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ホーム > 記者提供資料 > マダニが媒介する感染症「日本紅斑熱」に注意しましょう!

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記者提供資料
( 平成31年度 )


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( 資料提供 )

マダニが媒介する感染症「日本紅斑熱」に注意しましょう!



−危機管理情報−
マダニが媒介する感染症「日本紅斑熱」に注意しましょう!
〜県内で「日本紅斑熱」が2例届出されました〜


1 要旨
     令和元年5月15日及び16日に熱海保健所管内の医療機関から「日本紅斑熱」の発生届がありました。いずれの患者も現在、回復に向かっております。患者は、5月初旬頃、日本紅斑熱の病原体を保有するマダニに咬まれたことにより感染したと推定されています。春から秋にかけてマダニの活動が盛んです。レジャーや農作業などで野山や草むら、畑などに入る場合には十分な注意が必要です。

2 発生状況
1事例目
2事例目
患者情報70歳代 男性 神奈川県湯河原町在住70歳代 女性 静岡県熱海市在住
発病年月日令和元年5月11日(皮疹、発熱)令和元年5月6日(皮疹)
発生届報告年月日令和元年5月15日令和元年5月16日
その他患者は日頃、所有する山の畑で農作業をしている。患者は日頃、畑(1例目とは別の地域)で農作業をしている。

3 日本紅斑熱とは 
(1)感染経路
    • 日本紅斑熱リケッチアという病原体を保有するマダニに咬まれることで感染します。
    • 人から人へ感染して広がることはありません。

(2)症状・治療
    • マダニに咬まれてから2〜8日で、高熱、発疹を呈し、重症化すると死に至ることもあります。
    • 治療の第一選択薬はテトラサイクリン系抗菌薬で、ニューキノロン系抗菌薬が有効という報告もあります。
      4 注意喚起
        (1)マダニに咬まれないようにしましょう!
          • 特にマダニの活動が盛んな、春から秋にかけて注意が必要です。
          • レジャーや農作業などで、野山や草むら、畑などに入る場合は、帽子、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用し、肌の露出を少なくしてください。
          • マダニ用に市販されている忌避剤はありますが、マダニの付着を完全に防ぐことはできませんので、他の防護手段と組み合わせて対策を取りましょう。
        (2)屋外活動後は、マダニに咬まれていないか確認しましょう!
          • マダニに咬まれた場合は、数日間、体調の変化に注意しましょう。
          • 発熱・発疹の症状が見られたら、早めに医療機関を受診し、マダニに咬まれた可能性があることを伝えましょう。





5 日本紅斑熱の過去5年間患者数 (人)          平成31年は5月16日時点
平成26年
平成27年
平成28年
平成29年
平成30年
平成31年
全国
241
215
277
337
305
22
静岡県
0
2(1)
2(1)
6(2)
3※
2
静岡県届出患者の住所地
1.沼津市
2.伊豆の国市
1.沼津市
2.伊東市
1.熱海市
2.伊豆の国市
3.沼津市
4.沼津市
5.沼津市
6.沼津市
1.三島市
2.伊東市
3.伊東市
1.神奈川県湯河原町
2.熱海市
患者性別(年代)
1.男(60代)
2.女(70代)
1.女(70代)
2.男(70代)
1.女(80代)
2.男(50代)
3.女(70代)
4.男(70代)
5.女(80代)
6.女(70代)
1.男(50代)
2.男(70代)
3.女(70代)
1.男性(70代)
2.女性(70代)
()内は死亡患者数再掲
※平成29年10月に発症したが、検体量が少なく平成30年に入って診断された事例1件を含む。
「静岡県届出患者の住所地」内の番号と「患者性別(年代)」内の番号は整合しており、死亡患者はゴシックとしている。


提供日 2019年5月16日
担 当 健康福祉部 医療健康局疾病対策課
連絡先 疾病対策課 感染症対策斑 環境衛生科学研究所 微生物部 TEL 054-221-2986(疾病対策課) 054-245-0223(環境衛生科学研究所)

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