RCネット工法(高エネルギー吸収型落石防護網)


登録番号

1398

画像なし

登録番号(NETIS)

HR-990117-VE

評価結果

レベル3

区分

工法

分野

共通工 /法面工

新技術名称

RCネット工法(高エネルギー吸収型落石防護網)

副題

高いエネルギー吸収性能を有する落石防護網工

従来技術名称

ロックシェッド

問い合わせ先

株式会社シビル
025-284-2428

概要

 RCネットの構造は、ひし形金網、ワイヤロープ、アンカーおよび緩衝装置などで構成された高エネルギー吸収型落石防護網工です。適用範囲(性能)の目安は,500kJ〜8,000kJです。 ワイヤロープに緩衝装置を備えることで落石エネルギーを吸収し、落石の跳躍を抑えエネルギーを減衰させ安全な場所(法尻の余地)まで誘導させます。  従来の落石防護工では、落石エネルギーが小さい場合は落石防護網、落石防護柵で対応し、落石エネルギーが大きい場合は落石洞門工(ロックシェッド)で対応してきました。 特に効果の高い適用範囲は斜面崩壊、岩盤崩壊、落石等が発生、もしくは、発生が予測される箇所です。

活用に当たっての留意事項

・緩衝装置には、ハイテンションボルトが使われていますので締付け管理が必要です。 ・緩衝装置を備えているため、ワイヤロープ、アンカーが破断することはないので何度でも使用できます。 ・部材の耐久年数は50年以上ですが,落石が発生した場合にはメンテナンス(落石の除去等)が必要です。 ・落石が発生し、ワイヤロープが滑りワイヤロープの余長が1m以下になった場合はワイヤロープを張り直してください。

適用可能な箇所

@気温、温度等の自然条件には特に影響はありません。 A自然の斜面にアンカーを設置するため、斜面の土質が岩、レキ質土、砂質土に限られます。 B現場状況により異なりますが、対応できる落石エネルギーは、8,000kJ(落石重量200KN)以下です。 C道路脇などの長大な斜面上に直径1.0m以上の転石が多数存在する地域に設置すれば最も経済性、安全性に効果を発揮します。 D老朽化した従来のロックネット工やモルタル吹付箇所などに、その上部からRCネット工を施工することにより、安全で確実な対策が行えます。


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このページに関するお問い合わせ

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