ホーム > 組織別情報 > 交通基盤部 > 技術管理課 > 新技術・新工法 > 新技術・新工法情報データベース > 土木 - 共通工 - 法面工 飛来ステーション工法
登録番号 |
1266 |
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登録番号(NETIS) |
KK-060020-V |
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評価結果 |
レベル3 |
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区分 |
工法 |
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分野 |
共通工 /法面工 |
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新技術名称 |
飛来ステーション工法 |
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副題 |
自然侵入の促進を図る植生誘導マット工 |
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従来技術名称 |
植生基材吹付工(t=3p) |
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問い合わせ先 |
日本植生株式会社 名古屋営業所 |
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概要 |
本工法は、地域の生物多様性保全を図ることが必要な法面について、侵食防止機能を有しながら周辺からの飛来種子を捕捉、定着させることにより、植生を自然回復させる自然進入促進工法である。ネットや薄綿など施工法面における埋土種子などの生長を阻害しない特殊構造により、自然回復の効果も高い。 従来は、外来種による緑化が主であったが、最近の「特定外来生物による生態系等に係る被害防止に関する法律」をはじめ、生物多様性の保全の立場から、外来植物や侵略性の高い外国産在来種を蔓延させない地域に依存した植物による代替工法が望まれている。本工法は、これらの課題を解決する緑化工法である。 特に、自然生態系保全に配慮することが必要な斜面及び法面の緑化施工地に適用できる。 |
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活用に当たっての留意事項 |
【設計時】 ・法面条件は勾配1:0.8分まで、土壌硬度指数28mm以下の法面で周辺に母樹林となる林が存在すること。 【施工時】 ・マットは立体型ネットの特長を発揮させるため、下方向に引っ張りながら立体形状になるように張り付ける。 ・法面の凹凸になじみやすいように密着させて張り付ける。 ・基材袋と肥料袋がそれぞれ等高線状になるように張り付ける。 【維持管理等】 ・植生の自然侵入促進を図る遅速緑化工のため植生の被覆までに3〜5年程度の期間が必要である。したがって、植生基盤の安定が図られていれば基本的に維持管理は施さない。 |
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適用可能な箇所 |
【適用可能な範囲】最急法面勾配は1:0.8分までを標準とする。適用土質の土壌硬度指数は28mm以下を標準とする。 【特に効果の高い適用範囲】法面周辺(特に法肩部)に豊かな植物群落(母樹林)が存在する場合。 【適用できない範囲】法面周辺に既存林が存在しない場合。 【適期施工】施工時期は、年間を通じて可能であるが、適期時期は周辺植生の母樹林が結実飛散する晩秋前までに施工することが望ましい。 |
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お問い合わせ
交通基盤部建設支援局技術管理課
静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2148
ファックス番号:054-254-3569