浜松市の東部を流れる一級河川安間川は、河川の氾濫や河川への排水不良を起こしやすい地形的要因から、昭和50年10月豪雨をはじめとして、
慢性的な浸水被害に悩まされています。これに加え、流域の都市化の進展や土地利用の高度化により、ますます被害の拡大が懸念され、水害に対する
安全性の向上が強く望まれています。
一方、人々の良好な環境を求めるニーズの高まりに呼応して、貴重な水辺空間である河川に多様な自然環境や潤いのある生活環境の場としての役割
が期待されています。
このような背景から、静岡県では、治水・利水・環境が調和するとともに地域に愛される安間川らしい川づくりの具体的な計画を定める「安間川
河川整備計画」を策定することとしました。
計画策定にあたっては、安間川が治水上重要な役割をもつと同時に、多様な生物の生息環境であり、また庭先的な河川として住民に愛されている
ことから、住民の代表者や様々な分野の専門家からなる「安間川流域委員会」を設立し、幅広いご意見を頂きながら検討を行い、河川整備計画に反映
させていくものとする。 |