（ 資料提供 ）
令和元年静岡県地価調査結果の概要
国土利用計画法施行令第９条の規定に基づき、令和元年７月１日を基準日とした県内610地点の基準地についての地価調査の結果を公表します。
１ 地価の動向
県内の地価は全用途で下落したが、下落幅は縮小した。昨年同様、利便性の良い住宅地・工業地に需要が集中し地価の上昇が見られるほか、再開発やインフラ整備が進む駅周辺の中心商業地では堅調な投資需要や観光客の増加等から高い上昇が見られた。一方、利便性が劣り、高齢化・過疎化から新規需要が入らない沿岸部等では下落が拡大した所も見られた。
２ 結果の概要
（１）平均価格、平均変動率
| 区分 | 平均価格（円／ｍ２）※１ | 平均変動率（％） ※２ | 調査地点数（継続） | 令和元年地方圏平均変動率 | 令和元年全国平均変動率 |
令和元年 | 平成30年 | 令和元年 | 平成30年 | 令和元年 | 平成30年 |
| 住宅地 | 65,300 | 65,500 | ▲1.0 | ▲1.1 | 411（409） | 411（409） | ▲0.5 | ▲0.1 |
| 商業地 | 142,800 | 141,300 | ▲0.1 | ▲0.3 | 149（147） | 149（146） | 0.3 | 1.7 |
| 工業地 | 47,100 | 47,200 | ▲0.2 | ▲0.4 | 25（25） | 25（24） | 0.4 | 1.0 |
| 林地 | 451 | 428 | ▲1.4 | ▲1.7 | 25（24） | 25（24） | − | − ※３ |
※１：全調査地点の平均価格 ※２：継続調査地点の平均変動率 ※３：林地の全国平均変動率は未公表
○平均変動率は、住宅地、商業地及び工業地が11年連続の下落となり、林地は28年連続の下落となった。林地を含む全ての用途で下落幅が縮小した。
○昭和62年を100とした指数は、住宅地が80.4、商業地が47.9である。
（２）平均変動率の市町順位 ※市町名右の（ ）内は継続地点数
順位 | 上位（全用途） | 順位 | 下位（全用途） |
市町名 | 変動率（％） | 市町名 | 変動率（％） |
１ | 長泉町（４） | 0.6 | １ | 松崎町（３） | ▲3.5 |
２ | 三島市（14） | 0.3 | ２ | 西伊豆町（５） | ▲3.0 |
３ | 浜松市（109） | 0.2 | ３ | 伊豆市（11） | ▲2.7 |
４ | 御殿場市（12） | 0.2 | ４ | 牧之原市（６） | ▲2.6 |
５ | 清水町（４） | ▲0.1 | ５ | 焼津市（７） | ▲2.5 |
※同じ変動率で順位が異なるのは、小数点第２位以下の四捨五入によるもの
○上昇した地点は住宅地62地点、商業地44地点、工業地６地点（※30年：住宅地53地点、商業地46地点、工業地６地点）、横ばい地点は住宅地90地点、商業地29地点、工業地８地点（※30年：住宅地91地点、商業地21地点、工業地７地点、林地１地点）、下落した地点は366地点（※30年：378地点）である。引き続き、過半数の地点で下落した。住宅地の上昇地点は増加したが、商業地の上昇地点は減少、工業地の上昇地点は昨年と同数であった。※継続調査地点数：計605
○全用途の平均変動率１位・２位は、首都圏からの通勤圏となっている三島駅周辺の市町が占めており、下位は過疎地域や沿岸部地域を含む市町が多い。
（３）市町別最高価格地点の順位 ※１坪当たりの価格は１坪＝3.3058ｍ２として換算し、千円未満を四捨五入したもの
順位 | 住宅地 | 順位 | 商業地 |
市町名（基準地番号） | 価格 | 変動率 | 市町名（基準地番号） | 価格 | 変動率 |
（円/ｍ２） | （万円/坪） | （％） | （円/ｍ２） | （万円/坪） | （％） |
１ | 静岡市
（葵−７） | 268,000 | 88.6 | ＋2.7 | １ | 静岡市
（葵５−10） | 1,500,000 | 495.9 | ＋1.4 |
２ | 浜松市
（中−11） | 164,000 | 54.2 | ＋3.1 | ２ | 浜松市
（中５−７） | 643,000 | 212.6 | ＋4.2 |
３ | 三島市
（三島−２） | 159,000 | 52.6 | ＋1.3 | ３ | 三島市
（三島５−４） | 311,000 | 102.8 | ＋0.6 |
４ | 沼津市
（沼津−１） | 149,000 | 49.3 | ±0.0 | ４ | 沼津市
（沼津５−７） | 298,000 | 98.5 | ▲1.3 |
５ | 長泉町
（長泉−３） | 136,000 | 45.0 | ±0.0 | ５ | 熱海市
（熱海５−１） | 166,000 | 54.9 | ＋5.7 |
○住宅地１位の静岡市（葵−７）は31年連続、商業地１位の静岡市（葵５−10）は21年連続の１位。
○住宅地及び商業地の順位は昨年と同じである。
| 提供日 |
2019年9月12日 |
| 担 当 |
交通基盤部 都市局土地対策課 |
| 連絡先 |
土地対策班 TEL 054-221-3371
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