(知事)
さて、発表項目は大きくは二つございます。まず新型コロナウイルス関連でございますけれども、本県の直近一週間の感染者数は、前の週と比較しまして、0.9倍と低下基調にございます。一方、感染力の強いオミクロン株の派生型BA.2への置き換わりが進んでいます。
オミクロン株に占めるBA.2の割合は、4月21日時点で79.3%、ほぼ8割ということでございます。BA.2が現在の感染の主流となっております。
こうした中、今週末から大型連休が始まります。
連休中は旅行、レジャー、帰省など、人との接触の機会が増えます。
感染が再拡大しないためにも、県民の皆様には引き続き、感染防止対策の徹底に取り組んでくださるようにお願いを申し上げます。具体的には、人混みの中での不織布のマスクの着用、室内のこまめな換気、会話の際の人との距離の確保、また、感染防止対策がとられている飲食店、あるいは宿泊施設のご利用をお願いしたいと存じます。それからお願いでございますが、3回目のワクチン接種をまだお済みでない方は、この機会にぜひ、接種をご検討くださるようにお願いします。
特に旅行先や帰省先などで、重症化するリスクが高い基礎疾患のある方、また高齢者と、行動を共にする場合など、あらかじめワクチン接種を済ませていただくか、ワクチン接種が難しい場合は、訪問前に抗原検査を行うなど、注意を払ってくださるようにお願いをいたします。
県が設置する富士市のふじさんめっせ、サーラシティ浜松の会場では、大型連休中もワクチン接種が可能な日がございます。
また、もくせい会館、静岡市のもくせい会館は5月から、夜間や土曜日におきましても、接種ができるように開設をしております。
ぜひ、県民の皆様におかれましては、社会経済活動と、感染防止対策を両立させるということで、両立させながら大型連休を楽しんでくださるようにお願いを申し上げます。
これに関連しまして、観光促進事業、「今こそしずおか元気旅」、これを延長いたします。
観光促進事業、「今こそしずおか元気旅」につきましては、現在のところ4月28日を期限として、宿泊旅行等の割引対象を県民の皆様に限定して実施しております。先般、国が事業期間の延長を決定なされました。これを受けまして、県内外の感染状況や、観光業界からのご要望等を踏まえまして、本県の対応を検討してまいりました。
県内の感染状況は県民の皆様のご協力がございまして、新規感染者数は減少傾向が続いております。
また、全国的にも、新規感染者数は前週、前の週と比べて今週を下回るという、同様の傾向が見受けられます。
こうした状況を踏まえまして、実施期間を5月31日まで延長します。
ただし、4月29日から5月9日(正しくは、5月8日)までのこの連休期間は、対象とならないということでございます。これにつきまして具体的にですね、今日は京極部長が出席しておりますので、京極部長の方からご説明をお願いします。
(京極部長)
スポーツ・文化観光部長の京極です。よろしくお願いします。
観光促進事業、「今こそしずおか元気旅」につきましてご説明をいたします。お手元の資料の通り、このたび4月1日から実施している観光促進事業を5月31日まで延長し、対象地域を拡大することで、観光需要の回復を図ってまいります。
延長に当たっての主な変更点は3点です。
一つ目は、事業期間の延長。対象期間は大型連休期間をのぞく、5月9日から5月31日までとします。
割引の対象となる予約は、5月6日以降にお申し込みいただいた、5月9日から31日までの県内旅行です。
旅行券と地域クーポンは、5月9日からの発券を予定しており、県内のコンビニエンスストアでご購入の上、宿泊施設や観光施設で支払い時に利用していただくことになります。
二点目は、割引をする対象者の地域の拡大です。
隣接および地域ブロックの各都県に拡大してまいりますが、国の制度上、両方の自治体の同意が必要となります。
現在、対象都県と調整をしており、同意が得られ次第、近日中に改めて公表いたします。
三点目は、事業の利用要件であるワクチンの接種歴についてです。
現在の元気旅では、ワクチン2回の接種歴、または陰性の検査結果の確認を要件としておりますが、5月9日からはワクチン3回の接種、または陰性の検査結果の確認に改めます。
また割引対象となる県内の宿泊施設先は、引き続き「ふじのくに安全・安心認証を受けた県内宿泊施設」とし、安心して旅行を楽しんでいただくこととしております。
それから併せて、現在県民対象に実施しております、駿河湾フェリーの運賃半額割引ですが、5月9日から元気旅と合わせて、割引対象の地域を拡大して実施してまいります。
今後多くの方が移動する大型連休も控えておりますので、感染防止対策の徹底を図り、県民の皆様や、本県に来訪される方々が、安心安全に旅行していただけるよう、環境を整え、事業の実施に努めてまいります。
その他この具体的な制度に関しましては、定例会見後に、個別に質問等に対応させていただきたいと思っております。県民の皆様への情報提供をよろしくお願いいたします。
以上です。
よろしくお願いいたします。
(知事)
京極部長でございました。ありがとうございました。
先ほど、新型コロナウイルス感染症関連で、大型連休中の行動に対する注意喚起でスライドがありますか。
これですね。
もくせい会館では、このように、ふじさんめっせ5月、サーラシティ浜松では、プラザヴェルデ(正しくは、「プラサヴェルデ」)では、掛川B&G海洋センター体育館だと、このようになっておりますので、ぜひこれをご覧になりまして、第2回接種目から6ヶ月以上経った方ですね、これは接種券があろうと、予約なしでですね、そこに行って接種ができますので、ぜひぜひご検討いただければというふうに存じます。
受付時間、もくせい会館とプラサヴェルデでは、予約なしの方は、午後7時半まで、予防ありの方は、予約ありの方は午後7時50分までできると、掛川B&G海洋センター体育館では、受付時間は予約なしの方は6時半まで、予約ありの方は6時50分までというようになっておりますので、ぜひこの機会にですね、接種してくださればというふうに存じます。
ありがとうございました。
それではもう一つの発表項目でございます。
世界お茶まつりでございます。
世界お茶まつり2022が開催、開幕いたします。
これは春と秋に2回開催いたしますが、前回の世界お茶まつり2019では、これ3年に1回やっておりまして、今回は8回目ということになります。
前回第7回の世界お茶まつりでは、に過去最多15万6000人の方々の来場者数を記録いたしました。
そうした成果を継承しながら、お茶の新しい楽しみ方、また最新情報を、この茶の都静岡から発信していくということでございます。
今回のテーマは「OーCHAで元気な笑顔!」というものであります。
こんな感じですね。まずは生産者の方を元気づけるために、元気になっていただいて、消費者の方々も、このお茶を飲んで、幸せになっていただいて健康になっていただいて、とこういうことでございます。まず5月1日にふじのくに茶の都ミュージアムで開幕セレモニーを行います。
これを皮切りに、5月15日まで、「春のお茶まつりウィーク」と題しまして、県内外の約400軒のパートナー店でお茶の入れ方や、茶摘み体験などができる新茶フェアを、分散型で開催いたします。
まず、また、初めての試みといたしまして、ここに出ておりますが、天竜浜名湖鉄道、大井川鐡道、岳南鉄道(正しくは、「岳南電車」)、静岡鉄道、伊豆箱根鉄道、これでですね、「OーCHA旅@沿線」と題しまして、沿線各地のお茶を楽しむ企画を、今回はいたします。新茶の緑が映える美しい季節に、県内各地を周遊していただきまして、おいしい静岡の新茶を大いに味わってください。そして新しいライフスタイルに対応した様々なお茶の楽しみ方、奥深さを知っていただき、お茶で皆さん元気になって笑顔になっていただきたいと思う次第であります。
私からの発表項目は以上であります。 |