

定例幹部職員会議 部局の取組紹介 |
令和5年01月23日 |

海は広いぞ 新鮮な「しぞ〜かの魚」はどうですか? 〜本県産水産物の販路拡大の取組〜

経済産業部水産・海洋局水産振興課

1 要旨
・コロナ禍の影響を受け、厳しい経営環境にある生産者を支援するため、広域経済圏「山の洲」での本県産水産物の販路拡大に取り組んでいる。
・域内需要の開拓、中部横断自動車道及びICTを活用した新たな高鮮度流通体制の構築、物産展等の開催などにより、生産・流通・消費の好循環の創出を目指している。
2 取組の背景
・新型コロナウイルス感染症の拡大によって、首都圏需要に過度に依存することのリスクが顕在化。また、長期化するコロナ禍の影響により需要が減少するなど、生産者は大変厳しい経営環境に置かれている。
・一方、中部横断自動車道の静岡−山梨間の全線開通により、同区間の移動時間が大幅に短縮。新たな物流ルートとして、その利用価値は極めて高く、本県産水産物の販路拡大の好機となっている。
3 主な取組と成果
取組 | 実施内容と成果 |
新規需要先
の開拓 | ・甲府市、松本市(周辺地域を含む)については、鮮魚や水産加工品の新規取扱に向けた個別交渉を実施し、食品卸、百貨店、鮮魚店、コンビニ、農産物直売所など、新たに8件の直送ルートを開拓
・新潟市については、既存の販路を拡大 |
高鮮度流通
体制の構築 | ・中部横断自動車道及びICTを活用した新たな高鮮度流通体制を構築し、甲府や松本地域向けに鮮魚の試験出荷を開始。また、需要先と連携し、鮮魚及び水産加工品のPR・販売イベントを開催
・本取組(R3〜4)による本県産水産物の売上額は約1,700万円(参考値) |
地場スーパー
での販売拡大 | ・各地域を代表する地場スーパー3社(山梨県:オギノ、長野県:ツルヤ、新潟県:ウオロク)と連携体制を構築。物産展(「バイ・山の洲」静岡フェア)やバイヤーとの商談会を開催し、販売(取扱)量を拡大
・本取組(R2〜4)による本県産水産物の売上額は約5,100万円(参考値) |
4 今後の展開
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