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定例幹部職員会議 部局の取組紹介 |
令和1年09月04日 |
県立総合病院 無菌病棟のリニューアルオープン
健康福祉部静岡県立総合病院
（要旨）
先端医学棟が平成29年９月に稼動し、医師や看護師の増員、高度医療機器の整備等により医療機能が強化された一方、血液疾患等の治療を行う無菌病棟においては、施設の老朽化による治療環境の劣悪化や化学療法件数の増加等に伴う患者数の増加への対応が問題となっていた。
そこで、当院の医療機能の更なる強化を図るため、先端医学棟に移転した手術エリアに無菌病棟を移転・再整備し、本年８月1日から稼動している。
１ 無菌病棟の概要
場所：本館３階Ｃエリア 延べ床面積：1,019.00平方メートル
病床（無菌室※1）数：26床
清浄度 | 移転前 | 移転後 | 増減 | |
クラス ※2 | 100(個室) | ２床(２室) | ４床(４室) | ＋２床(＋２室) |
| 1,000(個室) | − | ４床(４室) | ＋４床(＋４室) | |
| 10,000(個室) | ６床(６室) | ２床(２室) | ＋12床(±０室) | |
| 10,000(４床室) | − | 16床(４室) | ||
計 | ８床(８室) | 26床(14室) | ＋18床(＋６室) | |
- ※1 無菌室とは、白血病や再生不良性貧血、多発性骨髄腫などの治療により白血球数が減少し抵抗力が落ちた患者のために、細菌、真菌（カビ類）、ウイルスなどの病原体を極力減らした病室。
※2 数字が小さいほど、空気中の病原体等の微粒子が少ない。
例えば、クラス100とは1ft3中0.5μm以上の粒子が100個以下(1ft=約0.3m)
２ 特徴
- ・クラス100、1,000、10,000と３段階の清浄度の病室を全26床整備（移転前に比べ＋18床）。化学療法件数の増加等による患者数の増加にも対応可能。
・病棟全体を清浄度クラス100,000以上とし、病棟内にトレーニングスペース、デイルームを整備することで、療養環境の向上が期待され、リハビリテーションの実施により体力の低減を最低限に抑えられる。
- ・無菌病棟の一番奥に、幹細胞移植に対応したクラス100の病室を従来の２室から４室に拡充整備し、移植患者の増加に対応。
【添付資料】
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