|
( 令和4年度 ) |
( 資料提供 )
母子父子寡婦福祉資金貸付金に係る償還額の過誤について
(要旨)
ひとり親家庭の経済的自立や扶養する児童の福祉のために各種資金の貸付けを行う母子父子寡婦福祉資金貸付金業務において、東部健康福祉センターが平成14年度から令和3年度までに処理したもののうち計17件(15人)について償還額の過誤が判明した。
(概要)
1 経緯
東部健康福祉センターにおいて、担当職員が借受人に納付の督促を行うため、貸付台帳を確認した際に償還額の過誤に気づいた。
その後、システム内に記録が残っている全ての案件(1960年〜現在までの約20,000件)について、それぞれの貸付総額と償還計画額とを突合確認したところ、計17件の過誤が判明した。なお、母子父子寡婦福祉資金貸付金業務を担っている他の3健康福祉センター(賀茂、中部、西部)においても確認したが、誤りはなかった。
2 過誤事案の状況 単位:円
対応方法 | 件数 | 貸付総額 | 償還計画額 | 過誤額 | 対応状況 |
過納 | ➀返還 | 1件
(1人) | 648,000 | 694,290 | 46,290 | 過納額返還済 |
未納 | ➁完納通知取消・追加徴収 | 3件
(3人) | 867,400 | 196,100 | ▲671,300 | 償還再開を了承済 |
償還中 | 13件
(11人) | | | | |
| ➂償還計画・減額変更 | 7件
(6人) | 4,133,400 | 5,110,559 | 977,159 | 償還金額訂正について了承済 |
➃償還計画・増額変更 | 6件
(5人) | 5,838,740 | 4,905,340 | ▲933,400 |
計 | 17件
(15人) | 11,487,540 | 10,906,289 | ▲581,251 | |
3 原因
・貸付額等の変更処理に際し、本来行うべきシステム入力が確認不足により未入力となり、償還額が正しく計算されなかった。
・システムマニュアルに一部未記載の不備があった。
・決裁時に貸付総額と償還計画額のわかる資料が添付されておらず、チェック体制が十分ではなかった。
4 対応
本過誤案件17件全てについて、借受人等に説明・了承の上、過誤額を修正した。
5 再発防止策
・同様の人為的ミスを防止するためのシステム改修を実施(R5.1月済)
・ヒヤリハット事例をテーマとした担当者間の情報交換会を定期的に開催
・システムマニュアルの随時見直し及びシステムの随時改良の実施
・決裁時のダブルチェック体制の強化(添付書類やチェック箇所等を事務取扱手引に明記)
■ 添付資料
母子父子寡婦福祉資金貸付金に係る償還額の過誤について: |
|
( 129KB ) |
提供日 |
2023年3月27日 |
担 当 |
健康福祉部 こども未来局こども家庭課 |
連絡先 |
健康福祉部こども家庭課、東部健康福祉センター福祉課 TEL 054-221-3628、055-920-2101
|
|
|