知事室(静岡市葵区)
5月に青森県弘前市で開催された第41回津軽三味線世界大会において世界一に輝いた大塚晴也(はれるや)さんが、知事室にお越しになりました。国内はもとより、全世界の津軽三味線奏者が、その発祥の地、津軽に集い腕を競い合う本大会は、奏者の登竜門として位置付けられており、大塚さんが優勝した個人A級は、個人戦8部門、団体戦2部門の中でも最高峰の部門です。
大塚さんは、幼少の頃から御祖母様の元で三味線や琴に親しみ、小学2年生の冬から津軽三味線を始めると、小学校6年生の時に第9回津軽三味線全国大会inKOBE小学生以下の部で優勝したことを皮切りに、数々の大会で優勝を重ね、このたび念願の世界大会制覇となりました。
現在は、全国各地を拠点とした若手津軽三味線集団「べべん」の一員として、県内外の演奏や各企業イベント等に参加しながら、別ジャンルとのコラボレーション等も積極的に行い、若手らしい手法で日本の伝統音楽の魅力を伝えています。また、「静岡県での普及にも力を入れたい」と今後の抱負を述べられました。
知事は、大塚さんの繊細かつ力強い「津軽じょんがら節」のアドリブを交えた生演奏を聴き、「ブラボー!」と声を掛け「津軽の景色が見えるようだった。この演奏はぜひ多くの方々に聴いてほしい。」と称賛し、拍手を送りました。
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