(知事)
はい、皆さんこんにちは。春になりましたね。これ、何か分かります?信じられないでしょうが、トルコキキョウなんですよ。こんな大きなトルコキキョウ、見たことがありませんでした、ついこの間まで。これはですね、2016年度フラワー・オブ・ザ・イヤーOTA、OTAというのは大田市場ですが、東京の、最優秀賞受賞、鈴木明典(すずき あきのり)さんの作品です、浜松ですね、浜松の。最近大きいのがはやっているそうなんですよ。何と言うのですか、シャクナゲというか、ボタンというか、そんな感じですよね。もうトルコキキョウのイメージが変わるようなものですが、これ日本一のお花でございます。
【ラグビー日本代表テストマッチのエコパ開催決定について】
さて、発表項目は、ちょっと今日は多うございまして、七つございます。
まず、良い方から行きましょう。ラグビーテストマッチ日本代表対アイルランド代表戦エコパスタジアム開催が決定いたしました。
6月17日、土曜日です。エコパスタジアムで、日本代表とアイルランド代表のラグビーのテストマッチが開催されることが決定いたしました。知事選の真っ只中です。そちらには行かないで、こちらに来ていただきたいと思いますが、アイルランド代表は、2015年のワールドカップイングランド大会でベスト8に入りました。ですから、とても強い。しかも、現在の世界ランキングは4位。大変な強豪国です。
国内外のラグビーファンが注目するカードが、この時期にエコパで開催されますことは、ラグビーワールドカップ2019に向けた準備を進める静岡県にとりまして、大変喜ばしい、朗報でございます。この機会に多くの県民の皆さま方がラグビーの素晴らしさを知り、ラグビーワールドカップへの期待を高めていただければと望みます。
本県では、テストマッチの開催に向けまして、県下の関係団体が結集した「ラグビーワールドカップ2019静岡県開催推進委員会」を中心に、全県を挙げて試合を盛り上げ、主催者である日本ラグビーフットボール協会と共に、交通輸送など大会の円滑な運営を準備してまいります。
6月17日には、ぜひ御一緒に、世界トッププレイヤーの躍動する姿を間近で観戦し、2019年のワールドカップに向けて“ふじのくに”を大いに盛り上げてまいろうではありませんか。
【モンゴル国教育・文化・科学・スポーツ大臣の静岡県初来訪】
続きまして、また、めでたいお話でございますが、モンゴル国の教育・文化・科学・スポーツ大臣が静岡県に初めて、大臣として初めて来訪されるというニュースが入ってまいりました。
このたび、モンゴル国教育・文化・科学・スポーツ省のジャムナンスレン・バトソーリ大臣が、モンゴル国の大臣としては初めて本県にお見えになり、2月14日から17日まで本県に御滞在なさいます。平成23年にドルノゴビ県と始めた地域外交の努力が、国レベルとの交流に発展した大きな成果の一つだと考えております。
関係者の皆さまには、本当にありがとうございましたと御礼を申し上げたいと存じますが、モンゴル国では、昨年6月に政権が交代いたしまして、省庁の再編によりまして、この保健・スポーツ省と言われたこの省が、このたび教育・文化・科学・スポーツ省と名称が変更され、組織が変更されました。
今回バトソーリ大臣は、東京オリンピック・パラリンピックの事前キャンプを通じたスポーツ分野での協力関係をうたった本県との確認書を、新しく組織改編された大臣としてあらためて締結したいということで、御来静されます。このことは、大変嬉しい限りでございます。
また、この機会にモンゴル国が、焼津市及び伊豆の国市と結ばれている事前キャンプの受け入れに関する覚書につきましても、あらためて体育・スポーツ庁長官との間で締結を行うこととされております。バトソーリ大臣は、確認書及び覚書の締結式以外に、焼津市、伊豆の国市の事前キャンプ予定施設を御訪問される他、ボクシングチームの誘致を表明している島田市の視察も行われると聞いております。
本県としましては、大臣の御訪問によりまして、モンゴル国との交流が一層拡大し、双方の親交が深まることを期待しております。
【モンゴル国ドルノゴビ県知事団の来静について】
三つ目の報告事項でございますが、これもモンゴル国との関わりですが、モンゴル国ドルノゴビ県知事団が来静されます。
静岡県は、モンゴル国ドルノゴビ県と、平成23年7月に友好協定を締結いたしました。今年で5年になります。ドルノゴビ県から、昨年7月に就任されたばかりの、エンフトゥヴィシン知事を団長とした訪問団をお迎えして、本県で記念式典を開催いたします。
記念式典は、2月7日火曜日、午前9時から、県庁内で開催いたします。式典会場には、平成25年8月に、ドルノゴビ県から御寄贈いただきました移動住居「ゲル」を展示するなど、モンゴル文化を御紹介いたします。
ドルノゴビ県とは、これまで、高校生の相互交流などの青少年交流を行っておりますが、それ以外に下水道等の研修生を受け入れるなど、技術協力交流なども進めているところであります。今回、ドルノゴビ県から、知事閣下をはじめ、県議会議長さんもお越しになると。県議の先生も何人かお越しになるというふうに聞いておりますが、皆さまをお迎えいたしまして、友好協定締結5周年をお祝いし、本県とドルノゴビ県との関係が一層、深まることを期待しております。
【外国旅行における宿泊料の見直しについて】
四つ目の発表事項でございますが、これは皆さまにお約束をしておりました外国旅行における宿泊料の見直しについてであります。
今議会に条例を御提案申し上げることにしておりますが、外国旅行における宿泊料につきまして、海外の宿泊施設の宿泊料金等を調査いたしました。その結果及びそれを踏まえた旅費制度の見直しの内容について本日公表することといたします。なお、調査結果と見直しの内容の詳細は、この会見終了後に別途、経営管理部の方から報道機関の皆さま方に丁寧に御説明をいたします。
大きな内容でございますが、今回は2つの調査を行いました。一つ目は「海外の宿泊施設の宿泊料金調査」です。これは、平成25年に財務省が行われた調査を参考にしまして「世界ホテル案内」というインターネットサイトに掲載されている191都市の4,473施設を調査し、各都市の平均宿泊料金を把握したものです。二つ目の調査は、県内の民間企業における海外出張の旅費制度についてのアンケート調査であります。
これら二つの調査をいたしました結果、10を超える都市につきまして、現行の条例上の定額と平均宿泊料金に乖離(かいり)があること、また、県内の民間企業の多くが、(海外出張の)宿泊料につきましては実費額を支給していることが明らかになりました。
そして、これらを踏まえまして、見直しの内容ですけれども、民間企業における海外出張の実態を考慮して、現在は定額で支給されている宿泊料を実費支給へと改めます。一方、支給額の上限額を設けます。特別職の職員の支給上限額につきましては、宿泊料金の実態を考慮して、旅費法に規定されている大臣級の額が適用されることがふさわしいというふうになりました。実費支給を条例で定めるのは、都道府県では全国で初めてとなります。
実費支給となることを踏まえまして、職員が宿泊施設を選定する際には、最も経済的な通常の、つまり社会通念上妥当な宿泊施設を選定するよう条例に明記いたします。また、国際的なイベントの開催などによって、実費額が上限額を超えてしまう場合に、上限額を超えて支給できる要件につきましては、現在運用に委ねられている部分を条例に明記するように変えました。また、一般職の職員についても、同様に見直すことになります。
この見直しを、平成29年、今年の4月から実施したいと考えております。そのための条例の改正案を、県議会平成29年2月の定例会に提案する予定であります。
例えば、今まで1万円支給されたと、ところが実際は8,000円だったと。そうすると2,000円分が余るのですね。しかし、支給された部分はそのまま旅行者に支給されたままになっていると。これは、これからは8,000円なら8,000円に、もう変わるということが一番大きいと思います。それから上限額を設けているということ、それから経済的な通常の宿泊施設に泊まるというようにするということであります。 |