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( 令和4年度 ) |
( 資料提供 )
給食施設の「気づかず減塩」が進んでいます
(要 旨)
本県の健康課題として、「脳血管疾患による死亡の多さ」があり、脳血管疾患
の要因の一つである高血圧対策が重要です。
このため、県では、「気づいて減塩」と「気づかず減塩」の両輪で、5年間で
5%の減塩を目指す「減塩55(ゴーゴー)プログラム」に取り組んできました。
減塩の環境づくりを進める「気づかず減塩」の評価として、給食施設における
平成28年度と令和4年度の給与食塩量を比較したところ、6年間で6.6%(0.26g)
の減少が確認でき、目標を達成しました。
(内 容)
1 結果の概要
・給食施設(対象:6業種※)の給与食塩量は、平成28年度から令和4年度の間
に3.94gから3.68gへ0.26g(6.6%)減少した。
・栄養士の配置がある給食施設は給与食塩量が減少したが、栄養士の配置が無い
施設では、給与食塩量は増加していた。
・給与食塩量の平均値は、学校、社会福祉施設では毎年度、減少していた。
※6業種:学校、社会福祉施設、事業所、一般給食センター、寄宿舎、自衛隊
2 減塩に向け、給食施設を対象に行った県のこれまでの取組
・給食施設向け卓上ポップ作成・配布
・給食施設のみそ汁の塩分濃度調査
・お塩のとりかたチェック票(リーフレット、web)作成・普及
・減塩取組事例集の作成
・スーパー等の販売店と協働した減塩イベントの開催
3 今後の取組
・減塩の取組に加えて、食塩を排出する(排塩)働きのあるカリウムを多く含む
野菜の摂取量増加を目指す環境づくりを推進する。
・将来的な高血圧対策として、子どもを対象に「適塩」や「野菜摂取」等をテー
マとした絵本等の教育教材を用いた健康教育を実施する。
<減塩55(ゴーゴー)プログラムとは>
・個人の行動変容を促す「気づいて減塩」と減塩の環境整備を進める「気づかず
減塩」により、5年間で5%の減塩を目指す取組。
<給食施設とは>
・学校、事業所、社会福祉施設など特定かつ多数の人に対して継続的に食事を提供
する施設。
<減塩と血圧の関係>
・1gの減塩により、収縮期血圧が、高血圧者で1mmHg、非高血圧者で0.5mmHg低下
することがわかっています。(健康日本21(第2次)の推進に関する参考資料より)
■ 添付資料
給食施設の「気づかず減塩」が進んでいます: |
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( 94KB ) |
提供日 |
2023年3月22日 |
担 当 |
健康福祉部 健康局健康増進課 |
連絡先 |
健康増進課地域支援班 日置 TEL 054‐221-3263
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