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知事室(静岡市葵区)
遠州の凧の会が県庁を訪れ、昨年12月に発行した記念誌『遠州の凧と凧文化』を知事に贈呈し、発行に向けたこれまでの取り組みを報告しました。
遠州は「凧銀座」といわれるほど凧揚げが盛んな地域ですが、製作者等の高齢化や減少により凧文化の継承が課題となっています。遠州の凧の会は、遠州の貴重な凧文化を後世に残したいという熱意のもと10年近くの歳月をかけ記念誌を発行しました。
同会顧問の太田 忠四郎(おおた ちゅうしろう)氏は、「遠州各地域の凧の紹介と凧の歴史を本にまとめました。今の子どもたちは、あまり凧揚げをやらないので、この本で残さないといけないと考えました」と継承への思いを語りました。
知事は、「凧は文化と技術とデザインが融合しています。この本は地域の玄人が作った地に足が付いた研究といえます」と賞賛しました。
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