令和3年度以前知事記者会見

2025年4月30日(水)


発表項目(夏季における軽装勤務(クールビズ)の通年化、SHIZUOKA せかい演劇祭2025、旧ヴァンジ彫刻庭園美術館トライアル・サウンディングの実施、浜名湖水辺整備基本計画の公表)
幹事社質問(米国追加関税措置への対応、大阪・関西万博の視察)
一般質問(米の価格高騰、物価高騰に対する県の対応、カスタマーハラスメント対応、富士登山規制等)

発表項目(夏季における軽装勤務(クールビズ)の通年化、SHIZUOKA せかい演劇祭2025、旧ヴァンジ彫刻庭園美術館トライアル・サウンディングの実施、浜名湖水辺整備基本計画の公表)

(知事)

今日は私の方からは4点ご報告がございます。
1点目は、夏季における軽装勤務、いわゆるクールビズですね。
クールビズの通年化についてでございます。県ではこれまで地球温暖化対策の一環として、例年5月初旬から10月末にかけて夏季における軽装化いわゆるクールビズに取り組んでまいりました。
今回新しい総合計画の策定に伴い、職員のウェルビーイングの向上に向け、快適に活動しやすい服装で働くことができる環境整備を図ることとし、これまで期間を定めて実施してきた夏季における軽装化について、令和7年5月1日以降、期間を定めず通年で実施をいたします。
軽装勤務にあたっては、庁舎の窓口に、地球温暖化対策や、職員の働き方改革の一環として、軽装化を励行している旨を掲示するなど県民の皆様に対しまして広く理解、協力を得られるよう努めてまいります。
1点目は以上でございます。

2点目は静岡世界演劇祭2025の開催についてでございます。
静岡県舞台芸術センターSPACが主催する静岡世界演劇祭2025が、4月26日から5月6日までの期間、静岡市内で開催をされております。駿府城公園特設会場では、宮城聰芸術総監督演出の新作野外劇ラーマーヤナ物語が上演されます。
これは2014年のフランスアヴィニョン演劇祭で喝采を浴びました、マハーバーラタと古代インド2大叙事詩として対を成す演劇でございまして、多くの演劇ファンから期待の声が寄せられております。
またグランシップ内の静岡芸術劇場では、日本初演となるフランスの作品ラクリマ、涙の上演、駿府城公園では、フランスのダンボール巨大建築のアーティストと一緒に天守閣を作るプロジェクト、儚きものの造り手たちなど、静岡市街各地、各所ですね回遊して楽しんでいただけるイベントが展開をされます。ゴールデンウィークの後半、ぜひ多くの皆様に静岡世界演劇祭へお越しいただくことを期待をしております。
2点目は、以上でございます。

3点目は旧ヴァンジ彫刻美術館、失礼、旧ヴァンジ彫刻庭園美術館のトライアルサウンディングの実施についてでございます。
令和6年2月に県が寄付受納いたしました旧ヴァンジ彫刻庭園美術館においてコンセッション方式で事業者選定を進める上での官民連携手法の一つであるトライアルサウンディングを初めて実施をいたします。
トライアルサウンディングとは公共施設において、民間事業者が提案をする様々な事業を試験的に実施するもので市場性、ニーズ等の検証や課題の明確化などができることから、実践的で効果的な官民連携手法として用いられているものであります。本日4月30日から公募を開始し、10月31日までの期間で実施をいたします。
旧ヴァンジ彫刻庭園美術館の展示棟やレストランなどの建物や庭園が対象となります。
実施にあたっては、マルシェイベントやコンサート、展示会など、様々な用途での使用を期待をしております。
トライアルサウンディングの実施後は、その結果等を踏まえ、コンセッション方式での事業者選定等の手続きを速やかに進めてまいります。
3点目は以上でございます。

4点目は浜名湖水辺整備基本計画の公表についてでございます。浜名湖における防護・利用・環境これら三つの調和のとれた水辺空間の整備のあり方について定めた浜名湖水辺整備基本計画を策定をいたしました。
浜名湖は周辺地域の方だけでなく、昔から景勝地として全国から多くの人々が訪れ、観光やマリンスポーツ等、様々な形で水辺が利用されてまいりました。その一方、護岸堤防などの施設の老朽化や津波や、高潮に対して堤防の高さが不足するなど、防護上の課題もございます。このため、安全安心で、人々の暮らしと繋がりを大切にした美しい水辺空間作りを、市町や地域住民などの関係者が共通認識を持って進めていくための計画といたしました。
今後は本計画に沿って護岸整備を進めるとともに、浜松市のマリンスポーツの拠点整備などと連携し、浜名湖周辺のにぎわいに繋がる水辺空間作りを進めてまいります。
私からは以上でございます。

(記者)
幹事社のSBSテレビです。よろしくお願いします。

(知事)
お願いします。

(幹事社)
ただいまの知事の発表について質問のある社はお願いいたします。
はい、中日新聞さんお願いします。

(記者)
中日です。最後の点なんですけど、この護岸整備をですね河川整備計画に位置づける変更を行いとありますが、この狙いはどういうとこにあるんでしょうか。

(知事)
はい。
担当の方から説明させていただきます。

(長谷川課長)
河川企画課長の長谷川と申します。よろしくお願いします。
河川整備計画法定整備計画になりまして、護岸を整備する場合にはそこに位置づけてというものが整備の基本となりますので、そうした形となっております。
また水辺空間作りにつきましても、あわせて同じように計画に位置づけて、あの連携した整備を進めていこうという考えでございます。
以上になります。

(記者)
わかりました。すいませんもう1点教えてください。
この今回の基本計画の策定に当たって、この水辺、浜名湖の水辺整備に関するですね政策の新しい打ち出しとか変更点というのはあるんでしょうか。

(長谷川課長)
はい。
具体的な整備の箇所ですとか内容につきましては今後関係者と協議調整をしながら進めていく形になります。
ただ先ほどの資料にもございます通り構想ですとか、そうしたものがあるところについては、そうしたところを具体化されるところから、順次政策として実施するような形で考えていきたいと考えております。
以上になります。

(記者)
わかりました。

(幹事社)
その他いかがでしょうか。
静岡新聞さんお願いします。

(記者)
すいません静岡新聞です。今の浜名湖水辺整備基本計画の関連なんですけども、こういった計画は県内の水辺では初めての策定ということになるんでしょうか。

(知事)
ちょっと担当の方からお願いします。

(長谷川課長)
はい、浜名湖の方はやはり通常の河川と違って大きな水辺の空間を持ってる形になりますので、こうした具体的な基本計画というのは他にはないような形となっております。
以上になります。

(記者)
それで今後の予定のところで、構想がある箇所を選定しというふうに書いてあるんですが、今後も県内の他の箇所でも選定をしていくお考えがあるとか、あとは、例えば現時点で構想を立てる候補地があるとかですね、何かそういった今後の方針ってのありますでしょうか。

(長谷川課長)
現時点ではこの浜名湖の形を具体化していくという形となっております。

(記者)
ありがとうございます。

(幹事社)
その他いかがでしょうか。
静岡新聞さんお願いします。

(記者)
静岡新聞と申します。クールビズの関係でちょっと教えてください。
総合計画の策定に伴いっていう理由が書かれてるんですけれども、温暖化対策というところで、暑さがどうなるかわからないっていうところで、職員の快適性を求めるっていうことなんだと理解したんですけれども、知事自身も多分クールビズに取り組まれると思うんですが、知事として今後の方針というか、どういうときにどうしていきたいみたいなのであれば教えてください。

(知事)
これはもうケースバイケースで、その場にふさわしい服装ということになりますので、失礼のないようにですね、対応していきたいというふうに思っております。

(幹事社)
その他いかがでしょうか。
中日新聞さんお願いします。

(記者)
中日新聞です。
ヴァンジ美術館についてなんですけども、これ県単独で運営していくっていうことはもう考えていらっしゃらないということでしょうか。

(知事)
県が直営をするってことですか。

(記者)
はい。

(知事)
いやこれはもう、やっぱり民間のですね、いろんな知恵とか、民間のいろんな手法をですね、活用する方が、これはベターでございますので、基本的にはこのPFIの方式で公設民営ですね、民間に任せていきたいというふうに考えております。

(記者)
これいろいろ活用を考えるにあたって、現地とか、こう見る会とかそういったものって催す予定とかってあるんでしょうか。
現地見ないとなかなかこう想像つかないと思うんですけども。

(知事)
それはもうやってるですよね。
ちょっと、ちょっと担当の方から報告させていただきます。

(上泉地域文化推進室長)
地域文化推進室の上泉でございます。ヴァンジ彫刻庭園美術館を担当しております。ご質問にありました現地の見学でありますけれども、現在美術館自体は閉館はしておりますが、地元の長泉町等々ですね、協力しながら、各種イベントを開催をしていたりとかですね、今回のトライアルサウンディングにつきましても企業の方が入ってきますので、一般の方にもそのサービスを受けられるというふうにちょっと考えてます。
以上でございます。

(記者)
ちょっと聞こえなかったんですが。

(上泉地域文化推進室長)
一般の方にもトライアルサウンディングで企業の方がそこを使うということになりますので、そこに来るお客さんっていうところで、庭園の中もご覧いただけるっていうことになっております。

(知事)
いやあのトライアルサウンディングを行うにあたって、提案をするにあたっては、やっぱり現地をきちっと調査しなきゃいけないですね、そういう企業の調査は、進めてるのかどうかということです。

(上泉地域文化推進室長)
知事がおっしゃる通り進めております。

(記者)
これまでにそういった興味のある業者が中で見学したこともあるってことですか。


(上泉地域文化推進室長)
ございます。
昨年度民間のヒアリングと、事業の中でヒアリングをやったところ、何社か見ていただいて、サウンディング型市場公募調査で、実際に企業の方が何社か見えて現場を確認してございます。
以上です。




幹事社質問(米国追加関税措置への対応、大阪・関西万博の視察)

(幹事社)
その他いかがでしょうか。はいよろしいでしょうか。
それでは幹事社から質問をさせていただきます。本日幹事社質問2点ございます。
1点目がトランプ関税への対応についてです。
アメリカの追加関税措置への対応として県は連絡会議を開催されましたが、開催したご所感や今後の県内経済への対応を教えてください。
2点目が、関西万博についてです現在、関西万博が開催中ですが、知事の視察の予定はお決まりでしょうか。また特に注目している部分などがあれば教えてください。

(知事)
はい。このトランプ関税につきましては、連絡会議でですね、各団体17団体に参加をしていただきまして、いろんなヒアリングをいたしましたけれども、今のところですね、問い合わせ等はですね、多くはないということでございます。ただ、これからこの問題が長期化していきますと、いろんな産業や経済に影響が出てくるということで先行きに不安があるという多くの意見をいただいているところでございます。こうした意見をですね、しっかり踏まえてですね、まず赤澤大臣が今、渡米してますけれども、今後のですね対米交渉の成り行きをしっかり見ながらですね、臨機応変に必要な対策をですね、講じていく必要があるというふうに考えております。
もう一つは大阪万博ですね。大阪万博はご案内のとおり6月6日から6月8日までですね、県がブースを設置をいたしますので、初日であります6月6日にですね、本県のPRを兼ねて、現地へ赴くことにしております。
期待することはですね、やはり万博というのは、やっぱり将来の可能性をですね、広く国内外の皆様にお示しをするということでございますので、県内ではご存じのようにSkyDrive社が空飛ぶクルマのデモフライトを行う予定にしておりますので、ぜひそうした静岡県が持つですね、先進的な取り組みについて県内外の方に広く知っていただきたいなというふうに思います。

(幹事社)
ありがとうございます。
ただいまの幹事社質問に関する知事の回答について質問ある社はお願いいたします。

(記者)
静岡新聞と申します。アメリカの関税について伺います。共同通信の都道府県アンケートの結果が今日の新聞に出ておりまして、静岡県は未定ということだったんですけれども、資金繰りを含めたその金融支援について、実施をしているところ、あるいはこれから実施する予定の都道府県も多いようなんですが、あの資金繰り支援についてどのような県としてはスタンスでいらっしゃるんでしょうか。

(知事)
これご存じのように、国が4月3日にですね、日本政策金融公庫のセーフティネットのですね、条件緩和等により対応していくという方針を示しておりますし、県の場合は経済変動対策貸付という県の制度融資がございますので、そちらの方で現在対応しているところでございます。
今後こうした国等の動向を見ながらですね、必要があれば、当然、臨機応変にですね、必要な措置を講じていくということにしていきたいと思っております。

(記者)
そうすると現状ではその既存の制度融資で対応可能であろうと。

(知事)
今特にそういった激しい要望等も聞いておりませんし、先ほどお話し申し上げた通りですね、まだ相談窓口にもですね、相談も少ないということでございますので、ただ今後長期化しますと、いろんな影響が出てきますので、それに対してはしっかり、金融支援含めて必要な対策を講じていきたいと思っております。

(記者)
ありがとうございました。

(記者)
静岡朝日テレビです。よろしくお願いいたします。トランプ関税で追加の質問なんですけれども、日本時間の朝、赤澤大臣が、2度目の日米関税交渉に臨みます。自動車に関する追加関税を中心に措置の見直しを求めたいとしていますが、知事として注目している点、またどのようなことに期待したいかあれば教えてください。

(知事)
はい。もちろん追加関税措置をですね、なくす、あるいは緩和するという回答を引き出すのが一番いいと思いますけれども、交渉についてはですね、おそらくかなり駆け引きというものが行われるというふうに思います。ですからそこは全部カード見せちゃうとですね、それで終わっちゃいますので、そこは赤澤大臣がどういうこれから交渉手腕を見せてくれるかわかりませんけれども、しっかりアメリカの出方をしっかり見ながらですね、日本の国益をしっかり守っていっていただけるような、交渉をですね、していいただきたいなというふうに思っております。
ただなかなかこれ日本だけってのは、報道されていますようにですね、これ他国もいろんな交渉もこれから行っていくと思いますけれども、なかなかこれハードルが高いなという感じはいたします。
そこはしっかり国を挙げてですね、取り組んでいただきたいというふうに思います。

(記者)
ありがとうございます。
あと1点なんですけれどもこれに関連して米やトウモロコシの輸入の拡大など様々な案が日本の中でもあの交渉のカードとして出てきていると思いますけれども、知事として何かポイントなどが考えてることあれば教えてください。

(知事)
とうもろこし、あるいは大豆についてはですね、一定程度輸入をしてもですね、国内の生産がですね、大きく影響を受けるということはないというふうに、政府の方でも発表していることもありますので、そこはうまくですね、国内の生産に影響が出ない形で、輸入拡大を図るというのもこれは一つの私は交渉のツールではないかなというふうに思います。ただ米についてはですね、これ今後、先行きのこともございますので、今確かにお米が不足をしているという事態ではございますけれども、今後生産者への影響も含めて、中長期的に考えてなければいけませんので、そこは国としてしっかり判断をしていただきたいというふうに思っております。

(記者)
ありがとうございました。

(幹事社)
その他いかがでしょうか。
毎日新聞さんお願いします。

(記者)
トランプ関税の話、ちょっと深く入っていったんで、それに関して、今朝日本時間で今朝ほどですね、トランプ政権が自動車関税およびその自動車部品に対する関税に対してですね、緩和の措置を発表しました。これによると本県の経済への影響についてどのように思ってらっしゃるかということを。

(知事)
まだそこまで私自身が推量することはできませんけれども、かなりやっぱり、サプライチェーンはもう今、世界中に、何て言いますかね、分断されてるわけじゃなくて、一連のネットワークになってますので、当然そのアメリカ経済にもですね、逆に影響が大きく出てくる可能性がありますので、当然アメリカの自動車メーカーも海外から部品の輸入等もしているわけでございますので、これからそういう意味ではですね、いろんなそういう面も含めて交渉カードになってくるんではないかなというふうに思います。

(幹事社)
その他いかがでしょうか。日経新聞さんお願いします。

(記者)
日経新聞と申します。トランプ関税に関連して1点お伺いしたいんですけれども、連合静岡がまとめた今春の賃上げ動向によると、5%を超えて、引き続き高い賃上げ水準が続いているということなんですけれども、一方で中小企業を中心に物価高とか、あるいは為替の問題、それから金利の先高感、それに加えて今、おっしゃっていただいたようなトランプ関税が発生して賃金がもうこれ以上上げられないというような声もよく聞くんですけれども、知事として県内におけるこの賃上げ動向というのをどう見守っているのか、あるいは賃金とその物価が上がっていくというのが元々のモデルケースだったと思うんですけれども今後の見通しに関してもしお考えなどあれば伺えたらと思います。

(知事)
これは一言でなかなか申し上げにくいのは、業種によってかなりの差があるということもありますし、会社の規模によってもですね、やっぱり差がありますけども、やっぱり大手を中心に、賃上げをかなり今年も進むのではないかなという感想は持ってます。ただ、中小企業等、あるいは業種によってはですね、なかなか賃上げが難しいというところもございますので、その差があまり広がらないようにしていただきたいなというふうに思いますし、適正な価格転嫁がこれ必要になってきますので、物価高騰との関連ありますけれども、一定のですね価格転嫁はしっかりできるようにしていただきたいというふうに思います。

(記者)
ありがとうございます。
あとすいません、また別件で先ほど幹事社さんで質問あった万博に関してなんですけれども、6月6日から3日間、金土日ですね、開かれるということで、今万博、すごい大変人気ですけれども、この静岡県のブースで、例えば何人くらい来てほしいとか、そういう意欲的な目標があれば伺いたいのですけど。

(知事)
人数まではちょっと今ここで申し上げることできませんけれども、今回かなり力入れてるのは静岡県の場合非常に豊かな自然と思ってまして、その自然をベースにですね、いろんな食材でありますとか食文化というものがですね、生まれておりますしそれが大きな魅力となっておりますので、そうした静岡県の自然の魅力あるいは食の魅力というものをですね、ぜひ国内外のですね、このご来場いただいた方々に発信をしていきたいなというふうに思っております。

(記者)
ちなみに多分、相当数訪日客も来ると思うんですけど、大阪で静岡を知った人を静岡に呼び込む何か仕組み作りとかっていうのは今後どういうふうに考えられていくんですか。

(知事)
この3日間でなかなかそこは難しいと思いますけれども、今のガストロノミーツーリズムというのはですね、かなり有力なインバウンドを引き込むためのツールになってますので、今後もですね、静岡県の食の魅力を活用したインバウンド対策というか、外国人誘客というものを、特に富裕層を中心にですね、進めていきたいというふうに思います。

(幹事社)
その他いかがでしょうか。中日新聞さんお願いします。

(記者)
すいません、中日新聞です。万博のブースで県のブースの目標数は9000くらいというふうにちょっと伺っていたんですけど、その人数の目標はないというのをちょっと数値だけ確認したいんです。

(知事)
すいませんちょっと聞き取れないんですが。

(記者)
万博の来場者数の目標人数っていうのを設定されないっていうことでしたけども。

(知事)
すいません、ちょっと私が把握してなかったってことで、担当の方から発表していただきます。

(櫻井課長)
産業政策課長の桜井と申します。
一応万博のですね本県ブースの来場目標なんですけども、一応1日当たり3000人を目標として3日間で約9000人ぐらいを本県ブースにですね、招き入れたいというふうに考えてございます。以上でございます。

(幹事社)
その他いかがでしょうか。はい、よろしいでしょうか。
ではその他の質問がある社はお願いいたします。
NHKお願いします。

(記者)
NHKです。はい、あの米の価格についてお伺いします。
備蓄米の流通が始まってる中でもですね米の価格の上昇が続いていることについて知事の受け止めとですね、米の価格安定に向けて今後政府に求めることなどございましたらお聞かせください。

(知事)
これ当然米の価格がですね、落ちないってなる受給バランスが崩れてるということがあの構造的な問題としてあると思いますので、やっぱりしっかり需要に対する供給をですね、安定的に供給できるような、ことをですね政府としてコントロールしていただきたいと。
ただ備蓄米放出されてますけども、なかなかまだ末端の消費者のところに届いてるのは、数量が少ないというふうに報道等でも見聞きしておりますので、早くですね、それが流通の中で消費者に届くような形になっていけばですね、多少は価格を抑えられるのではないかなというふうに思いますが、ただやっぱ構造的にやっぱり今需給バランスが大きく崩れてますので、そこをですね、政府としては、しっかり調整をしていただきたいというふうに思います。

(記者)
ありがとうございます。関連してですね、その米を含めて、物価の高騰というのがかなり長期間続いてるかと思うんですけども、国政で今給付や減税の議論が出てますけども、県として物価高対策でですね、県民への支援策などを講じるお考えなどございますでしょうか。

(知事)
今必要な対策は行っておりますので、ただあの全体としてですね、物価高騰対策については、これやっぱり一義的には国の責務、県だけの問題じゃなくて、全国的にこれは大きな影響が出てまいりますので、国としてまずは一時的に対応していただきたいというふうに思っております。個別に特別高圧電力のですね、支援でありますとか、中小企業を中心に必要な今物価高騰対策については県としても今取り組んでいるところでございます。

(記者)
ありがとうざいました。



一般質問(米の価格高騰、物価高騰に対する県の対応、カスタマーハラスメント対応、富士登山規制等)

(幹事社)
その他いかがでしょうか。
テレビ静岡さんお願いします。

(記者)
テレビ静岡です。よろしくお願いします。県が制定を急いでいるあのカスハラの条例について骨子案の内容の報道が一部ありました。以前知事にもお伺いしたと思うんですけれどもカスハラの定義だったり罰則だったり、改めてどういった内容にすることを考えているか教えてください。

(知事)
基本的にはこれ理念条例でありますし、それぞれの役割を明記したものになると思いますので、あの条例ができることによって、それぞれ事業者だったり、我々行政側であったりですね、県民の皆様であったり、そこがしっかりこのハラスメントの問題に対して、認識をしてですね、対応していただけるという一助になればいいかなというふうに思っております。

(記者)
すみません、追加で、骨子案の中ですと、罰則規定を設けないという方針だということですが、知事、前回絶対に許さないという強い意志で示すことが重要とおっしゃってましたけれどもこの罰則規定を設ける・設けないについての意見、お考えを聞かせてください。

(知事)
これなかなかですね、どういう場合に罰則をするのかということが、今の中ではなかなか想定できないし基本的には理念条例であるということもございますので、今後の動向を見ながらですね、必要な、そういう措置が必要というふうになればですね、考えることもあるかもしれませんけど、今のところはですね、広く啓蒙をしていくということがまずは重要になってくるかというふうに思います。

(幹事社)
その他いかがでしょうか。
はい、日経さんお願いします。

(記者)
日本経済新聞と申します。
ちょっと現状についてお伺いしたいんですけれども、5月の9日に今年の夏の富士登山に向けた静岡県の公式登録アプリ、FUJI NAVIでしたっけか、稼動するかと思うんですけれども、残り1週間、1週間ちょっとということで、これ5月9日に登録、あるいは入山金の支払い等ができるようになるという今現状の認識でよろしいんでしょうか。

(知事)
これは、担当の・・・。あ、そう、すいません、ちょっと今ちょっと現状について今ここでお答えできないんで、後ほど担当の方からご報告させていただきます。

(記者)
分かりました。ちょっとこれも今答えられるかどうかわかんないですけど、一部登山者の声で、毎年7月の開山日が山梨県と静岡県で異なっているというのが、登山者側にとって一つわかりにくいポイントだというような指摘が結構あったんですけれども、今回の方針については何か決まってるんですかね。

(知事)
それはもう決まってるんだよね。

(事務局)
そこで変わる予定はないと思う、また後ほど担当の方から

(知事)
それも含めて担当の方からですね、後ほどご回答させていただきます。

(記者)
わかりました、はい。了解です。

(幹事社)
その他いかがでしょうか。
はい、よろしいでしょうか。
それでは以上で、記者会見終了となります。ありがとうございました。

(知事)
どうもありがとうございました。