(知事)
皆さんこんにちは。今日のお花はですね、あそこに中学生が二人いますけれども、今日の記者会見の花ではないかと思いますが、この花は、トルコギキョウ、関東東海花の展覧会に出た、農林水産大臣賞、これですね、白いものですね。バラに似てますけれども、トルコギキョウと。磐田市の伊藤哲野さんと読むんでしょうか、の作品といいますか、品種改良したお花ということでございます。それからネコヤナギとドラセナということでございます。
【中部横断自動車道の開通について】
さて発表項目は三つございます。最初は、中部横断自動車道の開通に関わることでございまして、本日14時、ちょうど今ですね。中日本高速道路株式会社と国交省さんは、中部横断自動車道の新清水ジャンクションから富沢インターチェンジ間、ならびに下部温泉早川インターチェンジから六郷インターチェンジ間を3月10日、日曜日、午後4時半、16時30分に開通することを公表いたしました。今、公表中ということでございます。
今回の開通によりまして、清水港など県内各地と甲信地域とのアクセスが格段に向上いたします。物流の効率化による生産性の向上、あるいは人々の移動、観光交流の拡大などにおきまして、大きな効果をもたらすものと期待しているところであります。
トンネル工事が重金属の発生、あるいは脆弱(ぜいじゃく)な断層破砕帯があることになって、そのために工事は難航いたしましたけれども、追加の対策工事が行われ、開通を迎えることができました。ネクスコ中日本高速道路株式会社さま、ならびに国交省さまをはじめとする関係する皆さまのご尽力に対しまして、心から感謝を申し上げます。
中部横断自動車道に対する産業界をはじめ、県民の期待は大きいことから、県といたしましては、平成31年度に開通が予定されている富沢インターチェンジから下部温泉早川インターチェンジ間につきましても、一日も早く開通できますように国に対して働きかけてまいります。
これによって、新清水から甲府、双葉ジャンクションまでですね、来年度の春までには開通するということになるということでございます。
六郷から双葉まではすでに開通しておりますので、だいぶ短くなるんでしょうか。30分くらい短縮できるんではないかと思います。
【第5回「あいのうた〜出会いから子育てまでの短歌コンテスト〜」受賞作品の決定】
二つ目の発表項目でございますが、第5回目を迎えました「あいのうた〜出会いから子育てまでの短歌コンテスト〜」の受賞作品が決定いたしましたので、ご報告を申し上げます。
「あいのうた」短歌コンテストは、審査員が俵万智さんと田中章義さんです。このお二人にご審査をいただきまして、このたびの今回の受賞作品が決定いたしました。
このコンテストには、今回も多くの応募をいただきました。応募総数は3019首に上ります。43都道府県にまたがり、また、アメリカからも応募がありました。応募者の年齢層は、下は6歳から上は90歳と幅広い層にわたっております。また毎回応募くださる方もいらっしゃいます。
最優秀賞は、一般の部とジュニアの部がございますが、一般の部が、神奈川県横浜市の水野真由美さんの作品です。「雨の日は言葉の散歩にでかけよう 傘、さくらんぼ、帽子、新幹線」
傘、「さ」ですから、さくらんぼ。「ぼ」ですから、しりとりで、帽子。帽子の「し」ですから、「し」を受けて、新幹線と、こうなってるわけですね。しりとりでこうなってる。雨の「あ」から始まってますから、「あ」から始まって、新幹線の「ん」で終わるという、なかなか、何でもないようですけれども工夫されている作品じゃないかと思います。これに決定されたとのことです。水野さんは、本コンテスト開始以来、4年連続して入選、あるいは審査員特別賞に選ばれる方です。今回はついに最高位の最優秀賞に選ばれました。おめでとうございました。
次にジュニアの部でございますが、静岡県立科学技術高等学校の3年生、牛濱慶介さんの作品です。「なぁ親父 墓石に水かけ汗ぬぐう 今日は猛暑だ 水分とれよ」
真夏の暑い中、お墓参りに行って汗ぬぐいながら、暑いだろう、お父さん。これで水分取れよって言ってるんですね。つらいっていうか、いい歌だと思います。牛濱慶介さん、親孝行ですね。ご入選おめでとうございました。
審査員のお二人から、言葉をいただいております。
「今年もたくさんの作品が全国から寄せられました。どうもありがとうございます。ユーモアや優しさ、あるいは機智に富んだ歌が多かったように思います。身近な人との関係を詠むことで、自分自身が大切にしているものが見えてくるのだなあと、あらためて感じさせられる選考でした。素敵な作品を、ありがとうございます。」という言葉を頂いております。
選んでいただきました俵万智さん、田中章義さんにも御礼を申し上げます。
さて、表彰式は、3月2日、土曜日、県庁別館の展望ロビーで開催いたします。俵万智さん、田中章義さんによる対談も予定されております。
お二人には、歌に込められた思いを引き出していただき、また語っていただきますので、ぜひ多くの方にご来場いただければと存じます。
また、受賞作品は、過去の作品も含め2月22日、富士山の日の前日ですね。金曜から表彰式当日までの間、県庁別館の展望ロビーで展示いたします。
短歌「あいのうた」に込められた思いに共感していただくことで、「子育ては生命をつなぐ幸福の愛を育む尊き仕事」という、この理念の浸透と、社会全体で子育てを応援する気運の醸成を図ってまいりたいと思っております。
【受動喫煙防止条例の集中広報】
三つ目の発表項目でございますが、昨年9月に「静岡県受動喫煙防止条例」を制定いたしました。この「静岡県受動喫煙防止条例」の特徴は、二つあります。一つは「全飲食店の表示義務」、もう一つは「国より1年前倒しで施行」ということであります。
条例の実効性を確保するには、県民・飲食店双方の協力が必要です。
これまで、健康福祉部では、飲食業組合等の関係団体へ丁寧に説明申し上げるとともに、県民だよりなどを活用しまして、条例の周知を行ってまいりました。
県条例は4月1日に施行になります。その施行に向けまして、2月〜3月に集中広報を展開いたします。今後、ポスターや動画などよって、県ホームページやさまざまな媒体を活用して広範囲に周知啓発してまいります。本日は、その一端をご紹介するものであります。受動喫煙を防ぐことで、健康寿命のさらなる延伸を図りたいと思っております。
今日はここにポスター、これですか。健康福祉部の方から、ちょっとご説明お願いしましょう。
(健康増進課長)
失礼いたします。健康増進課の小嶋と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
この12月末にですね、厚生労働省の方から「禁煙」「分煙」「喫煙可」の標識の案が示されました。正式決定は今月末ということで聞いておりますので、今後若干のデザインの変更があるかもしれませんけれども、大筋の形が示されたということで、まずは静岡県は4月からのスタートを予定しておりますので、国に先んじて、標識については飲食店をはじめとする県民の皆さまに知っていただけるように、こういったポスター等によって、積極的に広報をしていきたいということで、考えております。
この上がポスターの案でございまして、下が今後、皆さまに周知をしていく上でメインになっていただくキャラクターということで設定をしておりますけれども、こういったキャラクターにも今後、動画等でも登場していただいて、その動画を使ってインターネットの広告ですとか、SNSの活用ですとか、街頭の大型ビジョンの放映などを通して、幅広くより多くの県民の皆さまに、また飲食店の皆さまにもご協力をいただきまして、この条例がスムーズにスタートできるように、広報に努めてまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
まずこちらの一番、禁煙のところにいる女性なんですが、この方「スワン」さんといいまして、1児の母ということで、子どもさんの受動喫煙についても非常に心配をしているというような、吸わない、スワンさんです。
真ん中の方ですが、この人は「マスター」さん。「マ・スター」ということで星の形をしておりますが、いわゆるお店の店主ということで、設定をしております。自分のお店が、分煙にするのか、禁煙にするのか、もしくは喫煙ができるお店にするのか、そういったところで登場していくキャラクターということになります。
そして一番こちらの方が、タバコ持っておりますけれども、こちらはタバコを吸われる「スイマウス」さんということで、ただ、この方おタバコは吸われますけれども、周りに受動喫煙が及ばないように配慮をしながら紳士的に吸うという設定で登場していただこうということになっております。以上です。
(知事)
あなたは吸いますか?
(健康増進課長)
私は吸ったことがないです。
(知事)
私の方からの発表項目は以上でございます。 |