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定例幹部職員会議 部局の取組紹介 |
令和4年07月25日 |

ヤングケアラー支援に向けた取組〜ヤングケアラー実態調査の結果を踏まえて〜

健康福祉部こども未来局こども家庭課

1 要 旨
県内のヤングケアラーの実態を把握するため、県内の小学5年生から高校生を対象にした静岡県ヤングケアラー実態調査を実施。
この調査結果を踏まえ、市町や関係機関と連携し、ヤングケアラーを早期発見し、必要な支援ができる体制の構築に取り組む。
2 調査の結果
ケアの有無 | 家族のケアをしている子どもは、全体の4.6% |
学校生活等への影響 | ケアしている子どものうち約2割が学校生活等に影響があると回答 |
(ヤングケアラーの特徴)
多様なヤングケアラー像 | 兄弟姉妹や母親をはじめ様々な家族をケアしており、家事や兄弟姉妹の世話、見守りなどケアの内容も多岐にわたる。 |
ケアのきつさの自覚が
ない子どもの存在 | ケアが当たり前で、きつさを十分に自覚できていない子どもがいると推察される。 |
当事者同士の交流 | 気軽に相談できる場所の要望が複数あり、同じ悩みを抱えた子ども同士の交流の場が求められる。 |
3 令和4年度の取組
(1)早期発見・把握に向けた取組
ヤングケアラーの相談窓口(電話、LINE)を開設するとともに、福祉や教育等関係職員に、学校生活や家族の介護サービス提供時などの際に、早期にヤングケアラーを発見するための研修を行う。
【教育・福祉職員等向け研修会】
区 分 | 対象者 | 実施時期 |
学 校 | 教員
スクールソーシャルワーカー | 7月〜 |
福 祉 | 介護支援専門員
相談支援専門員 | 7月〜
9月〜 |
地 域 | 主任児童委員 | 1月〜 |
(2)市町の支援体制の構築に向けた支援
区 分 | 内 容 |
コーディネーター派遣 | 様々なヤングケアラー家庭に対応する、多機関が連携した市町の支援体制構築を支援 |
(3)当事者同士の交流の提供
区 分 | 内 容 |
交流会、オンラインサロン | ヤングケアラーや元ヤングケアラーが交流し、悩みの共有や相談が気軽に行える場を提供(9月〜) |

【添付資料】

ヤングケアラー支援に向けた取組〜ヤングケアラー実態調査の結果を踏まえて〜 (516KB)
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