( 資料提供 )
令和3年 春季賃上げ要求・妥結状況(最終報 6月25日現在)
令和3年 春季賃上げ要求・妥結状況(最終報 6月25日現在)
〜妥結額4,841円、賃上げ率1.64%で前年同期(5,446円、1.85%)を下回る〜
1 概況(最終報 6月25日現在)
県内の調査対象民間労働組合500組合のうち、288組合から有効回答があり、そのうち、春季賃上げの要求を行った組合は257組合であった。
これら257組合の平均要求額は、加重平均で6,515円、賃上げ率で2.21%であった。
また、257組合のうち、6月25日までに妥結した256組合の平均妥結額は、加重平均で4,841円、賃上げ率で1.64%であった。
2 前年同期との比較(加重平均)
(1) 平均要求額
春季賃上げの要求を確認できた257組合の平均要求額を、前年同期(223組合、7,851円、2.66%)と比較すると、金額で1,336円、賃上げ率で0.45ポイント、ともに下回った。
(2) 平均妥結額
春季賃上げの要求を確認できた257組合のうち、6月25日までに妥結した256組合の平均妥結額を前年同期(218組合、5,446円、1.85%)と比較すると、金額で605円、賃上げ率で0.21ポイント、ともに下回った。
3 業種別妥結状況
回答数の多かった「製造業」、「運輸業・郵便業」の妥結状況をみると、「製造業」は、平均妥結額が4,854円(1.60%)で、前年同期(5,535円、1.82%)と比べて下回った。
一方、「運輸業・郵便業」は平均妥結額が3,061円(1.22%)で、前年同期(2,730円、1.05%)と比べて上回った。
4 企業規模別妥結状況
従業員規模別に妥結状況をみると、「300人以上」では4,894円(1.64%)、「299人以下」では3,661円(1.45%)であった。
5 令和3年春季賃上げ妥結状況の特徴
平均要求額は対前年同期比17.02%減、平均妥結額は対前年同期比11.11%減であった。また、「300人以上」と「299人以下」の企業の、平均妥結額の差が1,233円となり(前年は1,519円)、大手・中小企業の差は前年より小さくなった。
提供日 |
2021年7月6日 |
担 当 |
経済産業部 就業支援局労働雇用政策課 |
連絡先 |
労働政策班 TEL 054-221-2338
|
|