一雲済川は、その源を磐田市北東部の山地に発し、大楽寺の谷を南下して天竜川が形成した扇状地の扇頭部を下り、途中で上野部川を併せて天竜川に流入する一級河川であります。
当流域は、昭和49年の七夕洪水や平成10年の台風7・8号に伴う洪水による多大な浸水被害を受け、平成14年8月に「一級河川天竜川水系一雲済川河川整備計画」を策定し河川改修を進めております。しかし、支川の上野部川では、平成26年10月の台風18号豪雨による浸水被害が発生しており、安全な川づくりが強く望まれています。
河川整備計画策定から一定期間が経過していることから、当流域の現在の状況や課題を踏まえ、治水・利水・環境が調和する具体的な河川整備の内容等について再度検討し、河川整備計画を変更することとしました。
そこで、河川整備計画変更にあたり、流域内の治水施設の整備や自然環境の保全等について、幅広い視点から御意見をいただくことにより、より良い河川整備計画を策定することを目的として、地域の代表者や各分野の専門家から成る「一雲済川流域委員会」を設立します。 |