(幹事社)
ありがとうございました。幹事社質問に関して質問の社はお願いします。
(記者)
最初の新型コロナウイルスの影響に関して1点質問なんですけれども、政府が新型コロナウイルス感染症対策分科会で、年末年始休暇の分散、延長を求める提言を求めましたが、それに対して知事はどのようにお考え、どのように対応していくか教えてください。
(知事)
はい。まず、子ども本位で考えることが大事だと思っておりますが、文科大臣の方から学校については、授業日数が減っているので、これは今まで通り、規定通りやっていくというお話がございましたが、その他、密を避けるために石破大臣の方から、分散化というのが出ております。これは最もな話であるというふうに私は受け止めておりまして、こういう分散化ができるところは分散化をしまして、落ち着くところにつけばいいということで、何らかのアクションを起こさないと、年末から年始にかけて、3密が発生しかねないということがありまして、この懸念の表明でありますから、この件の表明については共感をしておりますが、それがどういう形で分散化っていうか、あるいは休暇の延長というのができるのかですね、ここのところはまだ、これから少し詰めなくちゃならないところがあるかなと思っております。
(記者)
よろしくお願いします。今のに関連してなんですけれども、他県では職員、県庁職員の正月休みを分散化させたりとか、長期化させたりするところもあります。知事は静岡県庁の職員の休み方に関して何か検討されていることはありますか。
(知事)
既に検討してるんですね。時差出勤だとか、それから、何て言いますか、休暇を取っていただくとか、いろいろな形で、これまで春からやってきておりますので、その延長線上で、この年末から年始にかけてもですね、サービスが低下しないように、静岡県庁として、できる限り密を避けるために我々が感染すると県民に迷惑がかかりますので、一応国の動きを見ながらですね、対処していきたいと。ちょっと一般的な話になって申し訳ないですけれども、これまでやってきた連続線上で、県が決めても、国民がいろいろ形で動かれるからですね。ですから、それを見ながらサービスが低下しないように、しかし、従来、去年と違う形の対応を取らざるを得ないという認識を持っています。
(記者)
先ほどリニアの有識者会議の全面公開のお話ありましたけれども、これまで過去5回はですね、冒頭の頭撮りプラス議論の様子をモニター越しではありましたけれども、撮影が可能だったんですけれども、今回突如として、頭撮りのみという形になって、県が求める全面公開からむしろ逆行するような形に、テレビメディアとして受け取っているんですけれども、こうした国交省の姿勢について改めてどう評価されていますでしょうか。
(知事)
評価しません。約束したことを守らないといけないというふうに思いますね。後退してるのでってのは論外です。約束したことを守ってくださいと。今新しく鉄道局長が変わられたので、ただこれまで5回の運営方針見ましてもですね、この技術審議官が、座長に代わって答弁するなどという、おかしなことが起こっておりました。ですから、都合の悪いことがあるのかなというふうに、邪推もしたくなるぐらいですね。ですから、国民のための有識者会議で、しかもこれは国家プロジェクトだと。しかも国策だと。何度もうたわれているわけですから、それに関連して、政府の選んだ中立性のある識者が議論してるのを、なぜ隠すのかというふうなことはですね、誰もが感じているところです。頭撮りだけだというのは、秘密会議と一緒ではありませんか。また後からまとめたものを出すと。それが座長コメントであったり、あるいは文書であったりですね、すると。で、文書もどうも国交省の役人が書いたみたいだということですから、これは全面公開とは全く違うことでございまして、ですから、もう1回原点に戻ってですね、なぜ公開しないのだということも明らかにしなくちゃいけないんじゃないかとも思いますね。もし、委員の方々が困るというのであればですね、それもどの方が困られるのかも含めてですけれども、もともとこの会議が始まってから、委員の方々の自由な発言がしにくいという意見があるのでやめますということだったんです。しかし、委員を選定される前にこういう条件を付して委員を選定されているのでですね、ですからもう後だしで、いろんな言い訳を作っておられるということで、今までの国交省の私のイメージはですね、鉄道局は大きく変えてると思いまして、何とかここで踏み止まって、国策であるものが有識者会議でどのように議論されているのかと。水の問題はただに大井川だけにかかわらず、多くのところでも、共通の関心があるということですので、ぜひ公開していただきたいと、全面的に公開していただきたいというふうに改めて強く求めたいと思います。
(記者)
先ほどの幹事社質問で、第6回目の会議についてどういった議論を期待するかという質問があったんですけども、それについて答えがなかったのでもう1回お伺いしたいんですけれども。今回、JRが出してきた資料はJRの主張の中下流域の地下水の主要な涵養源は上流域の地下水ではないと考えられるという、補強する資料を新たに第6回目に出してきているのも受けて、知事として第6回目の会議はどういった議論がなされることを期待しているのか改めてお伺いします。
(知事)
前回の資料に対して委員の方々から不十分なので、もう一度やり直さんといかんということで今回なってるんじゃないかと思いますが、ともあれ、この中下流域への影響に関わる資料データが議論をするのに十分なデータが出ているのかどうかということもあります。差し当たってですね。今日3時からですので、前もってどういうことを議論するというよりも、どういうことを期待するというよりも、これまでの議論を踏まえて、出し渋っていたデータが全部出てくるということがまずは第1条件になるんではないかというふうに思います。
(記者)
今のお話に関連してなんですが、かねてより話題になっていた地下の湧水に関することですね、ボーリングで高圧大量湧水の発生が懸念されるという事項なんですが、今回の第6回の事前に公表された資料の中に、その記述がある資料があるんですけれども、これは何かどういうふうにご覧なってますでしょうか。
(知事)
ともかく、それは議論はですね。有識者の方たちに任せた方がいいということです。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
よろしくお願いします。この事前に公開された今日の資料に関してなんですけれども、この大井川直下の大量湧水の危険性を指摘した部分が、この非公開資料の一部であると思うんですけれども、それについて今回こういう形で、いわゆる一般公開、事実上の公開になってることに関してはいかがでしょうか。今までの行動も。
(知事)
これはひょっとすると、うちが国交省にお願いをしたこの非公開資料を公開しないという回答に対してですね、国交省が指導されたのかなともというふうに思っています。そのための国交省の役割ということで、第3項に、47、第2項目は47項目全部を議論すると。合意事項の第3項目は、国交省がJR東海を指導するということになっておりまして、それに基づいたご指導の現れかなと差し当たって受け止めております。
(幹事社)
先日、JR東海がヤードのところでボーリング調査をすると発表がありましたが、その点について受け止めを教えてください。
(知事)
はい、誠に結構なことだと思っております。今すでにあるヤードのところで、これは別にトンネルを掘る行為じゃありません、地質の調査ですから。もっと早くやるべきであったかとも思いますね。調査が不十分であるから、今、いろんな議論が出ているわけで、従って、この調査をしていただくことが大事です。と同時に、調査結果を有識者会議はもとより、専門家部会、他ですね、一般に公開するということが条件になりますので、そのことを申し入れてございますので、そういうふうになされるというふうに期待しています。 |