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ホーム > 記者提供資料 > オリーブにおける害虫「オリーブカタカイガラムシ」の県内初確認

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記者提供資料
( 令和2年度 )


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( 資料提供 )

オリーブにおける害虫「オリーブカタカイガラムシ」の県内初確認



オリーブにおける、害虫「オリーブカタカイガラムシ」の県内初確認について

(要旨)
 東部地域のオリーブ園地において、害虫「オリーブカタカイガラムシ」による被害が県内で初めて確認されました。今後、オリーブにおいて発生が懸念されるため、生産者に対して注意喚起をします。

(概要)
1 対象作物及び害虫
(1)対象作物:オリーブ
(2)害虫名 :オリーブカタカイガラムシ

2 分布
 世界中の熱帯・亜熱帯地方に広く分布する。環境省の移入種(外来種)リストでは国内に定着していると報告されている。

3 加害植物
 オリーブ、カンキツ類、ガジュマル、アボカド、グアバ、マンゴー、モクタチバナ、アカテツ、コーヒーノキなど様々な樹木類に寄生する。

4 形態及び生態
 雌成虫は体長が3〜4mmで楕円形〜円形である。未成熟成虫のうちは淡褐色の扁平で、背面に「工」字形の隆起がある。成熟した成虫になると、半球状に膨らみ、著しく硬化して、光沢を欠いた暗褐〜紫黒色となる。
 小笠原諸島、南西諸島では、野外で年に数世代を繰り返し、幼虫は周年発生するため、年間を通して幼虫〜成虫が観察される。一般的には単為生殖である。雌成虫は寄主に固着し、卵を数百個産下する。

5 被害
 枝、葉に寄生し、多発すると排泄液(甘露)で、枝、葉、果実がべたついたり、すす病が誘発される。

6 防除対策
 ・現在、オリーブのカイガラムシ類への登録農薬がないため、本種に寄生された枝や葉は、見つけ次第除去し処分する。
 ・オリーブの苗を定植する場合には、本種の寄生に十分注意する。

7 情報の問合せ先
 病害虫防除所:0538-36-1543
 https:www.agri-exp.pref.shizuoka.jp/boujo/boujo.html


提供日 2020年11月20日
担 当 経済産業部 静岡県病害虫防除所
連絡先  TEL 0538-36-1543

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