クモの巣ネット工法


登録番号

1382

画像なし

登録番号(NETIS)

KT-020056-VE

評価結果

レベル3

区分

工法

分野

共通工 /法面工

新技術名称

クモの巣ネット工法

副題

防食加工済高強度ネットと補強材とを組合わせたのり面保護工法

従来技術名称

吹付枠工(併用;鉄筋挿入工・植生工)

問い合わせ先

エコ・パワーネット工法会
03-5366-9838

概要

 のり面表層崩壊対策工の従来技術として、剛構造の吹付枠工が主流ですが、クモの巣ネット工法は、鉄筋組立やコンクリートを築造しない柔構造の斜面安定工です。 のり面全体の安定については、すべり層厚3.0mまで補強土工で抵抗し、補強土工間の中抜け防止には、のり面全体に張った高強度な硬鋼線ネットにより抵抗します。この補強土工の設計に当っては、道路土工の地山補強土工に準拠します。 本工法の特徴として、工種減により工期短縮につながり、かつ二次製品がほとんどを占めることから施工管理も容易になります。また、高強度ネットを金網張工同様に緑化基礎工とし、のり面全体の緑化が可能です。特に効果の高い適用範囲は二重防食加工により海岸地域ののり面や、崩壊後の斜面安定対策、老朽化した既設モルタル吹付面の補修・補強対策などです。

活用に当たっての留意事項

・補強材の設計は、道路土工 切土工・斜面安定工指針(平成21年度版)に準拠し、2m以下の軽微な崩壊は、経験的手法を採用。安定計算によるものは、移動土塊の層厚により決定する。 ・検討のり面(斜面)以外にも同一の地山で他の崩壊要因が見られる場合、他工法との併用を検討し、防止策の選定をする。 ・植生工の適用にあたっては、斜面勾配、土壌硬度、土壌酸度等、適用する各植生工法の特徴を十分に考慮する。 ・のり面(斜面)に湧水がある場合には排水対策が必要。

適用可能な箇所

@表層崩壊の危険があり、崩壊想定深さが概ね3m以内、崩壊長さは概ね30m以内ののり面。 A適用地盤が土砂(砂礫、砂質土など)、軟岩(風化岩、土丹など)、硬岩(亀裂性岩盤など)であること。


[ 全文書:PDF形式ファイル ]

pdfファイル

このページの先頭へ戻る

このページに関するお問い合わせ

交通基盤部建設経済局技術調査課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2131
ファクス番号:054-221-3569
gijyutsukanri@pref.shizuoka.lg.jp