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ホーム > 記者提供資料 > 飼料用トウモロコシにおける、害虫「ツマジロクサヨトウ」の県内初確認

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記者提供資料
( 令和2年度 )


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( 資料提供 )

飼料用トウモロコシにおける、害虫「ツマジロクサヨトウ」の県内初確認



飼料用トウモロコシにおける、害虫「ツマジロクサヨトウ」の県内初確認について

(要旨)
 浜松市に設置したツマジロクサヨトウ等フェロモントラップにおいて、これまで県内で発生が確認されていなかった害虫「ツマジロクサヨトウ」の雄成虫が捕獲されました。今後、発生の拡大が予想されるため、飼料作物等の生産者に対して注意喚起をします。

(概要)
1 対象作物及び害虫
(1)対象作物:飼料用トウモロコシ等
(2)害虫名 :ツマジロクサヨトウ

2 被害状況
 雄成虫1頭のみの捕獲のため、被害は確認されていない。
 幼虫が寄生した場合は、植物の茎、葉、花及び果実を食害する。若齢幼虫は葉を裏側から集団で食害し、成長すると食害しながら分散する。
 摂食量が多く、食害部には多量の糞が散在する。

3 防除対策
(1)多発すると被害が拡大する恐れがあることから、ほ場をよく見回り幼虫の早期発見に努める。
(2)本種の幼虫の寄生が確認された場合、植物防疫法第29条第1項に基づく措置(有害動植物の防除等の措置)として、国の選定した薬剤による散布指導を行う。
農林水産省「ツマジロクサヨトウの薬剤防除に使用できる農薬一覧」
https://www.maff.go.jp/j/syouan/syokubo/keneki/k_kokunai/tumajiro.html
(3)本種が寄生していた場合、幼虫の分散及び蛹の残存を防ぐため、早期収穫に努めるとともに、収穫後は直ちに耕耘する。

4 発生状況
(1)本種は南北アメリカ原産で、2016年にアフリカ大陸で発生が確認された後、分布域を拡大。
(2)国内では、令和元年7月に鹿児島県の飼料用トウモロコシで初めて確認され、現在までに31府県で確認されている。

5 寄主植物
  アブラナ科(カブ等)、イネ科(トウモロコシ、イネ、サトウキビ等)、ウリ科(キュウリ等)、キク科(キク等)、ナス科(トマト、ナス等)、ナデシコ科(カーネーション)、ヒルガオ科(サツマイモ等)、マメ科(ダイズ等)などの広範囲な作物に寄生する。

6 情報の問合せ先
 ・病害虫防除所:0538-36-1543
  https://www.agri-exp.pref.shizuoka.jp/boujo/boujo.html


提供日 2020年7月22日
担 当 経済産業部 農林技術研究所
連絡先 病害虫防除所 TEL 0538-36-1543

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