| (知事)
それでは私の方から今日4点、まず報告をさせていただきます。
1点目は、牧之原市竜巻等被害に伴う緊急要望への対応状況についてでございます。
先週10月6日に牧之原市長から被災者の自立支援再建支援や、農業被害等の災害復旧に対する支援、人的支援および財政的支援等について、緊急要望をいただきました。
いただいた要望につきましては、すぐに私から関係部局に対し、対応の検討を指示いたしました。
このうち「応急仮設住宅等における生活家電の調達に対する支援」の要望に関しましては、早急に対応が必要であることから、県が設置する応急仮設住宅または、県営住宅に入居される方のうち、希望する方に対しまして、エアコンや冷蔵庫などの生活家電の無償貸し出しを行うことを決定し、明日10月15日から受付を開始をいたします。
また県職員派遣などの人的支援につきましては既に行っておりますが、引き続き要望を踏まえて丁寧に対応するとともに、この他の要望につきましても、スピード感を持って、必要な措置を講じてまいります。被害を受けられた住民の皆様が1日でも早く安心して元の生活に戻れるよう、県といたしましても、被災市町の御支援に全力で取り組んでまいります。
1点目は以上でございます。
2点目は静岡県版サブスクリプションサービス「しずGo!」の開始についてでございます。県内のスポーツ、文化、観光施設など新たな体験を定額で楽しめるサブスクリプションサービス「しずGo!」を本日10月14日から開始をいたします「しずGo!」は月額会費1,980円で月に最大4回、スポーツや文化イベントなどの体型を楽しむことができるサービスでございます。
登録コンテンツは、スポーツではジュビロ磐田や、ベルテックス静岡の試合、文化体験では、富士山静岡交響楽団のコンサートや久能山東照宮、観光ジャンルでは舘山寺ロープウェイや用宗港みなと温泉など、多様なコンテンツが揃っております。登録コンテンツは、数、内容とも順次拡充をしてまいります。「しずGo!」の仕組みはスマートフォンやパソコンから「しずGo!」と検索をし、サイトから好きなコンテンツを選び、予約をし、当日会場の受付でスマートフォンの予約画面を見せて、入場をしていただくというものでございます。
多くの県民の皆様にぜひ「しずGo!」を活用し、県内の魅力あふれる様々なコンテンツ体験をお楽しみいただきたいと思います。
なおサービスの詳しい内容は、本日午後3時から、担当課よりご説明をいたしますので、よろしくお願いを申し上げます。
2点目は以上でございます。
3点目は「世界お茶まつり2025秋の祭典」についてでございます。「世界お茶まつり2025秋の祭典」を10月23日から26日までの4日間、グランシップで開催をいたします。9回目の今回は、海外展開の強化、若い世代へのアプローチ、お茶の健康機能のアピールなど、お茶の多彩な魅力を発信してまいります。
海外展開では、お茶の総合見本市「ワールドO−CHAマーケット」に海外14ブースを含む128ブースが出展し、会場ブースから海外へ生配信でお茶を販売するライブコマースを初めて実施し、有機などの認証表示で海外バイヤーに訴求をしてまいります。
若い世代のへのアプローチとしましては、学生が若者目線でお茶の魅力を発信いたします。またお茶の健康機能では、心と体を整える「お茶とウェルネス」の掛け合わせを提案いたします。その他、ビジネスフォーラムでは、スタートアップ企業によるピッチを行い、革新的な技術を活用したお茶の新たなビジネスの創出に繋げてまいります。
初日の23日には、関係者に加え、海外の在駐日大使など、約200名の皆様にご参列いただき開会式を行います。
3点目は以上でございます。
4点目は、世界都市自治体連合UCLGに世界評議会への出席についてでございます。
明後日16日木曜日から18日土曜日にかけて、私が中国・西安市を訪問し、この6月に本県が都道府県として初めて加盟した世界都市自治体連合の、略称UCLGでございますが、この世界評議会に出席をいたします。この世界評議会には、世界各国地域の加盟団体が参加することから、私自らウェルビーイングや多文化共生など、本県が注力する取り組みを紹介するとともに、他の参加自治体との関係強化を図るレセプションへの参加や、UCLG幹部との今後の連携に関する意見交換を行ってまいります。
今回の訪問を通して、報酬をはじめとする世界との新たなネットワークの構築を図り、本県のプレゼンス向上に繋げてまいります。
私からは以上でございます。
(幹事社)
幹事社毎日新聞です。よろしくお願いします。
ただいまの知事の発表について質問のある社は、挙手の上、お願いします。
(記者)
中日新聞と申します、よろしくお願いします。サブスクの「しずGo!」について伺いたいんですけども、まずこの「しずGo!」っていうものを県民がどういうふうに使ってほしい、どういう存在になっていってほしいという意気込みと、あとこの会費1,980円っていうのは、知事にとってどういう思いというか、どういった印象を抱いているか、お聞かせください。
(知事)
はい。これ広くですね、いろんなイベントやですね、施設が、参加していただきますんで、普段あまり接することのないものもですね、気軽に行っていただいて、例えばスポーツの試合でありますとか、文化イベントでありますとか、そこで新たなですね、発見があってですね、県民の皆様がですね、いろいろファンになっていただいたり、そういう施設の活性化が図られればいいかなというふうに思ってますし、この月額会費についてですね、比較的安めに設定をし、お手軽に入ることができるという価格設定になってまして、既に実は首都圏とかですね、他の地域でもいわゆるそういう都会型のどこでもやってるんですけども、それよりは安い価格設定になってまして、参加しやすくなってるんじゃないかなというふうに思います。
(知事)
ありがとうございます。他の県とかだと、民間がやってることが多いと思うんですけども、この県がやる意味というのと、あと知事がかかるウェルビーイングに繋がっていくものなのかどうかちょっと伺います。
(知事)
そうですね、これはいろんな公的な施設やですね、そうしたところも参加をしますし、県がやることによってですね、県民の皆さんが気軽に安心してですね、参加をしていただけるということもありますし、今後こうした文化スポーツ観光などのですね、活動で県全体を盛り上げていくと、ひいては県民の皆様の幸福実感を高めていくという意味ではですね、ウェルビーイングにも繋がる取り組みではないかなというふうに思います。
(幹事社)
他はいかがでしょうか。
(記者)
中日新聞と申します。今の質問に関連して、鈴木知事は「しずGo!」の利用登録される予定があるのかどうか教えてください。
(知事)
まだ決めてませんけども、なかなかこれ実はですね、利用がですね、いわゆる週末とかではなくて、例えば平日とかですね、比較的余裕があるところに参加をいただく、施設やイベントなんかもそういうところに人が来ていただきたいということでありますので、主に対象なのは、例えば高齢者の退職されて比較的時間の自由になる高齢者の方とかですね、子育ての終わった女性の方とかそういう方が主な対象として想定されますので、私はもうなかなかこれ登録しても使えないと思いますんで、今のところまだ登録するかどうかは決めておりません。
(記者)
ありがとうございます。
(幹事社)
他いかがでしょうか。どうぞ。
(記者)
静岡朝日テレビです、よろしくお願いします。
中日さんの質問にちょっとかぶるんですけどそうなると、若い人にはどういうふうに活用してほしいか教えてください。
(知事)
はい。若い方もね、例えば休みがですね、土日じゃない方もいらっしゃいますし、学生の方、比較的時間がですね、自由になる方もいらっしゃいますので、そういう意味ではできるだけそういうフレキシブルなですね、時間設定をしてありますので、失礼しました、高齢者とかですね、女性の方だけではなくて、若い方にもですね、ご利用いただきたいと思います。
(記者)
ありがとうございます。
(幹事社)
他にいかがでしょうか。ではどうぞ。
(記者)
すいません、日経新聞と申します。よろしくお願いします。「しずGo!」に関連してお伺いしたいんですけれども、ちょっと大前提としてなんですけど、このサービスを利用できる対象者っていうのは静岡県民オンリーになってるんですか。
(知事)
担当の方から。
(スポーツ・文化観光部企画経理課 山田課長)
すいません、スポーツ文化観光部の者です。対象はですね静岡県民に限らず、このサービスを使ってみようという方、全て申し込んで使っていただけるようになっております。
(記者)
かしこまりした。ではちょっと知事にまた改めてお伺いしたいんですけれども。
例えば、隣県、神奈川とか愛知県とか近いところでもちょっと利用してみたいなとか、あるいは平日暇なのでちょっと静岡県遊びに行こうかなみたいな、シニア層の需要とかも県外からも見込まれると思うんですけれども、そういった県外客が県内に来てもらえる、そういった効果に関してはどういうふうに見込まれているか。
(知事)
ぜひそういう県外からのですね、利用者も大歓迎でございますので、県内の施設とかですね、スポーツ・文化イベントなどに積極的に参加をしていただくというのは大歓迎でございます。特に県境周辺などはですね、県外から県内の方に働きに来てる方なんかもたくさんいらっしゃいますし、いろんなこの人の交流がございますので、当然県外良いからのご利用もですね、大いに期待をしたいところであります。
(記者)
ありがとうございます。あともう1点こちらの価格であったりですとか、あるいは対象となる施設とかイベント等っていうのは、今後例えばすごく人気が出ちゃったりとかした場合っていうのは随時見直されていくお考えなんですかね。
(知事)
どんどん一応コンテンツの追加をしていきたいというふうに思いますし、おそらくこういうサービスを利用しなくてもですね、もう黙っててもウィークデー、いわゆる週末、関係なく人がもう山のように来るっていうようなものはなかなか参加してくれないかもしれないですけども、ウィークデーのですね、例えば稼働率を上げたいとかですね、というような施設があるイベント側もですね、そういうニーズがある場合はですね、かなりこのサービスに参加してくれるとこが増えていくんではないかなというふうに期待をしております。
(幹事社)
すいません、ちょっとあの幹事社から1件お願いします。「しずGO!」なんですが、当面その登録の目標数みたいなものは設定されてるでしょうか。
(知事)
3年間で5,000人だったかな。一応これから3年間で目標5,000人を目標ですね。もうちょっと高めでもいいかなとは思うんですけど、一応事業者との打ち合わせというかですね、この中ではですね、3年間で5000人を目標にしましょうと。3年後はですね、もう事業者、県が関わるというよりも、事業者がどんどん自走していただけるようになっていけばいいかなというふうに思っております。 |