県立ふじのくに中学校磐田本校(磐田市)・三島教室(三島市)
4月7日(金)、県内初となる中学校夜間学級(夜間中学)の開校式が行われました(磐田本校と三島教室の2教場をオンラインでつないで同時に実施)。
県内には、さまざまな事情により、義務教育を受けられなかった方や、十分に受けられないまま中学校を卒業した方がいらっしゃいます。学びたくても学ぶことができなかった15歳以上の方が中学校までの教育を学び直すことができる、新たな学校として、ふじのくに中学校は誕生しました。
学校教育目標は、”「学ぶ喜び」の実感”。生徒が自分で踏み出した一歩に自信を持ち、夢や希望の実現に向けさらなる一歩を自ら踏み出していく姿への願いが込められています。
令和5年度の新入生は14人。知事は「本県はSDGsのモデル県。静岡(S)、誰もが(D)、元気で(G)、スタディ(s)、と思ってください。この中学校は、日本が文化の顔となるおめでたい年に開校しました。皆さんが踏み出した一歩を皆、応援しています。初心を忘れずに1期生として卒業証書を受け取る日を楽しみにしています。」と激励の言葉を贈りました。
西田校長と青木教頭に、今の心境を伺いました。
西田校長
「多くの皆さまのご支援をいただき、開校できたことを、心より感謝いたします。ふじのくに中学校の生徒の皆さんが学ぶ喜びを実感できるように、教職員一同全力でがんばっていきます。」
青木教頭
「生徒が皆、笑顔で来てくれたことが何よりも嬉しいです。さまざまな方に開校を祝福され、教職員もがんばろうという気持ちでいっぱいです。まずは、生徒が学校が楽しいと思える環境を提供していきたいと思います。」
これから始まる新たな学校生活。生徒の皆さんは緊張した面持ちの中、それぞれ期待に胸を弾ませている様子でした。
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