

定例幹部職員会議 部局の取組紹介 |
令和5年02月13日 |

ふじのくにのデジタル化
〜「ふじのくにDX推進計画」の現状と今後の取組〜

知事直轄組織デジタル戦略局デジタル戦略課

1 要 旨
令和3年度末に「ふじのくにDX推進計画」を策定し、全庁を挙げて地域社会及び行政(県・市町)のDX推進に取り組んでいる。
現在の進捗を踏まえ、令和5年度に新たな取組に着手し、県全体のDXを進めていく。
2 「ふじのくにDX推進計画」の進捗と課題
令和4年度の進捗状況は概ね順調に推移しているが、課題への対応が求められる。
区 分 | 主な進捗状況 | 課題 |
地域社会の
デジタル化 | 公開データの利用:1,100万件→1,700万件
デジタル技術実証事業の社会実装:2件 | 実証事業の社会実装には専門的知見による支援が必要 |
行政の
デジタル化 | 行政手続のオンライン化:27.8%→36.2% | 業務効率化はシステム整備ととセキュリィの両立が必要 |
デジタル化を支える人材と基盤強化 | ICT人材を確保している企業の割合: 48.0%→55.2% | 官民でデジタル人材が不足
サイバー攻撃が巧妙化し、最新のセキュリティ対策が必要 |
→令和5年度のDX関連当初予算案は約33.6億円(前年比+8.3%)
全庁を挙げて地域社会・行政のデジタル化に取り組む
3 デジタル戦略局の令和4年度の実績と令和5年度の取組
令和4年度の状況や課題を踏まえて取組を充実させ、DXの推進を加速する。
区分 | 事業 | 令和4年度の実績 | 令和5年度の取組 |
地域社会のデジタル化 | デジタルデバイド対策 | デジタルサポーターの育成に着手し、343名育成 | 年間の育成数を500名に拡充 |
オープンデータの利活用 | オープンデータ年間500件公開
アイデアソン・ハッカソン実施 | ふじのくにオープンデータラウンドテーブル等で民間ニーズを把握 |
ふじのくにデジタル化事業 | 各部局と連携し9件を実証
過去の実証から2件社会実装 | 新たな技術の活用を促進
社会実装に向けた伴走支援を実施 |
行政のデジタル化 | 行政手続のオンライン化 | 電子契約及び電子申請におけるキャッシュレスを試行 | 実証、試行結果を踏まえ、令和5年10月の本格導入を目指す |
市町DXの支援 | 情報システム標準化・共通化の支援を開始 | システムベンダーとの調整を拡充するほか市町要望に沿った支援 |
デジタル化を支える人材と基盤 | 職員のDX人材育成 | DX推進のため専門人材育成講座を新設(25名受講)
ソフトバンクとの協定締結 | DX推進チームの活動を促進
ソフトバンクとの相互交流で伴走支援、リテラシー向上を推進 |
庁内のセキュリティ向上 | 庁内ネットワークを3層に分離し、安全な環境で運用 | 業務効率化とセキュリティを両立する最適な対策を検討 |

【添付資料】

ふじのくにDX推進計画に基づく取組について(1,390KB)
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