• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成26年10月次世代人材育成特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:仁科 喜世志 議員
質疑・質問日:10/21/2014
会派名:自民改革会議


○仁科委員
 御説明ありがとうございます。先生のまとめのところで、本人の適性とそれから職業の特性がマッチするものを見つけさせ、高めることが求められているという話がありました。冒頭に、やる気のないという現状の話がありまして、そうすると学校の先生の教え方がうまくいってないというのが、小学校の分野でも、中学校の分野でも、高校の分野でも、大学の分野でもあるのかなというのをまず感じたんですね。
 それで中学校の事例の中に、修学旅行とか学校行事に入れ込んで、そういう体験をさせるんだと。それで必修科目になっているけども、それは3日間だって言われました。3日間で何がわかるかというと、私は全くわからないと思うんですね。ですから、生涯の職業につくための社会的責任といいますか、社会的一個人としての自分自身が社会への貢献もしていかないといけないし、自分もスキルアップしていかなければならないという部分で、小中学校は平成20年から、高校は平成21年から学習指導要領でもきっちり定められているといっていますけども、学校でやらなきゃならないことが多過ぎて、現実の学校では戸惑ってるのが現状じゃないのかなって感じたんですけど、どうなんですか。

○山ア保寿氏
 戸惑ってる面も多々あります。こなしきれない。新しいものが次々と来る。それから、先生方の能力としても情報技術の指導だけでも、ある程度はもちろんできるんですが、それをもっと指導力を高めたいのにキャリア教育をやらなきゃいけないのかと。キャリア教育を指導している間は情報と多少重なるんですけども、そんなにぴったり重なってませんので別のことをやらなきゃいけないとかですね。道徳もやらなきゃいけない。そういう面はございます。これは全体として目指すものとして、最終段階ではやはりマッチングというのは考えないわけにはいきませんので、まず国、県と教育行政の全体としては、先ほど御説明したような流れできておりまして、キャリア教育の充実を目指しております。また不十分かもしれませんが、支援等もさまざまにしていくという方向にきております。学校はその発達段階に応じて、小学校の低学年ですと人間関係の形成とか、そうしたことをキャリア教育の一環としてもとらえて極力体系的に指導をして、高校3年生でのマッチングをうまく見つける可能性が高まるように指導をしているというようなことであります。
 ただ、そういう指導をしても、そこから循環的になるんですが、やはり仕事をやめるという理由として人間関係の問題っていうのが第一にあがってくるという課題があるんですね。その課題は30代未満ぐらいの人たちの状況を調べたわけですけれども、30代になってからでは遅いので、またこれ循環して小学生の段階、あるいは幼稚園の段階から人間関係等も含めたキャリア教育が必要だということに。その教育の論理としては循環してるんですよ。ただその循環が、やはり全てはうまくいってないんですね。したがって人間関係をしっかりやるようにといろいろ言っていても、でもいじめはあるじゃないか、人間関係がどっかで崩れるじゃないか、実際職業についても1割ぐらいは人間関係が理由でやめてるじゃないかというような面はどうしてもあるという状況なんですね。

○仁科委員
 その話の延長上で、先生の御説明の中に国家資格を取ったキャリアカウンセラーとかそういう人たちが指導していくという説明もありました。やはり先生といえども教科によったり、いろんな性教育だとか食育だとかそういうのもあって、例えば性教育だと養護教諭になってみたり、食育だと栄養教諭になってみたり、トータル的にキャリア教育が全ての共通項の中にあったとしても、現状の先生方の資質や考え方、教科によっては専門職もあるかもわかりませんけども、そういう分野にキャリアカウンセラーの方を市町に1人ずつ入れていくとか、そういう身近にやっていかないと、理想と現実が乖離してしまうという心配をしているんですけども、その辺はどうなんでしょうか。

○山ア保寿氏
 そうしたキャリアカウンセラーが、できれば学校に1人ずつ程度、配置するのは本当に望ましいと思います。主にはやはり高校でしょうね。小中は普通のカウンセラーでもちろんいいと思いますが、高校はできればキャリアカウンセリングにも明るいカウンセラーを配置するというのは大事です。それで、その活動状況はどうかといいますと、長野県はNPOがありまして、キャリアカウンセラー団体が夢のデザイン塾っていうNPOをつくって、そして国のほうから予算もいただいて各学校へ希望があれば週何回か行ってキャリアカウンセリングを行うということやっておりました。静岡県でそれはないと思います。私も全てを知っているわけではないんですけど、ですから、そこはやはりまだ薄い部分でありますので、そうしたことは今後強めていくことにして。
 キャリアカウンセラーの資格を取るのは、結構難しいです。例えば大学院を出て、そうした科目を取っていけなきゃいけないであるとか、あるいは学会に所属してある程度実績がないといけないであるとかそういった条件があります。言い方がちょっとよくないかもしれないですが、容易に取れるキャリアカウンセラーの資格もあることはあります。ただ、その出している団体が弱いということですけどね。ですので、キャリアカウンセラーと称していてもどこで認定されているかによって、いろいろではあります。いずれにしましても、静岡県も総じて、キャリアカウンセラーなどは非常に重要であるというふうに思います。1人来てくれるだけでも随分違うかと思います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp