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9:30 ふじさんめっせ(富士市)
県は、植物由来の次世代素材CNF(セルロースナノファイバー)に関する国内最大級の展示会「ふじのくにCNF総合展示会」を、富士市との共催により、ふじさんめっせで開催しました。
CNFは木材から化学的・機械的処理により取り出したナノサイズの繊維状物質で、軽さ、強度、リサイクル性などさまざまな点で優れ、環境負荷が少なく、脱炭素や循環経済を実現する素材の一つとして、近年大きな注目を集めています。
県内企業でも製品化が進んでおり、例えば型崩れしない芯なしのトイレットペーパーや高い保湿性の化粧品、立体感のある木目調塗装など、さまざまな分野でCNFの特性を活かした新製品が生まれています。
コロナ禍によるオンライン開催を経て、3年ぶりの現地開催となった今回は、県内外から過去最多の95団体・企業が出展し、1,000人を超える参加者でにぎわい、活発な商談が繰り広げられました。また、CNFを使用したコンセプトカー、NCV(ナノ・セルロース・ビークル)が展示されるなど、CNF関連産業の成長に向けた展望を、県内外に示すことができました。
知事は「CNFはカーボンニュートラルや循環型社会の突破口になる」と話し、各出展ブースの担当者の説明に熱心に耳を傾けました。
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