

定例幹部職員会議 部局の取組紹介 |
令和4年07月25日 |

住宅セーフティネットとしての県営住宅の取組
〜PPP・PFI手法を活用した大規模団地の建替〜

くらし・環境部建築住宅局公営住宅課

1 要旨
県営住宅の入居者の高齢化が進む中、入居者安心サービスや高齢者見守り協定などの取組を実施し、高齢者等の孤立を防止し、安心して暮らせる環境整備を行っている。
一方で、昭和50年代に大量に建設された県営住宅が一斉に建替時期を迎え、これまで長寿命化による建替時期の平準化を進めてきたが、なお大規模団地の建替時期は集中している。このため、コストの縮減、工期の短縮等が見込める、民間活力の導入(PPP・PFI)による建替を推進している。
2 県営住宅の入居者の状況と支援の取組
 | 静岡県全体 | 県営住宅 |  | 支援の取組 |
佐鳴湖団地 |
高齢者 | 30.2% | 37.5% | 48.8% | 入居者安心サービスや見守り協定による安心して暮らせる環境の提供 |
外国人 | 2.4% | 17.3% | 26.1% | 外国人管理連絡員の配置や戸別訪問による生活の支援 |
3 PPP・PFIの取組
団地名
(所在地) | 着手
年度 | 棟数・戸数 | 進捗
状況 | PPP・PFI事業の効果 |
VFM※(百万円) | 工期
縮減 |
東部(静岡市) | H23 | 2棟176戸 | 完成 | 7.1% (約132) | 5年 |
今沢(沼津市) | H27 | 5棟220戸 | 完成 | 8.6% (約170) | 6年 |
佐鳴湖(浜松市) | R3 | 5棟440戸 | 解体中 | 6.1% (約190) | 9年 |
麻機羽高(静岡市) | R4 | 4棟185戸 | 設計中 | 8.1% (約118) | 2年 |
原(沼津市) | R5 | 250戸以上 | 公告中 | 7.4% (約211) | 3年 |
※Value for money:民活方式が従来方式に対し、現在価値化した総事業費をどれだけ削減できるかを示す割合
4 佐鳴湖団地PFI事業における主な提案
項目 | 提案概要 |
敷地の利用計画 | 地域に開けたプロムナードによるコミュニティ形成への配慮 |
住棟・住戸計画 | 各階にコミュニティホールを設置し交流を促進する |
余剰地の活用 | 入居者及び近隣住民の福祉や生活利便性を向上させる施設の提案 |

【添付資料】

住宅セーフティネットとしての県営住宅の取組(933KB)
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