

定例幹部職員会議 部局の取組紹介 |
令和1年06月17日 |

がん対策の推進

健康福祉部医療健康局疾病対策課

1 要旨
がんは昭和57年以降、本県の死因の第1位であり男性の3人に2人、女性の2人に1人は、
生涯のうちにがんに罹患する状況である。
県では、平成29年度に第3次静岡県がん対策推進計画を策定し、新たな全体目標として
「がんを患う県民を、減らし、見つけ、治し、支える静岡県」を掲げ、従来のがん対策に加え、
新たにがんゲノム医療や先進的な医療の推進、小児・AYA※世代のがん対策等、6年間に
わたって様々な施策を展開していく。
※ AYA:Adolescent and Young Adult(思春期・若年成人)
2 取組内容
(1)がん診療提供体制の整備・機能強化
項 目 | 内 容 |
国指定がん診療連携拠点病院等の整備 | <がん診療連携拠点病院>(以下「拠点病院」)
・ 二次医療圏で最上位のがん医療を提供する病院として国が指定
・ 県内:10病院
<地域がん診療病院>
・ 拠点病院が空白の二次医療圏において、隣接圏域の拠点病院と連携し、高度ながん医療を提供する病院として国が指定
・ 県内:2病院
<小児がん拠点病院>
・ 地域における小児・AYA世代のがん医療及び支援を提供する中心的な病院として国が指定
・ 東海北陸ブロック:静岡県立こども病院ほか2病院 |
がん診療連携
拠点病院等の
機能強化 | 県民がどこに住んでいても、最適な治療を受けることができるよう、県立静岡がんセンターを中心とした国・県指定病院等に対し、その医療機関の機能や地域における必要性に応じた施設及び設備整備に対し、県が助成 |
(2) 若年がん患者等支援事業費助成(新規)
第3次静岡県がん対策推進計画に基づき、「小児がん、AYA世代のがん医療の整備」として、
主に40歳未満の若年がん患者を対象とした市町の行う補助事業を助成する制度を創設
区 分 | 内 容 |
妊孕性温存治療支援 | がん治療によってリスクが生じる妊孕性温存治療に対する助成
(※妊孕性…妊娠する力) |
医療用補整具
購入支援 | がん治療に伴うウィッグや乳房補整具の購入に対する助成 |
在宅療養生活
支援 | 小児・若年終末期がん患者の居宅サービスや福祉用具の購入等に対する助成 |

【添付資料】

がん対策の推進(426KB)
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