令和3年度 記者提供資料


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( 資料提供 )

熱海市逢初川源頭部付近の安定性の評価のための現地調査結果(報告)

熱海市逢初川源頭部付近の安定性の評価のための現地調査結果について(報告)

(要旨)
    当該地域では、これまで、崩壊した盛土の他、複数の土地の改変が行われてきた。
    令和3年7月3日熱海伊豆山地内において発生した土石流の最上流部にある逢初川源頭部及びその周辺部については、二次災害防止等のため、安定性の評価が常に必要である。
    このような状況から、静岡県(熱海土木事務所、東部農林事務所)は、発災後から人とセンサー等により源頭部付近の常時監視を行うとともに、複数の職員が随時、周辺の現地状況調査を行っている。
    その結果は以下のとおり。

(内容)
1 調査箇所
  熱海伊豆山地内付近

2 調査内容と調査結果の概要
No
調査日
調査者
調査内容
( )内は調査箇所
主な調査結果
(1)
7月4日
(日)
〜6時まで
副知事
熱海土木事務所
東部農林事務所
崩壊地上部(A)
太陽光発電設備設置地周辺(B)
同南西斜面下流部(C)の状況確認
崩落地の上部に小規模なクラックがあるが、二次災害を直ちに発生させる危険性は低い
(2)
7月6日
(火)
熱海土木事務所太陽光発電設備設置地南西斜面(B)の状況確認大規模な地盤の変状は見られない
(3)
7月7日
(水)
熱海土木事務所太陽光発電設備設置地南西斜面下流部(C)の状況確認大規模な地盤の変状は見られない
(4)
7月9日
(金)
熱海土木事務所崩壊地北側の宅地造成地(D)の排水処理の状況確認崩壊地への雨水の流入は見られない
いわゆる流域変更は見られない
(5)
7月12日
(月)
くらし・環境部建築安全推進課
熱海市
崩壊地北側の宅地造成地(D)の排水処理の状況確認崩壊地への雨水の流入は見られない
(6)
7月15日
(木)
東部農林事務所
熱海土木事務所
崩壊地上部(A)及び太陽光発電設備設置地周辺(B)の状況確認7月4日調査時と比較して、大きな地盤変状は見られないことから、二次災害を発生させる危険性は低い



3 調査結果と評価
No
調査日
現地調査結果と評価 
( )内は調査箇所
(1)
7月4日
(日)
(A)
ž 崩壊地の上部にある盛土の平坦部の表流水が地下に浸透し崩壊地に流れ込んだ可能性が見られる。
ž 崩壊地の上部に小規模なクラックがあるが、崩壊土量が少ないので、二次災害を直ちに発生させる危険性は低い。
(B)
ž 太陽光発電設備設置地から逢初川へ、表流水が流入した形跡は見られない。
ž 太陽光発電設備設置地では、雨水による洗堀が見られるが、地すべりによる亀裂などの大規模な地盤の変状は見られない。
(C)
ž 雨水が表面を流れた形跡が見られるが、地すべりによる亀裂など大規模な地盤の変状は見られない。
(2)
7月6日
(火)
(B)
ž 太陽光発電設備設置地では、雨水による洗堀が見られるが、地すべりによる亀裂などの大規模な地盤の変状は見られない。
ž 太陽光発電設備設置地からの雨水は太陽光発電設備設置地の南側にある渓流に流れており、崩壊地に流れ込んだ形跡は見られない。
(3)
7月7日
(水)
(C)
ž 雨水が表面を流れた形跡が見られるが、地すべりによる亀裂など大規模な地盤の変状は見られない。
(4)
7月9日
(金)
(D)
ž 崩壊地北東部の宅地造成地内の雨水は水路を流れ、同造成地の東側の宅地造成地内の水路に流入し、逢初川ではなく、その北側の渓流に流れており、崩壊地への雨水の流入は見られない。
ž これらの水路から雨水があふれて崩壊地に流れ込む可能性は否定できないが、調査日ではその形跡は見られない。
(5)
7月12日
(月)
同上
(6)
7月15日
(木)
(A)
ž 7月4日調査時と比較して、クラックの大きさに変化は見られないこと、その他大きな地盤変状は見られないことから、二次災害を発生させる危険性は低い。
(B)
ž 7月4日調査時と比較して、雨水の洗堀の深さに変化は見られない。また、地すべりによる亀裂は生じていない。

提供日:2021年7月16日
担 当:交通基盤部熱海土木事務所、経済産業部東部農林事務所
連絡先:企画班(0557-82-9172) 治山班(055-920-2172) TEL

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