• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 委員会補足文書

ここから本文です。

委員会会議録

委員会補足文書

開催別議員別委員会別検索用


平成21年12月定例会県民委員会
野澤 義雄 【 討論 】 発言日: 12/15/2009 会派名: 平成21


○野澤(義)委員
 この158号議案についてでありますけれども、私は西部に住む人間ですけども、はっきり申し上げて、私の住むところでは富士山が見えません。しかし、小さいころからあこがれを持っておりましたから、ちょっと高い山に登ると、富士山の眺望のいい名所がありまして、やはり冬場ですけども、行って満足して帰ってきたなんていうような思い出もあります。
 例えば校歌なんかでも、県内の富士を仰ぐ多くの小中学校、高校では、富士山を仰ぎ見ながらあるいは抱かれながら学びというような校歌が随分あろうかというふうに思いますけれども、残念ながら私たちのほうはそういうことで、富士山を余り見ることができないもんですから、ほとんどの学校で富士山の固有名詞が入った校歌というのは、余り見受けられないというのが実態であります。
 それがすべてではありませんけども、県内のどこにおっても富士山が非常に心の中に占める大きな位置を占めているかというと、そうばっかりでもないというようなことも、これ事実でございます。あこがれは大変持っていながらも、富士山というものの大きさ、美しさ、気高さ、そういうものを実感としてなかなか感じていないというような――静岡県は広いものですから――そういう県民もいることも、これ事実であります。
 そうした中で、前石川県政もふじのくにづくり、こういう理念を掲げてやってきましたし、私たちはそれに大いに賛同しながら議会活動をしてきたつもりであります。また知事がかわって川勝県政となってからも、やはり富士山のように気高く、美しく、また志の高い人が住む、そういった県土づくり、こういうものを目指すんだというような、やはり前石川県政を継承するような、そしてまたさらにバージョンアップをしたような形の中で、県土づくりの理念を掲げて進んでいるわけでありまして、やはり静岡県に住む人間が、本当にふじのくに有徳の志というようなことで、1つの理念、志を持って、みんなで力を合わせて県土づくりをやっていくということが非常に大事だし、これから地方にまさにそういうことが求められているということで、この川勝県政にも大いに期待をしているところであります。
 そのためには、さまざまな取り組みは大いにあって結構だし、スピード感を持ってやっていただきたいというのも、大いに行政に期待をしているところでございます。例えば、歌にしても県歌がありますね、静岡県歌、これも富士山を歌っておりますし、しずおか賛歌「富士よ夢よ友よ」というのがあります。それもやはり富士山がテーマに、歌詞にも添えられておりますけれども、しかし一般の県民あるいは国民と言ってもいいでしょうけども、富士山ってどんな歌があるんだというと、こういう歌は知らないですよね、県民の一部は知ってますけども。「頭を雲の上に出し、四方の山を見おろして」というような、あの童謡の歌を思い出すんだろうと思いますし、静岡県で大きなイベントがあっても、必ずちょっと編曲をした中でそういったものが出てきますけども、やっぱりそれだけではあの富士山に対してふさわしくないんではないかと。もっと交響曲みたいなすばらしいような富士山自身をたたえるようなテーマの音楽、歌なんかもあったっていいんではないかなというふうに思いながら、まだまだ私たちの富士山に対する思い入れというか、取り組みが足らないように感じております。
 余分なことを申しましたけれども、そういう意味で、富士山の日というものをより多くの県民に、より認知をしてもらいながら思いを結集するということでは、決して悪い取り組みではないし、川勝県政になって、よりスピード感を持ってやるんだというような姿勢もうかがえますから、ぜひ制定をしたらどうかというふうに思っております。
 ただ、いろいろ議論があったように、2月23日でいいのかとか、それから他県、他地域との整合はどうだとか、いろいろな問題もそれはもちろん多少はあろうかというふうに思います。2月23日については、やっぱり外国人もと言いますけども、多くの日本人が2、2、3という数字、富士山かということで納得をするわけですから、非常にわかりやすいんではないかなと思います。夏場の登山シーズンか、あるいは富士山の眺めがいい、よく見えるときかというような議論もありますけれども、より多くの人がというと、冬場もまたこれもいいんではないかと。2月23日、これは適当ねというような思いもしているところでございます。
 また、富士河口湖町が既に制定をしている。富士吉田市といろいろなやりとりがある中で、なかなかうまく調整がつかない。したがって、山梨県もそこのところをもってなかなか自分たちの結論も出し得ないというような経緯も、この委員会の議論の中でわかりました。そこで静岡県が別の日に制定するなんていうと、これは全く混乱のもとになりますけども、富士河口湖町が2月23日というようなことで既にやっておりますから、この点についてはそんなに混乱はないと思いますし、当の山梨県の反応としては、反対とかそういうことを言ってるわけではありませんし、恐らく静岡県がそういうことで制定をすれば、前向きに理解をしながら、またいろんな意味で力を合わせてやっていってくれるだろうというような期待もしております。
 そんなわけで、ここで2月23日、富士山の日ということで、条例として制定をしながら、よりふじのくにの県土づくり、また世界文化遺産登録に向けても周辺の地域とも力を合わせながら進んでいけたらなと思っております。
 特にあえて申し添えるならば、世界文化遺産登録に向けて、今までの経緯、山梨県、それから神奈川県ともあるでしょうけども、そごを来たさないような連携を当局にもお願いをしながら、賛成の討論といたします。以上です。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp