興津川水系は、河川の氾濫しやすい自然条件を有していることから、昭和54年10月台風20号をはじめ、昭和58年8月下旬の豪雨・9月下旬の台風10号、平成26年10月台風18号などにより、地域の安全・安心を脅かす浸水被害が発生しており、水害に対する安全性の向上が強く望まれています。
その一方で、社会環境等の変化に伴い、地域住民の良好な環境を求めるニーズが増大し、河川に多様な自然環境や潤いのある生活環境の場としての役割が期待されています。
平成14年6月に興津川水系河川整備計画を策定して参りましたが、計画策定から16年が経過していることから、今後の具体的な河川整備や維持管理の内容について興津川水系河川整備計画を変更します。
興津川流域は、川とともに歴史を重ねてきた地域であり、生活に密接なかかわりを持っています。そのような背景を踏まえると、河川整備計画は、「治水」「利用」「環境」が調和し、また、「興津川らしさ」を尊重したものであることが必要です。
そこで、興津川水系に関わりを持つ方々から、専門的な知見、また、地域の声を得ながら河川整備計画の策定を進めるため、静岡県が「興津川水系流域委員会」を設立します。 |