県議会本会議場(静岡市葵区)
8月21日の「県民の日」に合わせ、子どもたちが県の未来を考え、語ることを通じて、県政に関心を持ってもらおうと、中学生が議員として知事などに意見を述べる「こども県議会」が開かれました。
「こども県議会」は、平成13年に始まり、毎年、県民の日に開催され、今年は静岡県が東アジア文化都市に選ばれたことから、「静岡の文化を伝えよう〜東アジア文化都市2023 静岡県〜」をテーマに、中学2年生44人が県議会の本会議場に集まり、観光の振興、伝統文化の継承などについて意見を述べました。
富士市立富士川第二中学校の小澤茉桜さんは、「障害のある方が一緒に運動できる場所を作り、偏見をなくすことが必要だと感じた。学校でパラスポーツの理解促進の機会を作り、一体感を味わうことで大勢の人たちにパラスポーツの楽しさが広まると思う。」とスポーツを通じた共生社会のあり方について意見を述べました。
これに対し知事は、「パラスポーツはこれまでになく注目を集めており、情報発信の強化や一流選手との交流の場を設けているが、身近な場所で体験できる機会の創出も検討していきたい」と答えました。
その後、本県の文化の魅力発信、食文化や自然の継承、世界平和の実現など5項目を盛り込んだ「こども県議会宣言」が読み上げられ、全会一致で採択されました。
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