

定例幹部職員会議 部局の取組紹介 |
令和5年02月13日 |

災害拠点精神科病院としての静岡県立こころの医療センターの取組

健康福祉部医療局医療政策課

(要旨)
静岡県立こころの医療センターは、令和3年2月1日に「災害拠点精神科病院」として県から指定された。
東日本大震災や熊本地震の教訓から、整備が進められた精神科における災害拠点病院について、その主な役割の一つであるDPAT(災害派遣精神医療チーム)の様々な活動や県等との連携について紹介する。
1 災害拠点精神科病院について
本県の災害時の広域的な精神保健医療体制を確保するため、災害発生時においても、診療機能を継続するとともに、一時的避難所やDPAT派遣機能などを有する精神科医療提供の中心的な役割を担う病院のこと。
2 新型コロナウイルス感染症への対応について
・ダイヤモンドプリンセス号での活動
令和2年2月にダイヤモンドプリンセス号へDPAT隊として当センターの鈴木医師を派遣した。主な任務として、全国から参集するDPAT隊員への感染対策指導や乗客乗員への
「こころのケア」活動を行った。
・全国や県内精神科病院への感染対策指導
「DPAT活動における感染症対策」や「精神科病院のCOVID-19への対策」などについて、動画を作成し、情報発信を行った。
・新型コロナウイルス感染症患者の受入れ
一般病院では受け入れ困難な、幻覚妄想状態、精神運動興奮状態で行動制限を必要とする患者を受け入れ(措置入院)、治療を行った。
3 熱海市伊豆山地区土砂災害におけるDPAT活動について
県の要請に基づき、発災当日にDPAT隊を派遣し、県障害福祉課とともにDPAT調整本部を立上げ、被災者、支援者の「こころのケア活動」に取り組んだ。

【添付資料】

災害拠点精神科病院としての静岡県立こころの医療センターの取組(890KB)
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