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ホーム > 記者提供資料 > 72万人のビッグデータを分析〜令和元年度特定健診データ分析結果〜

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記者提供資料
( 令和3年度 )


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( 資料提供 )

72万人のビッグデータを分析〜令和元年度特定健診データ分析結果〜



72万人のビッグデータを分析

〜令和元年度特定健診データ分析結果〜



1 要旨

 静岡県では、平成21年度(平成20年度分健診データを利用)から、医療保険者の協力を得て、特定健診(メタボ健診/対象者40〜74歳)のデータを分析しています。

 今年度は、県内に本部・県支部を置く全87医療保険者の協力を得て、令和元年度特定健診データ約72万人分を分析しました。

 今回のトピックスは次のとおりです。
  • 男女ともメタボリックシンドローム(メタボ)、肥満者は5年で約1割増加 (資料P5、6)
  • 女性の高血圧有病者は減少傾向、高血圧予備群は男女とも減少傾向(資料P8)
  • 「20歳からの体重増加10kg以上」及び「毎日飲酒」の2項目で、男女とも  「血圧高め」と有意な関連(資料P18)

2 分析結果

(1)県内全保険者からデータ提供のあった平成27年度データを基準とした5年間
   の経年分析

  平成27年度を基準(100)とした標準化該当比を算出し、経年比較を行った。

 ・メタボリックシンドローム該当者は年々増加し、令和元年度は、男性110.4、
  女性109.6(資料P5)

 ・肥満者も年々増加し、令和元年度は、男性108.0、女性109.7(資料P6)

 ・高血圧有病者は、女性では減少傾向がみられ、令和元年度は96.8(資料P8)

  ※標準化該当比:受診者の性別年齢構成が年度間で異なるのを補正する目的で、
   標準化死亡比(SMR)の計算方法に準じて、年齢を調整して算出した指標。

(2)血圧が高めの人とそうでない人の違いを分析

  高血圧予防には、まだ若い、高血圧と言われる前からのアプローチも重要
 である。

  そこで、40−50歳代の「血圧が高め」の人とそうでない人との生活習慣等
 の違いをみることとした


表 成人の血圧値の分類(mmHg)
※ 高血圧治療ガイドライン2019,診察室血圧


  血圧は、食塩の過剰摂取、肥満、飲酒、運動不足、ストレスや、遺伝的体質な
 どが組み合わさって起こると考えられているため、特定健診の問診項目のうち、
 以下の5項目について分析を行った。
  • 20歳からの体重増加10kg以上
  • 運動習慣
  • 1時間以上の身体活動
  • 歩行速度
  • 飲酒頻度
 ・「20歳からの体重増加10kg以上」及び「毎日飲酒」の2項目で、男女とも「血
  圧高め」と有意な関連があった。(以下、資料P18)

 ・肥満だけでなく、「20歳からの体重増加10kg以上あり」も血圧上昇に関係して
  いると考えられる

 ・毎日飲酒ありの者は、そうでない者に比べ、男性の40歳代で1.67倍、50歳代で
  1.65倍、女性の40歳代で1.69倍、50歳代で1.52倍、「血圧高め」であった

 ・どちらの項目でも、50歳代より40歳代で、「血圧高め」との関連がより強かっ
  た。


3 分析結果から得られた今後の対策

・若い頃から体重増加を防ぐ働きかけの重要性及び毎日の飲酒の血圧上昇のリスク
 について、保健指導等で活用してもらえるよう、会議、研修会等の場を活用し、
 市町、医療保険者等への普及啓発を行う。

■ 添付資料

72万人のビッグデータを分析〜令和元年度特定健診データ分析結果〜:

72万人のビッグデータを分析〜令和元年度特定健診データ分析結果〜

( 106KB )

説明資料 :

説明資料

( 567KB )


提供日 2022年2月25日
担 当 健康福祉部 健康局健康政策課
連絡先 健康企画班 TEL 054-221-2402

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