

定例幹部職員会議 部局の取組紹介 |
令和1年09月04日 |

ICT人材の確保・育成施策の推進

経済産業部産業革新局産業イノベーション推進課

1 要 旨
第4次産業革命と呼ばれる大きな変革の中で、AI、ICT人材は、本県に限らず、我が国において圧倒的に不足しており、その確保、育成が喫緊の課題となっている。
今回、トップレベル人材確保の取組として、首都圏のスタートアップ・ベンチャーと県内企業との提携を促す商談会「TECH BEAT Shizuoka」を開催した。
2 「TECH BEAT Shizuoka」の概要・結果
開 催 日 | 令和元年年7月24日 (水) 、25日(木) |
会 場 | グランシップ(静岡市駿河区東静岡) |
内 容 | ・基調講演(東京大学 松尾教授、スタンフォード大学 池野氏)
・参加スタートアップ・ベンチャー等によるブース出展・自社PRプレゼンテーション、ビジネスマッチング、商談 ほか |
参加企業 | 111社(スタートアップ・ベンチャー56社、商談希望県内企業55社) |
入場者・
商談件数 | 入場者数約3,300人、商談希望件数706件うち実施件数328件(残り378件は年内を目処にフォローアップを実施)※ 現在、複数の商談が進行中 |
3 参加企業からの意見・評価(中間とりまとめ)
区 分 | 意見・評価 |
首都圏
スタートアップ | ○県内企業の経営者層が多数来場しており、すぐに次のステップにつながるような商談ができた。
○首都圏から近いにも関わらず、これまで静岡県との接点がなかなかもてずにいた。今回をきっかけに販路拡大を進めていきたい。 ほか |
県内企業 | ○すぐにでも自社の問題解決につながる話をたくさん聞くことができた。
○良い試みだと思うし、来年もぜひ開催してもらいたい。続けることで静岡が変わる可能性がある。
○「農業」や「医療・介護」、「食品」等とテクノロジーの融合に関する情報を知りたい。 ほか |
4 基調講演での主な提言
区 分 | 主な提言 |
松尾教授 | ○単なる現在の仕事の代替では限界があり、最新技術が開拓する新領域が広大な市場となる。
○静岡は首都圏から近く、交通利便性が高い。温暖な気候で自然豊かな環境。東静岡地区などへの首都圏スタートアップの集積可能性はある。 |
池野氏 | ○自社にアイデアを遂行する技術がなければ、オープンイノベーションにより他社の技術を使う。現場と技術をマッチングする場が必要。 |
5 「TECH BEAT Shizuoka」から「先端産業創出」へ
今後、成果検証・フィードバックを通じて、先端農業技術やマリンバイオテクノロジーなどを加え、さらに進化した形で開催を継続することにより、AI・ICT企業の本県企業との協業促進・集積を進めていく。

【添付資料】

ICT人材の確保・育成施策の推進(930KB)
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