( 資料提供 )
平成30年度特定健診データ分析の結果
1 要旨
静岡県では、県内に本部・県支部をおく87医療保険者の協力を得て、平成30年度特定健診データ約71万人分を分析しました(特定健診対象者は40〜74歳)。
・男女ともメタボリックシンドローム(メタボ)、肥満者は年々増加(資料P6、7)
・女性の高血圧有病者は減少傾向、高血圧予備群は男女とも減少傾向(資料P9)
・県中西部地域は運動習慣や身体活動、東部伊豆地域は食生活に課題が存在(資料P16〜25) |
2 分析結果:生活習慣病の有病者の割合(県全体)
| (男)平成30年度(前年度) | (女)平成30年度(前年度) |
メタボ該当者・予備群 | 38.2%(37.8%) | 11.4%(11.2%) |
高血圧症有病者 | 38.7%(38.7%) | 29.3%(29.7%) |
糖尿病有病者 | 12.4%(12.1%) | 6.1%(6.1%) |
習慣的喫煙者 | 32.8%(33.0%) | 8.4%(8.4%) |
(平成30年度静岡県独自収集データ数 708,261件)
3 《新たな取組》生活習慣病のリスクとなる生活習慣のマップ化
質問票から得られた生活習慣の状況について、標準化該当比(※)を算出しマップ化しました。
西部・中部地域では運動習慣が無い人や身体活動を1日1時間以上実施していない人が多く、東部・伊豆地域では就寝前2時間以内に夕食をとる人や週3回以上朝食を抜くことがある人が多くみられました。
※標準化該当比:受診者の性別年齢構成が市町により異なるのを補正する目的で、標準化死亡比(SMR)の計算方法に準じて、年齢を調整して算出した指標。
4 今後の対策
(1)メタボを増やさない対策
市町及び医療保険者と連携し、メタボになる前から、運動習慣や食習慣の改善、禁煙などの望ましい生活習慣の定着に向けて意識醸成を推進。
(2)きめ細やかな分析と支援
引き続き、特定健診データの分析・評価を行うと共に、市町及び医療保険者へ結果を情報提供し、健康課題の解決・予防に向けた取組を支援。
提供日 |
2021年1月27日 |
担 当 |
健康福祉部 健康局健康増進課 |
連絡先 |
総合健康班 TEL 055-973-7002
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