株式会社静岡茶市場(静岡市葵区)
新茶シーズンの到来を告げる、静岡茶市場の初取引が4月13日に開催されました。今年は気象条件にも恵まれ、新芽の生育も良好で、1956年の市場開設以来最も早い初取引開始となり、新茶商戦の一層の盛り上がりが期待されています。
午前7時に取引開始のベルが鳴ると、拝見盆に盛られた新茶を前に、売り手と買い手によるそろばんを使った価格交渉が始まり、商談が成立すると場内に威勢のいい「手合わせ」の音が響きました。
今年の初取引では、コロナ禍で中止されていた、手もみ茶の実演やお祝いの餅まきなどのイベントも4年ぶりに復活。会場は多くの来場者でにぎわい、知事も生産者さんの説明に耳を傾けながら、出来たての新茶を味わいました。
また、初取引に先立ち行われた新茶初取引セレモニーにおいて、知事は「生産者の皆さんが丹精込めて生産した良質な新茶を、消費者のもとへいち早く届けることができ、大変嬉しい。今年は、東アジア文化都市に選定された本県が、日本の『文化の顔』いわば『文化首都』として本県の素晴らしい茶文化を国内外に発信していきたい。」と述べました。
茶摘み作業は、4月下旬から八十八夜の頃にかけて県内各産地で行われ、お茶どころ静岡の新茶の季節が最盛期を迎えます。
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