• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 組織別情報 > 知事戦略局 > 秘書課 > H31 定例幹部職員会議資料 > 令和1年11月25日 (月) 会議提出事項 > 定例幹部職員会議 部局の取組紹介

ここから本文です。

定例幹部職員会議資料

定例幹部職員会議 部局の取組紹介

令和1年11月25日

県産水産物から創薬に繋がる新たな成分抽出に成功〜マリンバイオで研究を加速化〜


経済産業部水産技術研究所

1 要旨

水産技術研究所では、本県に生息する多様な魚介類が有する様々な成分の可能性に着目し、慶應義塾大学医学部と共同で新たな健康機能性(低酸素誘導因子(HIF)阻害活性)を有する県産魚介類を探索し、複数の魚種抽出物からHIF阻害活性を発見した。

2 研究の背景と目的
○本県には我が国で最も深い駿河湾などに多様な魚介類が生息(マリンバイオ資源)
→新たな医薬品の開発に繋がる安全性の高い天然由来の物質を発見できる可能性

○中途失明原因である網膜変性疾患において、低酸素誘導因子(Hypoxia-Inducible Factor;HIF)が病理に重要な役割
(課題)既知のHIF阻害剤の多くが細胞毒性の強い抗がん剤
→安全性の高いHIF阻害剤の探索が求められている

○天然物である県産魚介類から網膜変性疾患に有効性を示す成分の探索
→慶應義塾大学医学部と共同で実施

3 研究の内容と成果
水産技術研究所
慶應義塾大学医学部
・魚類由来成分の抽出方法を確立
・県内で採取した魚介類82魚種
成分を抽出・精製
・魚介類抽出物について細胞試験
5魚種でHIF阻害活性を確認
・2魚種について動物実験
病変の抑制に成功
・平成31年3月に特許「魚介類由来成分による低酸素応答制御」について、静岡県と慶應義塾大学で共同出願
・令和元年9月に静岡市清水区で開催された「Marine Biotechnology Conference 2019」において研究成果を発表

4 今後の展開
・詳細な有効成分の特定について、水産技術研究と慶應義塾大学医学部、静岡大学農学部の3者で共同研究を開始(平成31年4月)
・当該研究が県の「マリンバイオテクノロジーを核としたシーズ創出研究業務委託」に採択
→HIF阻害作用を持つ物質の特定とモデル動物による効果検証を3者で進める

【添付資料】

県産水産物から創薬に繋がる新たな成分抽出に成功〜マリンバイオで研究を加速化〜(720KB)


お問い合わせ

知事戦略局秘書課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-2202

メール:hisho@pref.shizuoka.lg.jp