(幹事社)
他に、お願いします。静岡新聞さんお願いします。
(記者)
静岡新聞と申します。よろしくお願いします。前回の定例記者会見でちょっと途中になってしまったので、熱海の土石流災害の行政文書の問題についてお聞きしたいんですけれども、知事、前回の記者会見で、この文書のヒアリング、関係職員へのヒアリングのメモの開示についてですね、私の質問に対して、開示すべき事柄を整理するためにメモを取っているのではないかと。私、これ全部オープンにして開示してくださいということをお願いしたと思うんですけれども、メモに書いてある内容、そのヒアリング内容を整理するというのはどういうことなのか。で、知事ずっとオープンにする、なんていうか事実関係をオープンにするということを強調してこれまで言われてきたと思うんですけれども、オープンにするのであれば、メモも全て開示すべきだと思うんですけど、なぜ取捨選択をしろというふうに指示しているのか、その点を伺います。
(知事)
いや指示はしてません。メモを取ってる人間の判断に任せるということですね。
(記者)
開示すべき事柄を整理するためにメモを取っているのではないかと。で、それを是認するような発言を前回されてるんですが、全部出せばいいんじゃないでしょうか。なぜ指示を出さないんですか。
(知事)
もう彼は全部出すつもりでですね、メモのとおり、起承転結をつけて、どなたでもわかるように説明するという、そういうつもりでですね、聞いて、それ聞き流すわけにいかないでしょうから、メモを取ってるんだと思います。で、それをちゃんと利用して、問題になっている点につきましては、彼の方から説明をするということだと思っております。
(記者)
このヒアリングに関してですけれども、去年の9月下旬に、県の方から要請があって質問文を出してるんですが、3か月以上、もう4か月近く経つんですけれども、いまだに回答は出てこないんですけれども、なぜそんなに整理に時間がかかってるんでしょうか。
(知事)
ちょっと即答できますか。今日は来てますか。
(経営管理部総務局長)
すいません総務局長の内藤です。前回の12月26日の会見の時ですかね、そこからちょっと状況は変わっておりませんで、大変申し訳ないんですけども、前も説明したとおりですね、今、ちょっと休んでしまってる職員もいたりですね、異動をしてしまって県庁から出てしまった者がいたりして、なかなかその人たちと連絡が取れない状況があって、ちょっと他の業務もある関係でですね、聞き取りが完了してないっていう状況でございます。
(記者)
その聞き取り完了の目処っていうのは立つんですか。
(経営管理部総務局長)
いつとまではまだ申し上げられないんですけども。
(記者)
できないのであれば、できたところから出していただくというのが通常の対応かなと思うんですが、なぜ4か月近く経って出してこないのか教えてください。
(経営管理部総務局長)
それもこの前説明したとおりなんですけど、これまで聞き取った中ではですね、われわれが説明してきた内容と変わらない説明だったものですから、今までと変わらないかなというふうに考えております。
(記者)
今までと変わらないのであれば、それはそれで出せばいいんじゃないですか。なぜ出さないんですか。
(経営管理部総務局長)
要するにスキャナーを、設定を変更した、そういうことについてはですね、その意図というのは非開示箇所を確実に黒塗りすることが目的であったと。その結果として写真の部分は黒潰れしてしまったというような説明であったので、今まで説明したとおりの内容だもんですから、重ねて説明していないということです。
(記者)
私、質問文を出したんですけども、その質問だけではなくて、多数にわたって質問させていただいてるんですが、その回答に関しても、まず回答できたものから出していただきたいんですが、なぜそういう対応がとれないのか教えてください。
(経営管理部総務局長)
全てまとめてから出した方がよろしかろうというふうに思っております。
(記者)
それが目処は立ってないんですよね。
(経営管理部総務局長)
そうですね、もう少し時間をいただきたいと思います。
(記者)
なぜそういうふうに遅らせるのか教えてください。
(経営管理部総務局長)
それはその、本人に聞き取りができない以上ですね、もう致し方ないかなと。
(記者)
できないのであれば出せばいいじゃないですか、今あるもので。
(経営管理部総務局長)
できないということでですか。
(記者)
そうですね。待っててもしょうがないでしょ。
(経営管理部総務局長)
それは検討させていただきますけども。
(記者)
検討するじゃなくて、出していただけないんですか。なぜ出せないんですかということを聞いてるんですが。
(経営管理部総務局長)
それは検討させていただきます。
(記者)
知事、そこは強く指示していただけないでしょうか。
(知事)
彼に任せます。
(記者)
なぜ任せるんですか。
(知事)
彼が責任取ってるからです。
(記者)
3か月以上経って、回答が出てこない。ちょっと異常じゃないですか。組織として、県の組織としてどうなんでしょうか。
(知事)
そのときに既に回答した以上のことが出てきていないからという理由を、彼が言ってるので、そのとおりだと思います。
(記者)
だからそれはそれで出せばいいじゃないですか。
(知事)
もう既に出してるからと言ってるじゃないんですか。
(記者)
出してないです。
(知事)
いやいや、回答の中身については。
(記者)
私の質問に対しては答えていただいていません。しっかり事実確認をしていただきたいと思います。
(知事)
聞き取りをした部分について、従来と同じであるというのが今の回答だったと思いますが。
(記者)
それは出せばいいじゃないですか、従来の回答であれば、それはそれで。
(知事)
もう出てるんじゃありませんか。
(記者)
出てないです。しっかり事実確認をしてください。そういうふうな形で回答をすぐに出すように指示していただけませんか。
(知事)
出せない理由を言ってるのでですね、私は内藤君の説明が、
(記者)
なぜそんなに出せないんですか、回答が。
(知事)
担当がいらっしゃらないからでしょう。
(記者)
ヒアリング本当にしてるんですか。確認したんですか知事は。
(知事)
してるに違いありません。
(記者)
確認してないんですか、じゃあ。
(知事)
本人はしていると言ってるんですから、それを信じる他にないですね。
(記者)
信じる信じないではなくて、組織のトップとしては、そこをしっかり、指示しているのか、ヒアリングしてるのか確認して、そして対応するというのが組織のトップのあるべき姿なんじゃないんですか。
(知事)
ありがとうございました。
(記者)
どうなんでしょうか。答えていただけますか。
(知事)
それぞれ、つかさつかさで最善の仕事をしておりますので、この点につきましては聞き取り他、いろんな事情があってですね、聞き取りの結果を公表するのが遅れてるのは残念ですけれども、そこをお汲み取りいただいて、もうしばらく時間をくださればと思います。
(記者)
まず、その3か月経ってるのでちょっと異常だと思いますよ。すぐに確認して対応していただきたいと思います。お願いします。 |