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ホーム > 記者提供資料 > (仮称)静岡市歴史文化施設建築計画に関する意見の提出

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記者提供資料
( 平成31年度 )


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( 資料提供 )

(仮称)静岡市歴史文化施設建築計画に関する意見の提出



 本日(令和2年2月26日)、静岡市から県に対し、旧青葉小学校跡地における(仮称)静岡市歴史文化施設の建築計画の変更にあたっての、「静岡市中高層建築物の建築に係る紛争の予防及び調整に関する条例」に基づく説明がありました。
 その席上で、当該施設の建築計画に関する県の意見を静岡市に提出しました。


(以下 静岡市へ提出)

令和2年2月26日

静岡市観光交流文化局長 大石 貴生 様
静岡県経営管理部理事 山梨 正人
(仮称)静岡市歴史文化施設の建築計画に関する意見

貴市が旧青葉小学校跡地に計画する(仮称)静岡市歴史文化施設についての当方の意見は、平成31年3月5日付けで静岡市観光交流文化局長中島様あてお伝えした「意見」のとおりです。
当該意見をお伝えした以降も、旧青葉小学校跡地において、戦国時代末期の道や武家屋敷の石垣の遺構が、また、駿府城跡地では、天守台や金箔瓦に続き、小天守とみられる新たな石垣遺構が発見され、全国的な関心を集めています。
歴史文化施設の現行計画を策定した時と状況は大きく変化しています。歴史博物館を整備すること自体を否定するものではありませんが、現行計画は一旦棚上げし、拙速に施設建設に着手することは避けるべきであると考えます

(1) 駿府城跡地等の遺構は、それ自体が博物館機能を有しています。他の博物館の例にあるように、ガラス張りの床の下に遺構そのものを見られるようにすれば、それ自体が博物館になります。天守閣再建の構想がありますが、そこに博物館機能を持たせることもできます。旧青葉小学校跡地への博物館の建設は、二重投資を生むリスクがあります。

(2) 発掘調査の結果を踏まえ、遺構の保存や見せ方に加え、天守台や天守閣の再建についての方針を定めていくことが喫緊の課題となっています。かつての三の丸の地である旧青葉小学校跡地の利活用のあり方についても、将来を見据える中で捉え直し、再考すべきです。

(3) こうした計画や方針は、市民や専門家も交え、広く議論を行い決定すべきです。例えば、「(仮称)静岡市歴史文化施設建設基本計画(H28.3策定)」中に、「歴史文化施設は民間施設との複合化を前提として建設」として記載のある民間施設を、今後、歴史文化施設の隣地に誘致するとのことですが、市民との間で十分議論された様子は伺えません。

(4) 建設予定地において発見された遺構の保護については、文化財保護法に基づく協議を行うことになっていますが、一部を除き協議が進んでいません。まずは、貴重な遺構の適切な保護について検討、協議いただくようお願いします。


提供日 2020年2月26日
担 当 経営管理部 財務局管財課
連絡先 竹田 TEL 054-221-2855

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