令和2年度 記者提供資料
( 資料提供 )
「令和元年度大気汚染及び水質汚濁等の状況」の公表
県内の大気、水質、ダイオキシン類、自動車騒音等の状況を公表します |
県内の大気、水質、ダイオキシン類、自動車騒音等について、令和元年度に県及び関係機関が調査した結果を「令和元年度大気汚染及び水質汚濁等の状況」として公表します。
(調査結果の概要)
区分 | 内容 |
大気の状況 | ・二酸化硫黄(SO2)、二酸化窒素(NO2)、一酸化炭素(CO)、浮遊粒子状物質(SPM)及び微小粒子状物質(PM2.5)は、全有効測定局(SO2:30局、NO2:45局、CO:4局、SPM:41局、PM2.5:29局)で環境基準を達成 ・光化学オキシダントは、依然として全有効測定局(43局)で環境基準を未達成 ・ベンゼン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン及びジクロロメタンは、全測定地点(14地点)で環境基準を達成 |
水質の状況 | ・生活環境項目のBOD及びCOD(注1)は河川、湖沼、海域の120測定地点中、112地点(93%)で環境基準を達成、健康項目(注2)は、全測定地点(134地点)で環境基準を達成 ・地下水の環境モニタリング調査では、45測定地点中、42地点(93%)の測定地点で環境基準を達成 |
ダイオキシン類の状況 | ・大気、水質、底質及び土壌のダイオキシン類は、144測定地点中、143地点(99%)で環境基準を達成 |
自動車騒音の状況 | ・昼間及び夜間における環境基準の達成率は、全時間帯達成したのは96.6%、昼間のみは1.1%、夜間のみは0.4% |
航空機騒音の状況 | ・富士山静岡空港周辺は、全測定地点(2地点)で環境基準を 達成 ・航空自衛隊浜松基地周辺は、全測定地点(2地点)で環境基 準を達成 |
新幹線騒音の状況 | ・新幹線鉄道沿線地域(軌道から25m)の環境基準については 26測定地点中、16地点(61.5%)で環境基準を達成 |
注2:重金属、有機溶剤等の有害化学物質
令和元年度の調査において、基準超過した地点については、今後も監視し、経過を見守ってまいります。また、本県の大気、水質、騒音等の状況についても監視を継続するとともに、関係事業者に対する監視や指導等を着実に行うことで、生活環境の保全を図ってまいります。
【参考】環境基準達成率(達成地点(局)数/測定地点(局)数)
令和元年度 大気汚染及び水質汚濁等の状況
1 大気の状況(1)一般環境大気
項 目 | 令和元年度 | 平成30年度 |
二酸化硫黄 | 100%( 30/ 30) | 100%( 33/ 33) |
二酸化窒素 | 100%( 45/ 45) | 100%( 46/ 46) |
一酸化炭素 | 100%( 4/ 4) | 100%( 4/ 4) |
浮遊粒子状物質 | 100%( 41/ 41) | 100%( 42/ 42) |
微小粒子状物質(PM2.5) | 100%( 29/ 29) | 96%( 27/ 28) |
光化学オキシダント | 0%( 0/ 43) | 0%( 0/ 43) |
項 目 | 令和元年度 | 平成30年度 |
二酸化硫黄 | 100%( 1/ 1) | 100%( 1/ 1) |
二酸化窒素 | 100%( 10/ 10) | 100%( 10/ 10) |
一酸化炭素 | 100%( 9/ 9) | 100%( 8/ 8) |
浮遊粒子状物質 | 100%( 9/ 9) | 100%( 10/ 10) |
微小粒子状物質(PM2.5) | 100%( 7/ 7) | 100%( 7/ 7) |
項 目 | 令和元年度 | 平成30年度 |
ベンゼン | 100%( 14/14) | 100%( 14/ 14) |
トリクロロエチレン | 100%( 14/14) | 100%( 14/ 14) |
テトラクロロエチレン | 100%( 14/14) | 100%( 14/ 14) |
ジクロロメタン | 100%( 14/14) | 100%( 14/ 14) |
2 水質の状況
(1)河川、湖沼、海域
項 目 | 令和元年度 | 平成30年度 |
生活環境項目河川(BOD) | 100%( 64/ 64) | 100%( 64/ 64) |
生活環境項目湖沼(COD) | 50%( 1/ 2) | 50%( 1/ 2) |
生活環境項目海域(COD) | 87%( 47/ 54) | 96%( 52/ 54) |
合計 | 93%(112/ 120) | 97%(117/120) |
項 目 | 令和元年度 | 平成30年度 |
生活環境項目全窒素(浜名湖) | 66%( 2/ 3) | 100%( 3/ 3) |
生活環境項目全燐(浜名湖) | 100%( 3/ 3) | 66%( 2/ 3) |
生活環境項目全燐(佐久間ダム貯水池) | 100%( 1/ 1) | 100%( 1/ 1) |
健康項目(シアン、水銀等) | 100%(134/134) | 100%(134/134) |
項 目 | 令和元年度 | 平成30年度 |
環境モニタリング調査* | 93%( 42/ 45) | 97%( 45/ 46) |
定点モニタリング調査** | 75%( 94/125) | 73%( 88/119) |
- 地点数は変動する。
3 ダイオキシン類の状況
項 目 | 令和元年度 | 平成30年度 |
大気 | 100%( 20/ 20) | 100%( 23/ 23) |
水質(河川、海域、湖沼) | 98%( 42/ 43) | 100%( 43/ 43) |
水質(地下水) | 100%( 19/ 19) | 100%( 19/ 19) |
土壌 | 100%( 21/ 21) | 100%( 25/ 25) |
底質(河川・海域・湖沼) | 100%( 41/ 41) | 100%( 46/ 46) |
合計 | 99%(143/144) | 100%( 156/ 156) |
項 目 | 令和元年度 | 平成30年度 |
全時間帯達成 | 96.6%(256,345戸) | 96.6%(242,151戸) |
昼間のみ達成 (午前6時〜午後10時) | 1.1%( 2,830戸) | 1.0%( 2,525戸) |
夜間のみ達成 (午後10時〜午前6時) | 0.4%( 1,084戸) | 0.4%( 902戸) |
未達成 | 2.0%( 5,242戸) | 2.1%( 5,168戸) |
評価対象戸数 | 265,501戸 | 250,746戸 |
飛 行 場 | 令和元年度 | 平成30年度 |
富士山静岡空港 | 100%( 2/ 2) | 100%( 7/ 7) |
航空自衛隊静浜基地 | ― | 100%( 2/ 2) |
航空自衛隊浜松基地 | 100%( 2/ 2) | 100%( 2/ 2) |
- *令和元年度以降、静浜基地4地点、富士山静岡空港4地点を4年で一巡するように、
毎年2地点ずつ調査を実施している。
*令和元年度には、富士山静岡空港2地点で調査を実施した。
*航空自衛隊浜松基地は4地点を毎年2地点ずつ調査を実施している。
軌道中心からの距離 | 令和元年度 | 平成30年度 |
25m | 61.5%( 16/26) | 50.0%( 13/ 26) |
50m | 88.5%( 23/26) | 84.6%( 22/ 26) |
《過去5年間の調査結果の動向など》
[大気] ほぼ全ての項目において環境基準達成率100%で推移。ただし、光化学オキシダントについては、全有効測定局で環境基準を未達成。(全国的に同様の傾向)
[水質] 海域CODは、西駿河湾での環境基準超過が継続。湖沼CODは、佐鳴湖において、類型設定以降、47年間環境基準未達成。全窒素の環境基準超過地点は、H27にも超過。地下水については、環境モニタリング調査で汚染が判明した地点については、定点モニタリング調査として継続監視。
[ダイオキシン類] 基準値超過の河川はH28にも超過。その他の項目は、達成率100%を継続。
[自動車騒音] 全時間帯については、95%前後の達成率で推移。
[航空機騒音] 富士山静岡空港では開港以来達成率100%を継続。浜松基地ではH26、H28に基準超過。(基準超過した場合には、防衛省に改善を要請)
[新幹線騒音] 一部定点測定ではないものの全体としては改善傾向。(例年、近隣の新幹線沿線地域と連携して東海旅客鉄道株式会社に改善を要請)
提供日:2020年8月25日
担 当:くらし・環境部 環境局生活環境課
連絡先:大気水質班 石河 TEL 054-221-2253
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