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( 平成31年度 ) |
( 資料提供 )
清水港におけるアカカミアリの確認
1 要旨
清水港袖師第一埠頭のコンテナヤードで、9月20日(金)に環境省関東地方環境事務所が実施した調査において発見されたアリが、特定外来生物であるアカカミアリであることが確認された。
アカカミアリについては、国内で16都府県への侵入が確認されており、本県では10例目(本年度2度目)の確認となる。
2 アカカミアリの概要
・体長3.0〜8.0mmで裸地や草地などの比較的開けた環境に生息。国内では硫黄島で定着。
・ヒアリに比べると毒は弱いと言われているが、刺されるとアルカロイド系の毒によって痛みを覚え、水泡状に腫れる。
3 経緯
日時 | 状況 |
9月19日(木)
〜20日(金) | 環境省の調査委託を受けた専門業者が調査を実施する。 |
9月20日(金)
14:00頃 | 環境省関東地方環境事務所から県自然保護課に、清水港袖師第一埠頭のコンテナヤード内で目視による調査を行っていたところ、ヒアリ類と疑われるアリが巣穴に出入りする様子を確認したとの連絡あり。 |
14:20頃 | 自然保護課から港湾企画課、清水港管理局、静岡市環境創造課に情報提供した。 |
16:30頃 | 調査を実施した専門業者が、捕獲した個体をふじのくに地球環境 史ミュージアムの岸本教授へ輸送し、個体の同定を依頼した。 |
17:30頃 | 岸本教授から自然保護課に、同定の結果アカカミアリであると報
告があった。 |
4 県の対応等
・9月21日(土)9時より、岸本教授と清水港管理局、自然保護課による現地調査と緊急的防除を実施予定。
・調査結果を踏まえ、今後の対策を検討し防除対策を進める。
・清水港管理局は、岸本教授の指導のもと監視・パトロールを継続的に行い、早期発見・防除に努める。
・清水港管理局は、コンテナ管理、倉庫、運輸、荷主等の事業関係者にアカカミアリが確認されたことを周知する。
5 その他
現地調査は荷役活動中のコンテナヤード内で行われます。安全のため、調査中の現地への立ち入りは御遠慮ください。
取材を希望される場合は、調査終了後、場外にて対応いたします。
提供日 |
2019年9月20日 |
担 当 |
くらし・環境部 環境局自然保護課 |
連絡先 |
鳥獣捕獲管理班 TEL 054-221-3332
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