(記者)
先ほどおっしゃった、国交省としての見解を県によこしてほしいというお話なんですけども、それは次の3者協議を開く上での条件ということなんですか。
(知事)
そうですね。それはもう藤田さんがいらしたときに、事務次官がいらしたときに申し上げました。まず整理をしたいというなら整理されて、整理されたことについての国の見解と。ただし国の見解は鉄道局に関与するものだけでなくて、水管理・国土保全局も抱えてます。大井川自体ですから、一級河川ですから。それからもちろんエコパークですからね、環境省も関わってくるでしょう。文化庁も関わるんでしょうかね。ですから国という場合には、1国交省の1部局を指してるんではなくて、文字どおり関係部局全てであります。
(記者)
そうしますと、国交省としてというより、国としての見解を持ってきてくださいという。
(知事)
国交省と環境省ではないかと思います。
(記者)
先ほど文化庁という話がありました。
(知事)
文化庁はエコパークの決定に関わってるでしょうか。関わってるなら、ぜひ。じゃないと取り消される可能性がありますからね。
(記者)
それはいつまでにとかっていう話はあるんでしょうか。
(知事)
今度会議を開く前にいただいて、それなりに公表いたしますから。これは国の見解ですと。こういうベースの下にこれから調整が行われますというふうにしたいと思っております。
(記者)
それが来たら次の協議を行いましょうと。
(知事)
行える条件ですね。
(記者)
それまでは次の協議は同意しないという。
(知事)
しかも今のメンバーではちょっと難しいということですね。
(記者)
どういうふうにメンバーを変えてほしいというご希望は。
(知事)
環境省も入るべきでしょう、水管理・国土保全局も入るべきだと思います。
(記者)
先ほどおっしゃってる、仕切りをする当人にその器に欠けるというお言葉ありましたけれども、その当人というのはどなたのことを指してらっしゃる。
(知事)
鉄道局長です。
(記者)
鉄道局、水嶋さん。
(知事)
取材してください。
(記者)
鉄道局長ですね。
(知事)
出てきたのは、あのときは、私は織部君と難波君と、それから向こうは2人いらっしゃったと聞いてますが。この2人です。先ほどのJR東海の宇野副社長。
(記者)
そうすると江口審議官も。
(知事)
知りません。そこはぜひ取材して聞いてください。
(記者)
知事の受け止めを聞いてるんです。
(知事)
私の見るところ、江口さん見にきておられますからね、現場を。だから本当にコミットされてますよ。そういう方が無礼なこと言いますかね。
(記者)
2人のうちどっちかということですか。
(知事)
ともかく江口さんは専門部会も参加されました。ただ、どういう目的でというものが、大井川の実態を知ってもらわなきゃいかんので、今、こういう台風19号で文字どおり鉄道局の事業が、なされる事業者が、道路通れないわけでしょ。それをどういうふうに受け止められるかっていうことだとすれば、関係市町、8市2町をお回りになるのも重要ですけれども、これ本来JR東海がやることですよね。指導するということであれば、静岡市とそれからJR東海が、もう放ってあるわけではないですか。入って、こういう状態だ、どうするつもりだというふうに言うのが審議官の役割ではないかと私は期待しております。
(記者)
そうしますと、整理させていただくと、次の協議を行うに当たる条件として、国としての見解を県に示してほしいということと、鉄道局長か江口審議官か、その器に欠けるという人を協議の場から外してほしいということですか、それとも別の人を入れてほしいということですか。
(知事)
いや、まあ人間は過ちを改めるにしかずです。怒る理由があったんだと思いますね。何も無目的に怒られるわけじゃないと思います。しかしですね、私の敬愛する2人の職員を批判をしたというか非難をして、実態としての会議の体をなしてなかったということだけははっきりしてるようです。それは誰が一体、この件について報告を受けるべきでしょうか。その上にいる人です。事務次官でなければ大臣でしょう。あるいは担当副大臣だと思いますね。
(記者)
先ほどの、仕切りをする当人がその器に欠けるというような話というのは別に、次の協議に対する条件とかそういうものではないということですか。
(知事)
事実を申し上げました。ああいう状態で秘密会議でやる、そして仕切るというには、やはり器に欠けるということで反省すれば直るかもしれませんね。
(記者)
では反省すれば。
(知事)
当然でしょう。反省して直せばそれでよろしいんじゃないですか。
(記者)
そうすると、例えば謝罪がないとちょっと次に進めないなみたいな形ではないということではないと。
(知事)
私は、国の関与というのは本格的にやってもらいたいと思ってますので、しかるべく器の人がやらなくちゃいけないかと。もう小さなことで、目くじら立てるようでは仕切るなんてできるようなものじゃないと思います。しかも信頼をなくしたとまでおっしゃったそうですから、そんなこと言ってどうして仕切られますか。
(記者)
そうしますと若干、人を外してほしいのではなくて、河川とか環境省入れてほしいという意見があるわけですね。
(知事)
先ほど申したとおりです。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。 |