

定例幹部職員会議 部局の取組紹介 |
令和4年12月26日 |

浜岡原子力発電所周辺の環境放射能調査 〜福島事故後10年を振り返って〜

危機管理部環境放射線監視センター

1 要旨
東京電力福島第一原子力発電所の事故から10年余を経過し、事故の知見や教訓を踏まえた県内の環境放射能測定について紹介する。
2 ポイント
(1) 本県へも事故による放射能プルームが飛来したが、健康被害の認められないレベルであった。
(2) 県内の土壌等を対象として放射性セシウム量を分析すると、健康には影響のない数値ではあるが今でも検出が続いている。
これは、放射性セシウムの半減期が30年と長いことが影響。
(事故を教訓とした取組)
(3) 浜岡原子力発電所から20Km離れた静岡空港隣接地に、放射線監視センターとオフサイトセンター(災害時現地対策拠点)を一体的に移転整備。
(4) 原子力災害対策重点区域を10Kmから30Kmへ拡大。区域内に放射線測定局を12局増設しモニタリング体制を強化した。
(5) 原子力災害時に放射能の汚染レベルを監視する「緊急時モニタリング要員」に対して研修を充実。

【添付資料】

浜岡原子力発電所周辺の環境放射能調査 〜福島事故後10年を振り返って〜(1,291KB)
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