(幹事社)
はい。テレビ静岡さん。
(記者)
テレビ静岡です。田代ダムの件がちょっと出たのでお伺いさせていただきます。
前回の田代ダムの水利権の更新の件でございます。
水利調整協議会(正しくは、「水利流量調整協議会」)の議事録等がインターネットが上がっていないんですけれども、そのまだちょっとよくわからない部分もあるんですけれども、少なくともその会議があった2015年時点でリニアの工事に伴う大井川の水流出への懸念が出ていたわけですけれども、県として東京電力に対しては、リニアにおけるこの水流出の懸念があることや、その点を考慮して欲しい旨は伝えたのでしょうか。いろいろな権利や調整があること、水利権が難しいことは重々承知ですけれども、まず事実としてその旨を伝えたのでしょうか。
(知事)
いいえ。
(記者)
それはなぜでしょうか。今手元に会議録の写しありますけれども、委員からはリニアについて一言も触れないでいいのか疑問に思うですとか、リニアの関係は大井川流域全体を考えれば関係ある、これは別あれは別では理解が得られないなどと発言されたと記されています。
また会議の終盤には、事務局を含めて県側の意見に対して、リニアについて一言入れるなりが必要ではないか、委員が言ったことをもう一度考えてほしいとまで言われてます。
なぜ頑なにその懸念を伝えなかったのですか。
(知事)
いいえ私はあの、そこに東電さんがいらっしゃるわけですからね。
リニア、あの、大井川水利調整協議会(正しくは、「水利流量調整協議会」)というのの最大の協議の相手は、東電さんとそれ以外です。それで国もそこにいるわけですね。ですから、その協議会における中身をですね、共有して、問題点を明らかにするというのは、その会議の目的で、それと同時にですね、2017年から2027年、2007年に最初に開かれ、最初に協議会が設定されたんですね、そして2017年のときもですね、結局東電からいかに水をこっちに戻していただくのかっていうのがポイントであって、リニアに対する懸念も当然あったと思いますけれども、この件は、トンネル工事と直接関係ありませんからね。
(記者)
だから私が聞いたのは、トンネル工事と関係ないのは重々承知だし、それ、そういう協議会の目的もわかるけれども、委員からはこのような意見が出ていたのに、あえて触れなかった理由を聞いているのであって、ちょっと今の答えだと僕の……。
(知事)
あえて触れてなかったというつもりはありません。
そういう意図的に触れなかったという意図は全くありません。
全体、これはもちろん砂防局長がですね、全体を仕切ってるので、そのご判断に任せてきたということであります。
あえてそういうことをしてはいけないとか、これをしなさいとかと言ったことはありません。
(記者)
今話題になっていたルート選定の疑義ですけれども、難波理事が先般の県の専門部会の後の囲み取材で、ルート選定の疑義について、今そこを議論しても前に進まないというような趣旨を発言されていたように記憶しております。またルートで決定した直後2010年代前半だったと記憶してますけれども、知事自身はいわゆるバーターとして新幹線新駅を求めてますし、このことから察するに、その当時は少なくとも現ルートへの理解があったと思うんですけれども、このルートの話題を突然このタイミングで出すっていうのは、単にゴールポストを動かしてるだけとも受け取られかねないと思うんですけれども。
(知事)
バーターではありません。リニアがサービスを開始すれば、静岡県のひかりとこだまの本数が増えるというは当然であり、そして、この飛行場の下に
(記者)
ひかりとこだまの話なんかしてなくて、新幹線新駅の話です。
(知事)
そうです、その話をしてるわけです。したがって、新幹線新駅というのも、このテーマになりうるということで、葛西さんと実際に話をしてるわけです、それを。
(記者)
いや普通考えたら、こだまとひかりが、のぞみがリニアに移るから本数が増えるとなると、駅を増やしたら単に時間がかかるだけだと思うんですけど。
(知事)
それは違うでしょ。JR東海さんもそう考えていません。
(記者)
いやいやだから、そもそもJRは新幹線新駅を考えてないんだから、考えるもへったくれもないでしょう。
(知事)
リニアが先だということですね。
リニアができて初めてそのサービスが開始されて、それでダイヤが変わるわけです。
これはいわゆるリダンダンシーといいますか、この現在の東海道新幹線のいわばサブシティアリーといいますか、その、補助のために作るわけですね、災害の観点からも含めて。ですからですね、もちろん他の別の目的もあります。すなわち大都市圏を作るという、これはその早く結ぶということでありますから、そうしますと、その今で1番早いのぞみよりも200キロぐらい時速がですね、高まるわけですね。従って、1つの圏になると、そうすると、いわば、今のやつは急行と鈍行の既存の新幹線は、サービスになるというのは、これ普通に考えてJR東海さんもその考えであると、私はそう考えました。
(記者)
いやだから、だいたいこだまとひかりが鈍行機能に代替されるのはわかるんですけれども、それと新幹線新駅との結びつきは全くないと思いますけど。それはもうここで議論してもしょうがないと思うんで、いいんですけれども、先ほど申し上げた通り、難波理事がこのルート選定について、今そこを議論してもというような趣旨を発言されているわけですけれども、これは明らかに知事の考えとずれているんですけども、静岡県としては、何が真意なんですか。どちらを我々は信じればいいんですか。
(知事)
ルートの変更はですね、今議論するべきじゃないでしょう。
今やってるのはですね、まずは流量が
(記者)
ルートの変更じゃなくてルート選定への疑義です。
(知事)
ありますよ、これは。
(記者)
だからそれで副知事、当時の副知事は今そこを議論しても前に進まないというような主旨を囲みでされてたんです。そうすると、この知事の今やってる行動とそのときの、当時の副知事の発言との整合性がちょっとよくわからなくて、我々はどちらを信じれば良いんですかという話です。
(知事)
このルートの変更それ自体について議論をするべきではないというのは私も同じですね。何しろその47項目を全て解決するというのが県の基本方針ですから。
ですから、その基本方針でやってるというのは、県の一貫した同じ全て立場でやっているということです。
(記者)
よくわからないけど、いいです。
(幹事社)
中日さんお願いします。
(記者)
中日新聞です。期成同盟会の話にちょっと戻ってしまうんですが、長野県の阿部知事と神奈川県の黒岩知事がですね、現行ルートで整備する考え方に静岡県が立つのであれば、静岡県の参加というものを賛成するということを会見でおっしゃっていたようです。これに対して知事は、この両知事と考え方としては同じということなんでしょうか。
(知事)
現行ルートで、今、検討してるわけですからね。
現行ルートを変更した場合のことを考えているわけじゃありません。
現行ルート、これが決まった過程であるとか、現行ルートをした場合に出てくるであろう水の問題、生態系の問題、盛土の問題、監視の問題、そうしたそのいくつかの問題をですね、議論したわけですが、現行ルートを前提にしてやったわけです。
(記者)
もう一方でですね、自民党の特別委員会のときに、知事は県民の理解を得られていない状況では、静岡工区の工事の中止かルート変更ということをおっしゃっていたとご説明を受けました。それとは整合性というのはどうなるんでしょうか。
(知事)
これはですね、正確に言いますと、1人3分間、10都府県のですね、知事さんが与えられたわけです。
そこで私が申し上げたのはですね、国交大臣が意見として、この地元住民のご理解がなければ、駄目だとおっしゃってるわけですね、地元住民の理解ができなければ、ルート変更、南アルプストンネル工事の中止というのを皆さんの仲間の元国交副大臣、かつその委員会の事務局を預かってた方が言ってられましたと言ったわけです。
ですから、その方が言ったと言った。私は固有名詞を挙げたわけですね。
そうすると委員長の方から、固有名詞はあげないでくださいというふうに言われました。
だけど明確に固有名詞を挙げたわけです。そして、さらにこの件について言えばですね、面白いことがございました。
5月16日に幹事長が変わりました。自民県連の。その翌日だったか野崎幹事長が、元幹事長がご挨拶にこられて、そして、ま、立派なことだと思いましたが、その時の話はですね、知事選のときにどうして対立、あなた方の候補の方が、いわゆる住民の理解を得られなければ工事中止、それからルート変更と言われたんですかと聞いたんですよ。何度も言われましたからね、公の場で。
そしたらですね、国会議員、地元の国会議員が集まって決めたことで、候補者が勝手に言ったことはないとおっしゃったわけです。
ですから、その地元候補者をですね応援している地元の、この国会議員の中には、特別委員会の人がいますよ。
大井川流域の方もいらっしゃるし、それからそこで顧問格の方で入ってる人もいます。
その方たちと話し合って決めたそうですよ。そうおっしゃいました。それだったら、今の状況を見れば、本当厳しいでしょうと、今どうしておっしゃらないのかって聞いたわけですよ。今日はその話に来たんじゃないっていうことでですね、お帰りなったわけですが、ですから私が言ったんじゃないんですよ。
知事選のときに、自民党のリニア中央新幹線特別委員会の事務局を預かり、鉄道局を所管する副大臣をしてた方がですね、地元の国会議員の了承のもとに、堂々と言われたわけです。
それを私はそこで繰り返したわけですよ。
だからそのルート変更とか、工事中止という言葉を、ブリーフィングのときに申し上げましたけれども、固有名詞は言わないという、古屋さんが言われたのでですね、そういう話をしましたと。いうふうに申し上げたわけですね。
正確にはそういうことです。
記録が残ってると思います。多分テープ起こししてると思いますから。
(記者)
わかりました。先ほど特別委員会の会議、非公開だったので、ちょっと我々も文言までは確認できてないんですが、それを見ることはできますか?
(知事)
それは委員長のあれだと思いますが、前回ですね、おかしなことがありました。
それはあの1回目のときですね、今回2回、少なくとも私が出席したのは2回しかありません、で1回目のときにですね、有識者会議のこの議論を尊重するかどうかというふうに聞かれまして、尊重するという意味のことを答えました。
そうすると後で記者のブリーフィングの際にですね、委員長の方から有識者会議の結論を静岡県知事は尊重すると言ったと。
これが収穫だというふうに、そういうブリーフィングがされたわけです。
しかしそれはですね、正確じゃないんですよ。有識者会議に持っていっているその案件は専門部会で上がったたものでありますから、そこでご議論していただいたものは尊重し、それを持ち帰って、専門部会で議論していただいて、地元の理解を得ると、そういう段取りになりますというふうに私は言ったわけですね。
で、そう言ったはずなのに、そのなんて言いますか、そういう形でまとめられたのでですね、偶々ありがたいことに、その、うちの職員が、ウェブでしたから全部テープにとってたわけですね。
それを文字起こしいたしまして、そして古屋委員長の方に、私はそういうことは言ってませんということを言いました。
従って今回もですね、おそらく、テープとってありますか。おそらく向こうは取ってるでしょう。ですから、それをご覧になりますとですね、固有名詞を挙げまして、さらにこうも言いました。大井川流域を預かっている国会議員の方がそこにいらっしゃるわけですね。その方は地元の方たちの理解を得ることがもう、大事だから、地元の水を守りたいって気持ちを常に地元で言われてます。
一方で、その委員会ではですね、その趣旨は基本的にリニアを推進ですから、それと一見矛盾することを言わざるをえないと、そういう板挟みの状況に陥ってる方もいると。
ですからですね、これはあの、なかなかにそれぞれの立場があるかと思いますけども、そういう記録はですね、本来、国策としてやってることなのでですね、秘密にするべき筋のものではないと、こんなふうに思いますから、私はあの、あなた方の方でですね、向こうの主催ですから、その主催者の意思を逆なでするようなことをしていかないと思いますけれども、そのご了解さえあればですね、私の発言を全部そのままテープ起こししていただいて、全く私には問題はありません。
(記者)
わかりました。5月26日だったと思うんですけど、自民の特別委員会、その後のブリーフィングは、知事は簡略化して、今我々にお伝えされたということで、実際の意図としては、岩井さんが言ったようなことを、そのなぞったというか、
(知事)
そうルート変更と、それから工事中止についてはですね、あなた方の仲間が言われたと。
(記者)
なので知事の言葉ではないと。
(知事)
で、なぜ言われたかというと、その地元の理解が得られなかった場合、得られない場合ですね、流量について得られてますか、得られてません。水質はどうですかと、水脈はどうですかと、盛土はどうですか。それから生態系はどうですかと。監視体制はどうですか、どれ1つですね地元は受入れると言ってませんので、ということであれば、あなた方の仲間が言われたように、ということでですね、そこでそういうことを出したわけです。
(幹事社)
日経さんお願いします。
(記者)
日本経済新聞です。
ちょっとシンプルな質問にちょっと立ち返らせていただきたいんですが、期成同盟会について、期成同盟会ですね、リニアのですね、伺いたいんですけれども。期成同盟会に静岡県が入るかどうかってのは近々決まると思うんですけれども、もし入るとなりましたら、沿線の県のですね、知事さんたちと直接対応するチャンネルが出てくると思うんですけれども、そこで知事はですね、静岡工区についてですね、どういう課題なりを伝えて発信していきたいと、加入することによって、どういう課題点を、これまでおっしゃってますが、短くて結構なので。
(知事)
私はね基本的に静岡中心主義じゃないんですよ。
ですからですね、東京都は品川は品川なりの問題があります。
それからもちろん、この住宅地は通りますからね。
このいわゆるこの空洞があったりする。だから今のこの工法でできるかどうかっていう問題も抱えてらっしゃるでしょう。
それからもちろん、相模原というか神奈川新駅ですね、ここも褶曲山脈すなわち丹沢を抜けなくちゃいけませんので、その問題があって、すでに新東名の道路でですね、1日もわずか数センチと掘れないような、そういう地質のとこにぶつかっていたりするわけですよ。
だから当然ですねそういう問題も出てきてるはずです。
それから中津川、飯田、それらは残土置き場だとかですね、残土処理の問題だとか、それぞれ問題があるんです。そしてもちろん名古屋駅もそうでしょう亀山あるいは奈良、新大阪についてもそれぞれ問題あると思うんすけど、それをですね、お互いに皆共有することが大事で、それぞれ皆は地元中心でうちに来ればこれは地域の発展に役立つという、そういう観点で言われてると思いますけども、案外ですね、他県のことは知らないまま、期成同盟会で早く早くと言ってるっていうその面もあるかなということは、この間中津川に行って痛切に感じましたね。
ですから私はいろんなその場面でですね、お互いにリニア新幹線をどう生かしていくかということを意見交換したいと思ってます。
(記者)
その意味で要は静岡県の課題については、水の問題であるとか生態系とか、今これは知事がおっしゃってきた課題ですよね。
これが静岡は、あの全体としては、総論は賛成なんだけれども静岡については、そういう課題がまだ残っているから申請書にも書かれていた通りだと思うんですけど、そこはその、静岡はそこはちょっと理解してくださいよというのは、やはり他の知事さんたちにも直接説明していくと。
(知事)
それはそうでしょう。お互いをお互い理解し合うと。ですから、こないだ青山、中津川知事(正しくは、「中津川市長」)さんとこに行った後ですね、織部君、もう1回行ったのかな。
(職員)
お手紙を。
(知事)
お手紙を、そういうふうにして、向こうには小倉さんというですね、リニア担当の部長がいらっしゃるんですよ。
その方とこのホットラインといいますかね、せっかくお互い知り合ったのでということで、これも1つの一例ですけれども、そういうレベルをですね、重層的に知事さんレベルだとか、関係市町のトップだとかね、大鹿村だとかあの辺はいろいろ問題抱えてると私なりに知っておりますけども、実際に行って誤解されるのも困るのでね、もし一緒にリニアを進めていこうという立場だったらですね、それぞれ抱えてる問題は必ずあるはずですから、それを共有しながら一緒に解決を図っていくことができると思ってます。
(記者)
ちょっと重要な問題なんでもう2つだけ簡単にさせください。ルート変更の話がさっき出ましたけれども、知事はこれまでいろんなインタビューとかいろんな形の中でですね、やはり工事の中止とルート変更というか、経緯は置いておいてですね、今の南アルプスの地下を通るのは、ちょっとまたJRとかも考えるべきときじゃないかとたびたびおっしゃってますけれど、これは期成同盟会に入ったとしてもですね、やっぱり南アルプスに問題があるならばルート変更もやっぱりの1つの選択肢だという考えはそこはお変わりはどうなんですか。
(知事)
これはですね一番肝心なのは事業主体はJR東海なんですね。
皆さんがたがこれ見てる前で、彼に聞きました。
もしもここでですね、重大なこの障壁があるとした場合どうしますかって聞いたわけです。
全く考えてないっておっしゃったので、これは間違ってると思いますね。
山登りも途中でどんな天候が急変するかわからない、そういうときにはどうしますかと、あえて遠くまで行くんだって全員が死んでしまったら何もないでしょ。
同じようにですね、どんなことにも障害があるので、そのときにどういうふうに臨機応変に考えるかっていうのがトップの役割だと思いますね。
ですから私はこの件について本当はですね、亡くなられた葛西敬之さんとですね、直談判がやりたかったわけです。
実はもう1月段階で肺やられててですね、30分も話すことができない状況だったってことを最近知りました。
本当に残念だったと思ってます。
(記者)
最後1点で、静岡県内のメディアも含めてですね、関係者は期成同盟会への申請書を読めばですね、静岡工区もやはり認めるからいいっていうふうに言ってるんじゃないってことはよくわかっているんですけど、ただ全国のですねやはりあの普段リニアの問題で静岡県見てない方々は、静岡の工区にちょっと慎重反対されてきた知事が期成同盟会に入るってニュースを見るとですね、あの静岡の工区もちょっと考えが変わられたんじゃないかっていうふうに誤解をされる人も大分ですね、実際いるように思うんですね。
(知事)
誤解だらけですね。
(記者)
そこはやはりそのこれまで知事選の公約にも掲げられて、水と生態系と残土またあとルートの先の考え方、ここはあの政治家としての信条はこれは今の時点で知事のお考えは変更はないという理解でよろしいですか。
(知事)
変更ありません。一貫してます。
(記者)
そこは県民が今日YouTube見ていらっしゃるので、ちょっと改めてそこの水のところと、そこをちょっと簡単で結構なので、スタンスをもう1度ちょっと説明していただきたい。
(知事)
有識者会議でですね、流量全量戻しについて、トンネルを掘削するときに出る水、全部戻すのが全量戻しだということですから、先進坑掘る時の水もそうなんですよ。従ってそれをですね、戻せないってことですから、流量の問題がある。
それから、その後ポンプアップして、本坑とか、斜坑とか導水路トンネルとかね、これはあのきれいな水が戻ってくるのではなく泥水をですね、椹島で濾過して戻すわけですね。水質が変わります。当然水脈が変わります。あの掘ってしまうと盛土ができますので、その盛土は370万立米で、熱海の土石流の、あれは5.5万立米ですから、60倍70倍のものが、そのかなり上流のところに積み上げられると。それからヒ素とか重金属が当然ある場合があると。それからまた生態系のこのダメージってのがあると。これはもう300m以上地下水位が下がるっていうことを、JR東海が言ってますからね。そしてまた監視体制の問題があります。ですから流量、水質、水脈それから盛土、生態系、監視体制、それから今はですね、なんとこのルートが決まったときの、不透明な決定過程というのもありますので、こうした問題が、やっぱり明確になって誰もがなるほどこういうふうにして解決できるのかというふうになった時にGOってことなるんじゃないでしょうかね。
地元の理解を得てからやれというのは環境大臣閣下それから国交大臣閣下と、両方ともですね、強く前提条件として言われてることですから、どこが理解されるべきことか、流量、水質、水脈、盛土ね、それからまあ、対策土と言ってみえる。それから生態系。こうした問題はですね、残念ながら解決されてないと、ようやく生態系についての議論が始まったと、しかも何のリーダーシップをとらない、国交省のもとでという、そこが問題だと思ってます。
(記者)
生態系の議論しっかりこれから積み上げていって、そこまず当面やってかなければいけない。
(知事)
そういうことですね。そういう約束ですから私たちはそれを約束を守りますってことで国交省とやってるわけですから。
(幹事社)
朝日テレビさんお願いします。
(記者)
静岡朝日テレビです。よろしくお願いします。
先ほど誤解だらけですっていうふうにおっしゃってましたけど、実際に期成同盟会に申請書を出されてから、何らかのリアクションというのはあったんでしょうか。
(知事)
特には、個人にはありませんね。
(記者)
それとその申請書を出されるときに、大村知事に対してまだ壇上に残ってるときに、かなり強引な形で渡されたと思うんですけど、大村知事は後日、社会人なら普通、事前に話があってしかるべきだみたいな発言されてるんですが、ああいったあの演出というか行動は何か意図的なものがあったんでしょうか。
(知事)
いいえ、あれは順番にですね、議論していくわけですね。
感染症対策どうするか、インフラ整備どうするかと。インフラ整備の議論のときに手を挙げまして、まずその高速道路については、まだ作られてないところをきちっと作っていただくというふうに要請することと、高速道路網を使ってですね、富山県の人もあるし三重まで来てるわけで、朝5時に出てるわけですよ。
それは大変ないわゆる料金がかかってるわけです。ですからこの料金も外国人並にですね、いわゆるそのハイウェイパスですね、ジャパンエクスプレスウェイパスと言われるようなものを活用できるように日本人にもやったらどうかと、もう1つ、この、このリニア問題があるということで、今日はですね、セッションが終わりましたらば、ちょうど申請書が届いたので、このセッションの中でじゃなくて、セッションが終わって休憩時間になったときにお渡ししますと、言ったわけですけど、それぞれ聞いてられる方と聞いてられなかった方、いるかもしれませんけど、私はその自分の発言の中でですね、このセッション、すなわち最初の国へのこの要請についていくつか項目があって、そのセッションが終わって休憩に入ったときにですね、渡すと、いうことを申し上げて、そして渡したわけですね。席を立たれてトイレに行かれるとか言われる前にですね、渡すということをしたわけです。
(記者)
はい、ありがとうございました。 |