで安心してくださいって私は地元の勝俣区に返事をしてあるわけです。ですからその後、どうこう異論が出てきてないわけです。
 ですけど、私は役所っていうのはいずれ鈴木さんもかわられる。新しい人に文章で引き継いでいったって、こういうやりとり、今までの経過、空港問題も含めてそういう場所を確保してきた経過っていうのはみんな忘れちゃう。全然違うけど、空港隣接地域の整備に合計50億円ぐらいかけてこういう道や川を直しますよって言ってたのが、まだ2割しかやってないじゃないですか。それも開港後5年以内っていったらあと2年で終わりなんです。ですからそれ延長するかどうかで今地元もいろいろ大騒ぎしてるわけですが、それはそれとして。だから役所の仕事っていうのは、次へバトンタッチしたとき、書類とかやった事実は伝えておくけど心が伝わっていかないですよね。
 ですから、私はこの問題ももしかしたら心は引き継がれないのではないかと危惧しております。私だって非常に老兵でございますので近い将来こういう場所から去っていくと。だれがそれを引き継いでいくか。それから役所の人は2年ぐらいでかわるけど、政治家っていうのは2年や3年じゃかわらない、かわれない。あるいは地元に対して未来永劫まで責任を持つわけですから。そういう面で私は決してこのくらし・環境部を――皆さんを責めるという意味だけじゃなくて、この問題についてやっぱり私はけじめのある、一日も早く候補地から外すような努力をしてもらいたいと思っております。そのことについて担当の鈴木課長あるいは部長から御説明をいただきたい。以上です。

○伊熊くらし・環境部長
 最初にサムライ・シャツの御意見についてでございます。委員御指摘の部分も私も十分わかる部分でございまして、私も余り似合ってなかったかなという気はいたしております。しかし、やはりつくったばかりということがありまして、まだまだ改善の余地があるのではないかということを知事も言っておりますし、経済産業部もずっとこれでいくということではありません。おまけにまたつくり始めの生産量も少ない関係でやっぱり価格も高いということだろうと思いますので、これがもう少しデザイン等も改善をされ普及してくれば、当然量産効果が出れば価格も下がってくるということもあろうと思います。これにつきましては、大石委員の御意見につきまして、こういった御意見があったと経済産業部のほうにもお伝えをしたいと思います。
 私も2枚買わせていただきましたが、枚数持っておりませんから、どうしてもしわが寄りやすいという。特にちょっと色が薄いのは麻が2割から3割ぐらい含まれているため、どうしても膨らむような形になりましてアイロンもかけにくいというのがありますので、この辺が私ちょっと似合わない部分があるかなと。それにシャツに体を合わせるようにしてやっていかなくちゃいけないかもしれませんが、大石委員の御意見は経済産業部にお伝えをしていきたいと思います。

 もう1点、最後に御質問がありました榛原ふるさとの森の最終処分場の指定ということでございますけど、私は榛原ふるさとの森につきましては、4月に現地を見てまいりました。確かに自然環境がよく守られておりまして、これまでいた動植物が保護され、さらには里山を再生されたということでございますので、大変すばらしいところであろうと思ってございます。
 一方で、東日本大震災の災害廃棄物処理の状況を見ますと、大量の災害廃棄物が発生をし、この処理に窮境としていたというのがあります。東海地震は30年以内に88%の確立で発生するということも言われておりますので、静岡県でも同様の事態が当然あり得るということを考えると、そのときに備えた災害廃棄物の最終処分場を確保する必要があるということを私もよく認識しております。
 そこでなぜあそこということがありますが、県下、東・中・西部ぐらいである程度の最終処分場の確保をしていかなくちゃいけないという中で12月の下旬にそれぞれ東・中・西部3カ所程度ということを考えました。その中で、まずは県有地を念頭として選定した結果、その場所をお示ししたところでありますが、これはあくまでも中間報告といいますか、途中段階でございます。今後第4次の被害想定が出されると思います。そうすると、その災害廃棄物の想定発生量も当然従来よりもふえる可能性があると思いますので、それをどう対応していくかということは第4次の被害想定を受けて私どもくらし・環境部がやらなくてはいけないことだと思っておりますので、そうした中で県有地に限らず適地があればそこを選定していくようなことになろうと思います。これは市町とも十分協議、お話をして一緒になって考えていってその仕事を進めていきたいと思ってございますので、榛原ふるさとの森が決定しているわけではありません。今後の第4次被害想定における災害廃棄物の発生量を踏まえて市町と十分協議をして適地を決めていくような形で考えたいと思いますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。

○鈴木廃棄物リサイクル課長
 島田市の処分場についてお答えいたします。
 島田市のほうでは地権者11人のうち6人の方から通告書をいただいたということであります。これに対して島田市としては、真摯に対応したいということで回答書を準備しているというふうに伺っております。通告書の中身としましては放射性物質100ベクレルを上限にしてもらいたいとか、広域処理のものは遠慮してもらいたいとかという内容が盛り込まれているということです。
 県内でも100ベクレルとか200ベクレルというのは通常ごみの中で出ているような状況にもございますので、そういう条件になりますと一般ごみも埋められないというようなことで、島田市としてもこれはすぐそのままわかりましたというわけにはいかないということで、よく話し合いながら市として努力して御理解を賜るようにしたいということを伺っております。以上です。

○大石委員
 意見だけ申し上げます。
 お人柄の出ている答弁をいただきまして、ありがとうございました。
 このくらし・環境部っていうのは環境を守るほうの部なので、危機管理部とか側の理解をしてるようなことを言わなくても、これから機会あるごとにあそこだけ外してくれということを言い続けてください。お願いします。

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